日々雑感っ(気概だけ…)

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2017-01-31

愛妻の日、忘れた(>_<)。

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 1月31日は愛妻の日何だったのをすっかり忘れてた。

 数日前に日比谷花壇の前を通った時に、そんなことが書いてあって、"花買って帰ろうかな"と思っていたのに、今日の帰りがけ、クレームが発生して結果的に私のミスでも、製品の問題でもなかったんだけど、そのジャッジをするために各所確認をしていたらすっかり忘れてしまった。


 節目は大切にしないと…と常々言っているのに、言行不一致。反省です。

 というか、言い訳なんですけど、1月31日がいつから愛妻の日になったんだろう?昔はそんなこと言ってなかったと思う。しかも愛妻の日はあっても愛夫の日はどうやっても語呂合わせにならない。

 母の日は5月第2日曜と誰でも知っているけど、父の日は大体知らない(6月3週目だよ)。

 もう母、妻関係の日はいらないんじゃないかと思います。

 

 それに我が家のイベント事は12月〜3月でほぼ終わります。ここに祝祭日的なものも合わせると次のようになります。

 12月24日…クリスマス。

  1月 4日…カミさん誕生日

    14日…私の誕生日

 (1月31日・愛妻の日)←今日ココ

 (2月14日・バレンタインデー)

  2月20日…娘の誕生日

 (3月14日・ホワイトデー)

  4月3日…長男誕生日

 結婚記念日だけちょっと離れて7月6日。

 毎週のようにケーキ食べるんで、4月にはなんかもういいかなって思っちゃいます。

かのんかのん 2017/02/01 18:32 http://www.aisaika.org/step.html 愛妻の日にちなんだ記事を書いた時に調べたんですが、たぶん十年も経っていないかと。群馬県嬬恋村の町おこしの一環という印象が強いですね。いちおう、由来はオトタチバナヒメとヤマトタケルの伝説ということなので、上代文学をやっていればそそるネタかもしれませんが。(といっても、1月31日はただの語呂合わせですが)

heehee 2017/02/02 22:51 >かのんさん
「〜の日」って最近いろんなのがあって、なんかあんまりありがたみがないですよね。その中でもなんとなく使い勝手のいいものがマスコミでクローズアップされて定着していく。しかし本来定着してほしいものはなかなか定着しなかったりと、難しいですね。
 私、愛妻家ではないのです。あくまでもカミさんがご機嫌でいてくれた方が、色々とやりやすいという打算から大切にしてるというか…(^_^;)。

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2017-01-30

「星へ行く船」シリーズ完全版刊行

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星へ行く船シリーズ1星へ行く船星へ行く船シリーズ2通りすがりのレイディ星へ行く船シリーズ3カレンダー・ガール星へ行く船シリーズ4逆恨みのネメシス

 今更、新井素子もないよな…。最初はそんなつもりでした。

 「星へ行く船」は集英社コバルト文庫で発売されていたラノベ。第1作初刊が1981年ですから、今から36年も前の作品です。この頃、続々と主にコバルト文庫で発表されてた作品は楽しみに読んでましたねぇ。36年前って16歳です。高校生。コバルト版は今でも実家の本棚にあります。結構好きなお話しでした。

 私も参加している「読書メーター」でフォロワーさんが新しい「星へ行く船」を読んでいるを見て「あれ、再刊されたんだ」と最初はスルーしたんだけど、今回は完全版ということでかなり手を入れていたり、書き下ろし短編も毎回含まれているとのことで、ちょっと読んでみたくなっちゃって。。

 帰りに本屋さん寄ってみると、前5巻中

 「星へ行く船」

 「通りすがりのレイディ」

 「カレンダー・ガール

 「逆恨みのネメシス

まで出ていて、全部買っちゃいました。一気に6千円以上本を買うのは久しぶりかも。

 最終巻「そして、星へ行く船」は3月発売。それまでに読まないと…。

 「幻魔大戦」といい、最近この頃読んでいたものを再読する機会に恵まれている。正直、新しい本もいっぱい買っていて、それも読まないといけないのに…。

星へ行く船シリーズ1星へ行く船

星へ行く船シリーズ1星へ行く船

星へ行く船シリーズ2通りすがりのレイディ

星へ行く船シリーズ2通りすがりのレイディ

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2017-01-29

喫煙時代の終わり。

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JTのたばこ販売、最少更新…昨年1062億本

 国内でのたばこの消費が減っている。■ 社会の少子高齢化や健康志向の高まりで、喫煙者の数が減少していることが要因だ。■ 日本たばこ産業(JT)によると、2016年の紙巻きたばこの販売数量は前年比2・8%減の1062億本だった。前年割れは3年連続。販売数量は東日本大震災によりたばこ製品が一時出荷停止となった11年以来、過去最少を更新した。(読売新聞 1/29(日) 16:55配信)


 5月の連休以降買ってません。飲み会の時に喫煙者がいるともらっちゃったりするけど。普段は一切吸わない。煙はベイパーをふかしています。ニコチン・タールはゼロなので、自他ともに迷惑をかけることはありません。当然たばこのにおいもしない。でもシガレット状のものを咥えて煙を出す行為は非喫煙者にしてみれば煙草を吸っているのと同じように見えるのでどこでも吸っていいわけでもなく、さすがに禁煙席では堂々と吸うこともできず、仕方がないので禁煙しているのに喫煙所に行くという本末転倒さ。タバコを吸わなくなると、ニコチンタールの残り香ってちょっと鼻に付きます。最近はベイパーにハイパーメンソールのリキッドを入れているのでメンソール煙草を吸っているのとそんなに変わりありません。

