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2012-09-11
「愛と誠」を大人買いするカミさん。
漫画 |
カミさん曰く。KCコミックス版(全16巻)を持っていたけど、度重なる引越しで手元から無くなり幾星霜。文庫版で出ていた時も買い逃し、それも絶版になっていたところ、今年三池崇史監督によりミュージカル仕立てで再映画化されたのをきっかけに、新文庫版全10巻が再刊されたらしい。で、BOOKOFFで探していたけどなかなか見つからず、結局Amazonで全巻一気に新刊購入したんだそう。
基本古い漫画をよく読む彼女の本棚には『はいからさんが通る』や『生徒諸君!』『あさきゆめみし』『いつもポケットにショパン』『エースをねらえ!』『ベルサイユのばら』なんかが並んでいる。柴門ふみもいっぱい並んでる。新しい漫画では、久々に『のだめカンタービレ』ハマって、全巻揃ってる。十分オタクだと思うけど、彼女はそう思っていない。寄り添うように並んでいる『ぼくの地球を守って』『ダンシングジェネレーション』『漂流教室』は私の蔵書。「なんだ似たもの夫婦じゃん」と言うと、かなり嫌がります。
で、カミさん今週末に社内テストがあるらしく勉強中。「テスト終わったら読むんだ〜」と、昨日言っていたにもかかわらず、今日帰ってきたら「もう6巻まで読んじゃった〜」と。「だって台詞全部覚えてるからサクサク読めちゃう」とも。脳みその使い方間違ってる。。彼女は気にいった漫画の台詞を憶えるという特技があり、TVドラマ化されたりして、台詞が変わってると「そうじゃないんだよな〜、何も分かってないよ、脚本家」とよく憤慨しています。やっぱオタクだと思う。。
年齢、学年が一緒なので、雑食性の私は彼女が読む漫画も楽しく読めますが、彼女は私の漫画を読むことは殆どありません。私のバイブル『あしたのジョー』に至っては「貧乏くさい」と一刀両断。哀しい(>_<)。
さ、「愛と誠」読ませてもらお―っと。

- 作者: ながやす巧,梶原一騎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/05/11
- メディア: 文庫
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コミックス今読み終わりましたw基本面白かったですよ。
私も以前原作を読んでいた年齢です。雑誌連載時ではなくて、コミックになってからですけど。なので大体お話は憶えていました。
違和感といえば、どんなに荒れててもちゃんと学校に来る不良生徒たちとか、可愛い女の子を拉致してギリギリまでもてあそぶけど最後の一線は絶対越えないとかは、少年漫画雑誌連載だし、この時代の表現の限界と言えばしかたがない。
後半の突然の砂土谷の出現と政府高官との(とって付けたような)関係、極めつけはわき腹刺されて致命傷の誠が愛のいる逗子海岸までやって現れたんだとか、他にもいっぱい突っ込みどころはありますけど、でもまぁ、所詮漫画ですし、更にいえば梶原一騎ですから、全部水に流しましょう。
偽悪者たる誠が素直な少年時代に戻るラストは、やっぱり感動するし、最後の海岸でのキス、抱擁シーンは、漫画史に残る名場面です。
岩清水君もただの秀才ではなくて、身体を張って愛ちゃんを守ろうとする姿勢はステキです。なんつっても「君の為なら死ねる!」ですからねww
そしてご明察。私が意図した回答を見抜いてくださってサスガだわ。heeさんは、心も観察力も広い、ステキな男性ですね♪
女の私がいちばん引っかかったのは、「可愛い女の子を拉致してギリギリまでもてあそぶ」シーンです。
作中では高原由紀と端役のハーフ娘、二人の女性のリンチシーンがありました。
特にハーフ娘のほうは、結局「誠の恋人」じゃないんだから、人違いのまま緋桜団にリンチされることに、ストーリー上何の意味があるのかしら?
愛と岩清水が見抜いた真実を、見抜けなかった緋桜団も大マヌケ。あの後の誠と砂土谷の死闘も、そのせいか緊張感いまひとつ。
なぜああいう、純愛山河のテーマも鈍る茶番が挿入されたのか、これもheeさんの明察通りです。
あのハーフの、美しすぎるド迫力の「ボインまるだし」カット始めそれに続くリンチショーありき、で、あの前後のストーリーがご都合的に変形しているからです(-_-#)
原作者梶原一騎の変態サド趣味を軽蔑するし、あれで多くの男性読者に媚びて姑息に売上げ伸ばしたでしょうし、とにかく、マジメなつもりの女性読者のひとりとしては、ああいうアザトイ作為には裏切られた、という思いでいっぱいで、原作コミック中いちばん複雑な気持ちに陥ります。
heeさんは聰明なかただけど、女性のこういう気持ち、理解していただけるかしら?
お付き合いくださって、ありがとうございましたm(__)m
お誉めに預かり光栄であります(^-^;)。聡明なんて言われたの初めてです…。
気持ち、判りますよ〜。
何の関係もないアリスちゃんをあそこまでリンチをするのは、男性としては「うほっ♪」と思ってしまいますが、読者サービスというか梶原一騎の嗜虐趣味としか考えられません。これまでたくさんの暴力シーン(蹴りとかパンチとかナイフが刺さるとか)はありましたが、明確に肉体を損傷したのは砂土谷の親指が飛んだのが初めてでした。迷走というより過激さに歯止めが利かなくなったというべきか。
その後蔵王与平の十字ハラキリ場面でピークを迎えるわけですけど。後半は特にちょっと目を背けたくなるシーンの連続でした。
「愛は戦いである」という事を表現するにあたり過激な描写は必要かもしれませんが、それも程度問題。そこら辺の自制は梶原一騎には皆無でした。
まそこが梶原一騎の梶原一騎たる所以でもあるのですが。
テーマとしては普遍的ですごく面白いので、映画やアニメで上手くリメイクして入れるとよいのですが、さすがにミュージカル調はないでしょ〜三池監督って感じです。
これからも毎日更新を続けていきますので、琴線に触れる内容の時はお気軽にコメントしてくださいね(^_^)/。
再びの、やさしいリコメありがとうございましたm(__)m
私は、この話を女性ブロガーにはよく聞いてもらっていましたが、男性にするのは初めて(二度目かな?)で、正直ドキドキものでした。
でもあなたは、男性のエッチな本音も交えてやさしくサラリと包み込むように応えてくれたので、逆にとても癒されました。
でも世の中には、あなたと真逆の、時代錯誤な原理主義者が少数でしょうけど存在します(-_-メ)。まるで、梶原一騎の生まれ変りのようなゴリラーマンが!
ブロガーにもこういうヤツがひとりいて、先日つい我慢できなくて戦いを挑んじゃったんですけど、しょせんは匿名で卑怯な私、くやしいけど途中で退かざるを得ませんでした。
私も、大人げなかったと大反省です(-_-#)
そういうところへ、あなたに同じ問いをして、結果、癒していただいたので、本当に感謝していますm(__)m
heeさん、本当にありがとうございました。もうリコメには及びません。
キリがないから、ね(*^o^*)/~