日々雑感っ(気概だけ…)on Hatena Blog

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「幻想古書店で珈琲を」


幻想古書店で珈琲を (ハルキ文庫)
葵月海里著・ハルキ文庫
久しぶりに本屋で中身も見ずにタイトル買いしてしまった本。古書・古書店、コーヒー、落ち着いた喫茶店、絶対嗜好に合いそうな感じだったので。またページ数も231頁と短くすぐ読めました。

 大学卒業後入った会社が入社後すぐに倒産してしまった主人公、司くんが、「やっぱ資格でも取ろうか」と参考書を買いに神保町の新刊書店に入ると、奥にあるテナント古書店「とまり木」に珈琲の香に誘われて入っていく。そこには亜門と名乗る不思議な主人がいて、珈琲のお代はその人の人生を記した物語だという。
 ミステリーというよりもファンタジーに近い感じ。ただ、本(物語)がキーとなって、問題を解決するところは、よくある古書ミステリーです。それにしても主人の亜門は魔法使いを名乗り、本がひらひら飛び回る古書店は普通の古書店とは異なります。
 ラノベの範疇に入ると思うのですが、こんなに短いのにラストで亜門の正体が明らかになります。この手の物語では最大の謎の筈の素性をばらしちゃう潔さw 1冊で終わらせようとしたのかな。
 でもキャラクターが立っていたおかげで、3月にシリーズ2巻「― 青薔薇の庭園へ」、この9月に3巻「―賢者たちの秘密」が出るようです。
 また折を見て続き読もうと思います。

幻想古書店で珈琲を (ハルキ文庫)

幻想古書店で珈琲を (ハルキ文庫)