 結局、時代は喫煙全廃の方向になってきた感じです。飲み会でも喫煙者は本当に少数。店内禁煙の居酒屋もあっという間に増えた。今となってはどちらでもよいのですが、なんか釈然としないなぁ。タバコ害悪というのが何の根拠もなく静かに広がっていくのってなんか危険。例えば、たばこが珈琲に置き換わってもおかしくないし、香りの強い何かであれば同様に規制できてしまう。クサヤ、ドリアン、納豆なんかも嫌な人にとっては煙草以上じゃ? 更に危険な飲酒も同様の論理で簡単に駆逐することができる。

 煙草の健康被害だって100%正しいわけでもなく、単にタバコの煙が臭いってだけ。でももう喫煙包囲網は完成しました。

 次に規制されるのは何かなぁ。


 

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2017-01-28

「幻魔大戦14 幻魔との接触」

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幻魔大戦 14 幻魔との接触 (角川文庫)

 "小説内の時系列に合わせて再読"しています。また幻魔大戦を読んでない方にはちょっと意味不明な記述になっていることも承知しています。あくまで個人的な記録のつもりで書いていますので、ごめんなさい。

 14巻は、1968年1月27日の話。冒頭は、東丈の自宅に姉三千子を訪ねる木村市枝のシーン。とりとめのない話の中で、市枝が自分の10年後の女性らしい人と会った話をする。そのあと、時制はその日の昼間、15時に。井沢郁江が池袋のデパート屋上で江田四朗の仲間、通称"幻魔の康夫"に逢う。

GENKENはこの日から箱根で合宿セミナーを行っている。郁江はロマンスカーに乗って一路箱根へ。その車内で翌日のセミナー講演の練習として郁江の考えるGENKENの活動について披瀝していたところ、同乗した老人にいたく感激される。老人は高野といい、どこかの会社の偉い人だった。しかもいろいろな宗教遍歴を経験しており、郁江と宗教について話し合う。これまでも宗教的色合いの強かった「幻魔大戦」ですが、ここまで現宗教についての批判や宗教観が出てきたのは初めてで、完全に宗教小説になったのはこの巻からかもしれません。

 箱根セミナーはプログラムが粛々と進んでいる。夕食前に丈は数人の会員たちとジョギングに出かけ、そこで11個の光球を見る。ホテルに戻り、合流した郁江は丈とロビーで話す。丈と郁江が今のGENKENについてここまで深い話をするのも初めて。しかも丈に「東君って性欲あるの」とド直球の質問。杉村由紀は、メイン財団の招聘に丈の代理として明後日(1月29日)にアメリカに行くことになったという。高鳥も同じ便でアメリカに行くらしい。

 郁江、杉村をロビーに残して、ロビーにあったピアノを弾く丈。曲はショパンの「別れの曲」。

 その夜、金髪女性と黒人少年の幽霊が出たという噂が会員たちに広がる。ずっと読んでいる読者には、これがニューヨークに残したプリンセス・ルナとソニー・リンクスではないかということが分かるが、2人と丈の会話はなく、その後丈は何処ともなく出かけてしまい戻ってこない。

 丈の話が書かれる最後の巻。第1期完結が20巻で、残り6巻は丈のいないGENKENの混乱が描かれる。


 言霊使いのお筆先だからといってしまえばそれまでですが、もう少し何とかんならなかったんだろうか。つまらない訳ではないし、それどころか次が気になって仕方がないのは事実なんだけど、このような書き方だと求められる答えは得られないことが、この巻までくるとさすがにわかります。

 作者は自分の作品に手を入れられるのがとにかく嫌だったから、幻魔大戦の構成について編集者は何も言えなかったに違いありません。それに、この状況を出版社も読者も楽しんでいたところもある。事実幻魔大戦は出ることにベストセラーになり、徳間の「真幻魔大戦」も相乗的に売れ、アニメ映画化までされているから、それでよかったのかもしれませんが。私も平井作品は数作読んでいたとはいえ、アニメ映画化をきっかけに「幻魔大戦」を読み始めた(アニメ公開前にそれまで発売されていた16巻まで一気に読んだ)。

 この中途半端な物語をかなり多くの人が読んでいたという事実はやっぱすごいけど、やはりこれは、SF小説とは言えないし、そもそも小説なのかという疑問を感じます。

 ただこの物語に引き付けられるのは間違いないこと。

 さて次巻は、1968年1月28日、丈が失踪したまま続けられる箱根セミナー2日目のお話し。どうなる?

 

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2017-01-27

「ねほりんぱほりん」

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Eテレ毎週水曜23時からの30分番組。

 EテレといえばかつてNHK教育テレビと言って、お勉強中心の番組編成でした。勿論今もそうなんですけど「ラブライブ!」を放送したり、ちょっとNHK総合でやるには攻めすぎてる番組(障害者のための情報バラエティー「バリバラ」とか、美術妄想歌番組「びじゅちゅーん」とか)ちょこちょこやっていて目が離せません。

 「ねほりんぱほりん」は、南海キャンディーズの山ちゃんとタレントのYOUが"もぐら"の人形の声を当てて、各回に訳アリ素人さんをゲスト(ゲストさんはブタの人形)に、ゲストさんにお話しを聞くトーク番組。

 自分の知らないディープな世界の素人さんに話を聞くという意味では「マツコの知らない世界」に似ていますが、「ねほりん―」の方がゲストの素人さんがなかなかすごい。

 たとえば、「元薬物中毒者」とか「二次元しか本気で愛せない女たち」「痴漢えん罪経験者」…。こういった方々はさすがに顔出しは厳しいですけど、何しろブタなので、結構「え、そんなこと言っていいの?」的な事までお話ししてくれます。司会のYOUさんの突っ込みがまたすごくて、フォローする山ちゃんが毎回焦っている感じがまた面白い。

 「アウト✕デラックス」(フジ)とかでも、ちょっとイっちゃってる素人さんが出てきますが、生々し過ぎてちょっと引いてしまうこともしばしば。そういう意味では、人形っていうオブラートはすごくいい。これが、モザイクガラスとかでの会話とかだとちょっと違うし、デジタルモザイクってのもいかがわしい感じ。YOUさんの突っ込みもモグラだから許される感じ。

 これ面白んだけど、NHK的に大丈夫かな。長寿番組でなくても良いけど、1、2年は続けて欲しいな。


保育士の回の様子↓

給与明細は晒すわ、モンスターペアレンツの話、保育士の恋愛事情などNHKとは思えない突っ込み、相変わらず面白かったw

f:id:hee:20170128184231j:image:w360

 

かのんかのん 2017/01/31 18:48 「ねほりんぱほりん」攻めてますよね〜。わたしは「偽装キラキラ女子」の回がものすごく面白かったです。「ネットでいくらでも嘘がつける」「なぜそんな労力をかけて嘘をつくの?」という深掘りが、ネット社会の本質を見せてくれた気がしました。見逃した回も再放送して欲しいですね〜。ついでに、田中圭一の「薄い本作りたい」のつぶやきに反応するのもハンパないです。http://getnews.jp/archives/1600274

heehee 2017/02/01 19:54 >かのんさん
キラキラアカウントは知らなかったけど、すごい話でした。100%嘘でSNSやるのって才能あります。私は絶対無理。もっともSNS完全赤裸々に書いてるわけじゃないけど。この回のYOUさんの突っ込みがまた…(^_^;)。
「何を言うかじゃなくて、誰が言うかということが大切」って、グサッときますよね。
田中圭一の「薄い本作りたい」のつぶやき、私も見ました。冬コミ期待ですw

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2017-01-26

「幻魔大戦 13 魔王の誕生」

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幻魔大戦 13 魔王の誕生 (角川文庫)

 サブタイトルの"魔王"は高鳥慶輔のことなんでしょう。丈のライバルとして君臨していた江田四朗では役不足だったか。確かにこれ以降、高鳥の方がクローズアップされてくる。

 この巻は、前巻の終わりにGENKEN事務所に4人のやくざ者がやってくるところから始まる。ということはまだ1月24日。この1巻は内容的には盛りだくさんだけど、一日の話。うーむ。当初の予定で漫画版の幻魔大戦の焼き直しということで進めていたとして、この年(1968年)の夏に地球滅亡するとなると1日1巻でやってたら、300巻以上書かないといけない。いやいや、こりゃ終わらないわ…(^_^;)。

 高鳥と郁江がチンピラに絡まれて、高鳥がPKを使い怪我を負わせてしまったことの"落とし前"をつけにやってきた塚田組のやくざ山本。丈は来客中、秘書室には杉村由紀はおらず平山圭子が気丈に対応する。そこにちょうど郁江が帰ってきて、郁江がやくざの事務所に行くことに。

 やくざの事務所で郁江は不思議な魅力を発揮して、チンピラたちを虜にしてしまう。それがきかなかったのは狂犬のような男、矢頭だけ。いちゃもんを付けに来た兄貴筋の山本は、郁江を迎えに来た丈と対峙し、丈から200万円の小切手せしめる。

 一方、高鳥はその魔性をさらに強くしている。女優の家を根城に妄想を膨らませ、ついに東丈と比肩する能力者だという盛大な勘違いをし始める。丈はヨハネで、自分こそイエスだと。その実やっていることは幻魔と何ら変わらない欲望にまみれたもの。久保陽子を連れて来て、江田四朗に何をされたかを問い詰めるが、陽子は既に幻魔の虜囚となり淫魔と化していた。あの清純で丈の事を信頼しきっていた陽子が…。哀しい。

 田崎は山本と面談をすべく銀座で山本が影のオーナーのクラブに向かう。どうやら山本は前世で田崎の弟子だったらしく、多作はそれが分かって山本を改心させようとする。


 高鳥がPKで女優の行動を制して意思に反して服を脱がせたり、田崎は前世記憶をもとに行動をする。そういうちょっとした超能力描写はあるにせよ、基本は精神の浄化を一番に考えての行動を促す丈の思想小説だったりします。高鳥の邪悪さや、やくざの精神に積もった垢がもたらす穢れた精神は読んでいても目を背けたくなる。

 それにしてもクリスマス講演からちょうど1ヶ月。杉村由紀は1ヶ月前の丈との劇的な出逢いから秘書になり、最初は盟友としての位置を確保するに見えたけど、たかだか1ヶ月で丈との間に溝を感じてしまう。1ヶ月を6巻も費やす濃密な内容…。

 続いて小説内時間に合わせてこのまま読んでみよう。。

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2017-01-25

「史上最強の大臣」

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史上最強の大臣 (小学館文庫)

 室積光著・小学館文庫

「史上最強の内閣」の続編。(前作の感想はこちら→http://d.hatena.ne.jp/hee/20150727)今回は、教育改革に取り組む。著者の室積光さんは金八先生では保健体育の先生(伊東先生)でしたので、教育問題については一家言あると思いましたがこうきましたかw

 今回は影の内閣である二条内閣は表に出ず、文部大臣の新門辰郎が主人公。大阪の町本知事から、大阪が全国統一学力テストで最下位になったことから教育改革をするにあたり、二条内閣にお知恵拝借ということになる。内閣として前面に出ることはできないけど、新門大臣のみが個人として協力をすることに。途中、北朝鮮では将軍が亡くなって世代交代したり、この教育改革に対して、団塊世代の代表のようなTVジャーナリストがかみついたりしますが、新門大臣は深淵をもって教育改革を進めているのでびくともしません。

 勿論フィクションでこういう教育改革が現実にはできないんでしょうけど、あらゆる提案に納得がいくのはそれが正論だからです。自分が教育について思っていたこと、団塊の世代に対して思っていたことが、ここに正解として出てくるのは小気味いいことこの上ない。

 本筋に関係ないけど、1週間は月・火・水・日の4日間、1ヶ月は全部30日というカレンダーはよいなぁと思いました。3日働いて休みっていうのは、5日働いて2日休みよりも全然健康的。毎月30日っていうのもわかりやすい。

 外国の曜日と合わなくなるのが唯一の難点だけど、そもそもなんで外国の暦に合わせにゃならんのか。勿論グローバル時代には便利だと思うけど、神が6日で世界を作って7日目にお休みになった。なんのこっちゃです。挙句の果てに、エジプト歴では、偶数が小の月(30日)、奇数が大の月(31日)なので8月は偶数付きだから小の月(30日)のはずが、アウグスゥス(augustの元ね)が、シーザー(ユリウス(英語でジュライ・July))に負けてる感じがするので、8月も31日にしちゃった。でもそれだと大の月が3つ並んじゃって座りが悪いので、ついでに、以下の月の順番を入れ替えて、9月を小、10月を大、11月を小、12月を大って、もうなにがなんだか。更にそうすると、合計が365日にならないので、2月を減らして28日にして日数を合わせてしまったつー、なんともいい加減な理由で西洋の太陽暦はできています。だったらこの週4日の方が合理的。

 今子どもの教育に自信を無くしている大人、特に教員、教育関係者には是非読んでほしい政治パロディ小説です。あ、難しい事を考えずに舞台となっている鳩山〜菅内閣の体たらくに大笑いできる爆笑小説です。前作「史上最強の内閣」と一緒にお勧め。

 

史上最強の大臣 (小学館文庫)

史上最強の大臣 (小学館文庫)

前作「史上最強の内閣」↓

史上最強の内閣 (小学館文庫)

史上最強の内閣 (小学館文庫)

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2017-01-24

期待に応えるということ。

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 仕事で講演を聞きました。テーマは人権。のはずが、約40分の中で殆ど人権について触れず、バブル崩壊後の失われた10年、20年といった話に終始する。

 これはいけません。

 演者は講演料をもらっているわけで、講演を依頼した側は、「何でも好きに話してください」ということはほとんどなく、何らかのテーマの精通した人選をしてテーマもあらかじめ伝えているはずです。なのに、テーマとは何も関係のない、今自分が話したいこと、今回などは、企業講演だから持ち上げてお茶を濁しておけばいいや的なやっつけぶりが目に余りました。

 更にその「失われた10年」についても、日本人はアピール下手だとか、日本製品はよいけど、海外でで売れない(受け入れられていない)のは海外で売れているものを研究していないからだとか、ちょっとお勉強不足としか言いようのない放言。

 挙句の果てに「『清く正しく美しく』という言葉があって、日本人は清く正しくは誰でもできるけど、美しくという点を意識していない」と。常に美しくあろうとするのは不断の努力が必要だと。いやいや「清く正しく」あろうとするのは、日本人だって大変です。海外の人はもっと大変かもしれないけど。そもそも人権的な話でいえば、日本人だからできるとか、外国人だから難しいという比較こそここで挙げるべきでもなく、どんな人だって清く正しくあろうとするのは大変なこと。

 美しくあろうとすることに努力が必要というのは、わかります。ただ、まずは「清く正しくあろうとすること」にこそ本体努力を払うべきで、そうすることによって内面から美しさが表れてくるもの。外面の美しさなんて、金と時間さえあればある程度は着飾れます。それは努力というものとちょっと違うと思います。

 「いいものをつくっていれば、分かってくれる人がいる」そういう、営業下手の職人気質を美徳としていることについてお話しいただいたんだということは分かりますし、海外のドライな市場からの視点であればそう感じるのも無理はありません。さらに言えば、外観ばかりかっこいいしかし中を開ければお粗末な製品、耐久性のない商品を見た目や上手な宣伝だけで買ってしまう人が世の中にいかに多いということもわかります。100歩譲ってそれが安いものなら良いのです。使い捨てだったり、壊れたら買い替えればよいという軽い気持ちで選ぶのなら。でも物を買う時、外観だけでなく、その商品を信頼して買うのに、自分が思うよりも各段に低い耐久性だったら、使い勝手だったらどうでしょう。でも日本製よりもかっこいい海外製が売れるのは、外側に目を向ける人がおおいってことですよね。海外製がすべて悪いといっているのではなく、勿論日本製だって粗悪なものもあるし、海外製だって優秀なものもあります。ただデザインの勉強が足りない、と演者は言外につたえていました。そうかなぁ。

 アピール下手、アピール不足という指摘は確かにその通りです。でもおそらく日本人は声を大にして自慢をしたりするのって、元来苦手だしこれからもそううまくいかないような気がします。世界市場に受け入れられる為には、今市場で受け入れられている広告宣伝とは異なるやり方が必要かと思います。

 しかしながらかつて日本製が世界を席巻したことがあった時、世界は一斉にジャパンバッシングをしました。今は雌伏していて他が経済成長著しいのに日本だけマイナス成長だということで、なんとなく競合する国々から仲間のように見られていますが、これでまた日本製品が海外製品を駆逐するようになってくると、またジャパンバッシングが起こる事は間違いありません。極東の猿が世界の中心に躍り出ることは、西側では誰も喜ばないのです。

本来の講演のテーマとは大きく離れながらも、逆の意味で考えさせられることが多かった。

でもまぁ、基本的に依頼者から与えられたテーマを無視して、たかだか30分程度の話もできないなんていうのはいかがなもんかと思います。



 

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2017-01-23

松方弘樹

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松方弘樹さん死去 74歳 脳リンパ腫、「仁義なき戦い」「柳生一族の陰謀


 俳優の松方弘樹さんが21日、脳リンパ腫のため死去した。74歳だった。東京都出身。昨年2月に体調不良を訴えて入院していた。東映の時代劇ややくざ映画を中心に活躍したスター俳優だった。■趣味の釣りで300キロ以上の巨大マグロを釣り上げるなど豪快なイメージで知られた松方さんだが、病魔には勝てなかった。回復を願ったファンや関係者の祈りも通じなかった。■所属する「夢グループ」が松方さんに脳腫瘍の可能性があることを報道各社に明かしたのは昨年2月23日。長期療養が必要となるため、出演予定だった同3月1日から6月8日までの「夢コンサート」を降板し、6月からの舞台「遠山の金さんと女ねずみ」を中止すると発表。その後、病名を「脳リンパ腫」と公表していた。懸命な闘病が続いたが、抗がん剤投与の治療中にたびたび脳梗塞を起こし、今年に入って一進一退の状況を続けた。■松方さんは時代劇スター近衛十四郎さんと女優の水川八重子さんの間に長男として誕生。俳優の目黒祐樹(69)は弟だ。歌手志望だったが、明大中野高3年の1960年に東映入りし、同年「十七歳の逆襲・暴力をぶっ潰せ」でいきなりの主演デビュー。その後、スターへの階段を駆け上がり、「昭和残侠伝」シリーズといった任侠映画から「仁義なき戦い」シリーズなどの実録路線、さらに「柳生一族の陰謀」を初めとする大型時代劇で活躍した。その一方、日本テレビ系「天才・たけしの元気が出るテレビ」の笑い上戸キャラで人気を呼び、多くのバラエティー番組でも異彩を放った。■元妻の女優仁科亜季子(63)との間に、タレントの仁科克基(34)と仁科仁美(32)をもうけた。( 2017年1月23日 17:27スポニチ)


 後年はバラエティ番組の常連、あとは"マグロの人"。近衛十四郎の子供だったって初めて知りました。歳とってもかっこよかったけど、デビュウ当時がまたかっこいい。「人生で女性が近くにいなかったことはない」と豪語するだけのことはある。羨ましい。そういうことを言いたいもんです。脳リンパ腫というのもすごく珍しい病気で10万人に一人とか言ってました。不謹慎ですが、さすがスタアと言わざるをえません。

 松方弘樹といえば、「仁義なき戦い」ですが、たくさん出演された時代劇の殺陣はそりゃもう切れ味抜群で、何をやっても映える人。映画がだんだん斜陽になって、活躍の場がTVドラマ、更にバラエティになり、ユニークなキャラクターは面白かったけど、本来いる場所はやはり銀幕だったと思う。

 

 観ていない人は往年の映画作品をみてほしい。ほんと、かっこいいから。

 ご冥福をお祈り申し上げます。

 楽しませてくれてありがとうございました。

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2017-01-22

支部講習会

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 9時から16時まで。終日の講習会。4人の先生に直接指導いただく。

 本当に細かいところなんだけど、その細かいところができない為に的中しない。弓道は正しい動作をどのような時も同じようにやること。射場への入退場も正しい動作を求められる。


 寒いわ、腰、肘は痛いわで、体調的には厳しかったのですが、とりあえずコルセットとサポーターと痛止め、貼るホッカイロで何とかしのぐことができました。。

 弓道場ってフルオープンなんで寒いんです。完全室内、冷暖房完備なんて贅沢な弓道場もありますが、ほとんどの弓道場は窓開けっぱなしの部屋みたいなもん。冬は苦行いがいのなにもんでもありません。

 

 で今回は、講習会後に先生を囲んでの懇親会あり。20名弱でしたが、弓の話以外にも盛り上がり楽しい夜でした。

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2017-01-21

病院に行って休日が終わる。

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 病院そのものはそれほど時間はかからなかったのですが、腰の痛みが尋常でなく、結局家でゴロゴロ、痛みと戦っていました。

 勿体ないけど動けないんだから仕方がない。本を読んでも、TV見てても集中できないので、本当にゴロゴロ。さいてー。

すずむし’64すずむし’64 2017/01/22 19:19 とも辛い状態ですね( >Д<;) お大事に・・・。

heehee 2017/01/23 07:00 >すずむしさん
なんだかねぇ。せっかく遊べる時代に突入したというのに、今度は身体が痛んでくる。遊ぶのも体力勝負です。お互いに健康には気を付けましょう…。

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2017-01-20

「果断―隠蔽捜査2」

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果断 隠蔽捜査2 (新潮文庫)

今野敏・新潮文庫

「隠蔽捜査」シリーズの2巻。1巻と時系列上の繋がりはあるけど、単独でも読めます。

 前巻で長男がヘロインを使用、それをもみ消さず報告をした竜崎は、大森署に署長として赴任。左遷ですね。そこでも本音、正論でこれまでの警察組織とは違った運営の為副署長以下は戸惑う。そんな時、管内で立て籠もり事件が発生、結果的にはSATが突入し、人実は無事救出、犯人死亡で事件は終了したが、犯人射殺がマスコミから非難され、竜崎の立場はまたも窮地に立たされる。

 

 相変わらずもが離せない展開で、今回は奥さんが倒れ緊急入院するという家庭の問題も発生。構成的には1巻目と変わっていません。1巻目で既に竜崎の魅力が分かっている読者にとっては2巻は安心して読めます。

 勧善懲悪のお話し、日本人って好きですよね。絶体絶命の危機が何度も訪れ、さすがに今回はもう駄目か…というところで一発逆転「正義は必ず勝つ」。最近ヒットしたドラマでいえば「半沢直樹」「花咲舞が黙ってない」なんかの池井戸作品や「下町ロケット」などもそう。勿論私も好物ですw


 ここで竜崎が言うことはいちいち首肯できることばかり。今回特に思ったのは以下の言葉。地域の教師PTAなどとの防犯対策懇談会の席でのこと。PTAは学校や警察にもっと巡回強化や治安回復に努めるべき、学校は学級崩壊の事を責められる。竜崎はそんなPTAにこう話す。

 「警察は可能な限りのことはやらせていただきます。さてそれではあなた方は警察に対して何をしてくださいますか?」と。

 警察からそんなことを懇談会で言われた事のないPTAは面食らう。

 「世の中の原理原則です。要求だけして済まされるというわけにはいかないでしょう。権利には常に義務がついて回ります。要求をするのなら、当然何かの責任を果たしていただかなければならないと思います。」

 その後、「犯罪を取り締まるのは警察の仕事」とか「納税者のために働くのは当然」といったよくある警察、公務員批判が続きますが、弁舌鮮やかにこれもまた"正論"で突っ返します。

 そして、治安が悪くなった現在について、日本人の望んだ生活を実現した結果だといいます。

 「…戦後の復興は、日本人の悲願でした。カラーテレビ、クーラー、自家用車。それらが揃った中産階級の家庭。それを日本人は目指し実現した。次に人々は自由を求めた。狭い家に3世代同居が当たり前で、子供が自分の部屋を持っているなんて考えられない時代。それが団塊の世代を中心に核家族化が進み、大家族から自由になった。と同時に、人々は村社会から自由にになった。村社会というのは住民同士の関係が密な社会。それがうっとうしいので都会ではそういう関係から自由になろうとした。昔は3世代で住んでいて地域の付き合いが大切にされていた。その付き合いの大半を担ってのは老人たち。老人たちがネットワークを形成して、そのネットワークの情報が家族で共有される。家庭というネットワークに子供も参加していた。なのでその情報網から隔絶されたところにいる不審者とか要注意人物は自然と浮き彫りにされていた。豊かさと自由の代償として、そうした地域社会を破壊してしまったのです。そこにはプライバシーはなかったかもしれないが、明らかに今よりも治安はよかった。そう思いませんか?」

 この部分って、この小説の本筋とは何ら関係のない部分です。ですが、竜崎の人となりと考え方がよくわかります。

 最近実家に帰ると感じる事の回答がこの数ページでまとめられています。竜崎の言っていることはもっともです。でも今更来た道を戻れない。

 たかがフィクションの警察小説ですが、そういった中にも問題提議と今を生きるヒントがあります。


 第1作とともに、お勧め。

果断 隠蔽捜査2 (新潮文庫)

果断 隠蔽捜査2 (新潮文庫)

 

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2017-01-19

恩田陸よかったね。

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第156回「芥川賞」に山下澄人氏『しんせかい』 「直木賞」に恩田陸氏『蜜蜂と遠雷』

 日本文学振興会は19日、『第156回芥川賞・直木賞(平成28年度下半期)』の選考会を東京・築地「新喜楽」で開き、芥川龍之介賞に山下澄人氏の『しんせかい』(新潮7月号)、直木三十五賞に恩田陸氏の『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)を選出した。■ 山下氏は1966年1月、兵庫県神戸市生まれ。神戸市立神戸商業高校を卒業。富良野塾二期生。96年より、劇団FICTIONを主宰している。『緑のさる』(平凡社)で「第34回野間文芸新人賞」を受賞。『ギッちょん』(12年文學界6月号)、『砂漠のダンス』(13年文藝夏号)、『コルバトントリ』(13年文學界)が芥川賞の候補作となり、『しんせかい」が4度目の候補作だった。■ 恩田氏は1964年10月生まれ。宮城県仙台市出身。東京都港区在住。早稲田大学を卒業。92年、「第3回ファンタジーノベル大賞」の候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。『夜のピクニック』(新潮社)で「第2回本屋大賞」「第26回吉川英治文学新人賞」を受賞。『ユージニア』(角川書店)『蒲公英草紙 常野物語』(集英社)『夢違』(角川書店)など、これまで5回「直木三十五賞」の候補となり、6度目の候補で念願の受賞を果たした。■ 芥川賞・直木賞は1935(昭和10)年に制定。芥川賞は新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品、直木賞は新聞・雑誌(同)・単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品の中から優れた作品に贈られる。前者は主に無名・新進作家、後者は無名・新進・中堅作家が対象となる。(オリコン 1/19(木) 19:18配信)


 恩田陸は「6番目の小夜子」以来結構読んでます。直木賞まだとってなかったんですね。

 恩田陸が1964年生まれで同学年、芥川賞の山下さんは1966年と、ほぼ同い年の2人が芥川賞直木賞というのはうれしい。それに比べてわたしゃ何やってんだ…、と思わなくもない。今更一旗揚げようとか、ましてや有名になりたいなんて言う気も全然ないけど、なんか周りの人を楽しませたり、あの人と知り合えてよかったと思えるような人になれるとよいなぁ。

しんせかい

しんせかい

蜜蜂と遠雷

蜜蜂と遠雷

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2017-01-18

痛み止め。

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 先週くらいから腰がいつもより痛く、膝の痺れが広がった感じ。あまりにも酷くて治る気配が全然ない為、仕方なく午後時間休みをもらい早退、医者に行きましたよ。

 椎間板ヘルニアのところに直接注射。痛いんですけど、背に腹は代えられません。その後はいつものマッサージ。

 原因は「腰から背中腿あたりの筋肉が硬くなっていたのでそれでしょう」と。とにかくストレッチを欠かさないようにするよう言われました。


 健康はすべての活動の基本。元気じゃないと何もできない。今も土曜日は医者に行ってつぶれてしまっている。まずは健康体に戻すことが何よりも先決。そういう意味では、腰が一番、その次は肘。肘も結構ぎりぎり持ちこたえてる感じ。耳は遠いわ、目は霞むわ、年を取るということに不自由さ。結婚が早かったので、遊ぶのはこれから…って時に今度は身体がついていかない。ううむ、辛い(>_<)。

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2017-01-17

「隠蔽捜査」

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隠蔽捜査(新潮文庫)

 今野敏・新潮文庫

 今野敏は、神南署シリーズをいくつか読んでいて、ハマると思いどんどん買っていたんだけど小休止して以来パタリとマイブームが去ってしまっていました。いつか読もうと思って買った本は、とりあえず"積ん読"棚に。で、隣の席で仕事をしている同僚がこの本をお勧めしていて、「そういえば持っていたなぁ」と思い引っ張り出してみて読むことにした。

 主人公は警察庁キャリアの竜崎。東大法学部出身。警察庁官房総務課長。現場というより政治的な場面、広報的な役割。朝、暴力団員が射殺される事件が警視庁管内で発生。続いて同様の事件が起きる。2つの事件の共通点は、かつて綾瀬で起きた女子高生の拉致、監禁、強姦、致死、死体遺棄をした犯人だということ。更にホームレス殺人をした犯人が殺される事件が起きる。最初の2つと次の事件は一見別の犯人のようだけど、犯行の日に規則性がある事に気が付いた竜崎は、容疑者が警察官ではないかと推理する…。


 第27回吉川英治文学新人賞を受賞しただけあって、スピード感があり、なおかつ主人公を含め登場人物の造形もよく、つい読み進めてしまいました。

 細切れの電車通勤読書の場合、のめり込めない物語だといつまでたっても読み終わらない。そういう意味では次が気になり乗り換えで歩いているのがもどかしいくらい。状況説明がほとんど会話で進むのも読みやすいポイントかも。


 主人公は正論で物事を進めていく。誤魔化すことをしない。"大人の判断"という選択はしない。そういう生き方は好き。どちらかというと私はそうやって生きてきた。恐らくもう少し"大人の判断"ができたら、出世してもっと高いお給料をもらえていたかもれないし、いい人と思われていたかもしれない。でも、そういう自分に正直な生き方を間違っていたとも思わない。100点満点じゃないけど、そこそこ及第点行ってる人生のような気がします。

 

 恐らく警察という組織は、というよりも社会というのは正論だけでは成り立っておらず、色々な場面で不本意な、不正義な判断をすることで成り立っている。だから何となくもやもやしたものが常に漂っていて、それがストレスの元だったりすると思うのです。このお話のように、正論で強引に押し切ってハッピーエンドというのは理想で、こんなのは絵空事だよと思いながらもこういう世界を実はみんな望んでいる。だからこそ主人公竜崎の行動に拍手喝采を贈りたくなるんだよなぁ。


 警察小説だけど刑事ものとは一味違う、横山秀夫の警察小説とかに近い。

 面白かったです。お勧め。

 

隠蔽捜査(新潮文庫)

隠蔽捜査(新潮文庫)


 

JuzoJuzo 2017/01/18 12:03 隠蔽捜査、面白いっす。文庫化されたのは全部読んでますが、ハマった原因はTVドラマ化されたやつ(2度目の方)。TVアレンジの部分が原作を読んでから見ると違和感ある(敵役キャラ生瀬とか)けど、けっこう良く出来てます。伊丹の役に古田新を使うとかいい度胸してるなと。

heehee 2017/01/20 05:44 >Juzoさん
ご無沙汰しています。ドラマやっていたの全然知りませんでした。1作読了後続けて2作目読んでます。相変わらず面白い。ドラマは5作目まででシリーズ化している奴と、その前に2時間ドラマで2作やってるようで、両方とも気になります。あとで探してみます。

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2017-01-16

「東京ラブストーリー 〜After 25 years〜」

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東京ラブストーリーAfter25years (ビッグコミックススペシャル)

 お客様とのアポ前、時間調整で入った三省堂に単行本があって衝動買い。昨年週刊ビックコミックスピリッツで読み切りが掲載されたのは知っていましたが、その後女性セブンで連載されたらしく、それをまとめたもの。

 

 1988年に連載され91年からテレビドラマ化、大ヒットしました。主役の新入社員永尾完治に織田裕二、同じ会社のちょっとエキセントリックな女赤名リカが鈴木保奈美、完治の高校時代の同級生でナンパな男三上が江口洋介、完治、三上と同級生で学級委員、今は幼稚園の先生をしている女関口さとみを有森也実ちゃんが演じていました。主題歌は小田和正の「ラブストーリーは突然に」これも大ヒットしました。

 

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 1988年に新入社員というと自分とほぼ同じ年齢で、漫画もTVも観てました。今でいうトレンディドラマ、フジテレビ月曜9時、まだビデオも持っていなくて、月曜は間に合うようにちゃんと帰宅したりしてました。

 鈴木保奈美は好きだったけど、奇矯な行動がちょっと無理で、どちらかといえばさとみ(有森也実ちゃん)の方が好きだった。もっとも、有森也実ちゃんはデビュー作「星空のむこうの国」からのファンですから、そういうバッファが掛かってますけど。


 トレンディドラマの25年後、まさに私たちの世代の彼らがその後どのような人生を歩んで今ここにいるかは、当時を知っているだけに興味深い。

 昔つるんでいた仲間、恋愛関係にあった男女の再会などというと、"やけぼっくいに火"的な展開がお決まりですが、このお話はそうはならない。ただ過去にさとみは三上と付き合っていて、完治はリカと付き合っている。その三角関係が25年後どうなるのか、というのは読者が最も気になるところ。

 原作で不倫相手の子供を妊娠してシングルマザーになる決意をして完治のもとを去ったリカ。そのリカの息子"赤名アフリカ"(梨花の出身地ジンバブエからとった?)と完治の娘が結婚することになったことから物語は始まります。

 なんという運命のいたずら。

 子供たちをきっかけに、みんなが物語の舞台に上がってきます。


 あの当時を一緒に生きて、色々な経験をして今ある程度先も見えてきた"同志"の皆さんには、ケリ付けるためにも読むとよいかもしれません。

 当時のキャストでのドラマ化は面白いけど無理だろうなぁ。千堂あきほ引退しているし、織田裕二とか嫌がりそう。もっとも最近フジのドラマに勢いがないし、月9もひどい状況と聞きますので、ある意味この作品をドラマ化して月9に終止符を打つというのも悪くないかも。

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2017-01-15

新年射会

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 昨日の誕生日は、たくさんの人からSNS経由で祝福メッセージを頂いて生きててよかったなぁと思えました。子供たちからは一言もなかったですが、毎度のことなんで気にもなりません…。

 さて今日は毎年参加をしています弓道新年射会の日。30名以上の参加者は過去最高。本来であれば10射するところ、時間の都合で今回のみ6射(1手+4つ矢)でした。今回は2中のみで結果は散々。

 その後は、余興。

 まずは出世的。だんだん小さな的を射抜く遊び。

 尺二(一尺2寸=36cm)の的(これは普通の的で霞的(かすみまと)といいます)を射抜いたら、次は霞的の黒い部分とまわりの白い部分だけの"星的(ほしまと)"。星的は、八寸(=26cm)的と五寸(=16cm)的があります。最後に星の部分だけの大きさ(4寸=12cm)に金紙を貼った的(これは金的(=きんてき)といいます)を計10本の持ち矢で射ていきます。

 今年は、2本で尺二の的を射抜き、八寸的を奇跡的に1本でトップ通過。その後五寸的が難敵で、結局残りをすべて消費しても射抜けなかったとゆー。うーむいまいちの成績。

 その後、金的、扇的と、今年は絵柄の描かれた五〜七寸くらいの的(花的)をランダムに並べ、全員で順番に的前に立ち行射をしました。私、一本目で花的を射抜いてしまい終了。四年目の扇を狙ったんだけどなぁ。でもまぁ中ったしまぁ良しとします。

 しっかし今日は寒かった。弓道場って射場がフルオープン。夏は暑いし冬は寒い。全国には冷暖房完備の屋内弓道場ってところもあるけど少ない。こういう厳しい環境での練習が技術の向上に繋がる、のか??

 まぁ楽しかったので良いか。辛いばかりの弓道ですが、こういう射的みたいな行事も悪くありません。

 

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2017-01-14

52回目の誕生日。

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 ひえぇ、52歳かよ…。

 私、36歳で死ぬと思っていたんで、それ以降の人生ってあんまし真面目に考えていなかったんです。36歳、1999年です。わかりますね、ノストラダムスの大予言です。

 でも結局何も起きずに早16年。結婚してから26年。つまり結婚生活が人生の半分になったということ。これは年齢が52歳になったという事よりも衝撃的で、カミさんに至っては人生の半分が私の名字になっているという。本人もさぞ驚くかと思い、その事実を話したところ、「わたしの青春を返せ」だの「この選択はあっていたのだろうか」とか言いやがります。

 そんなカミさんと今日は「この世界の片隅に」を観に行きました。私は2回目ですが、どうしても観てほしかったんで、午前中整形外科に通ったついでにチケットを買い誘いました。観たのは同じ川崎市アートセンター。ここチケットは当日窓口売りしかしておらず、それでも相変わらず全席完売でした。先日「キネマ旬報ベスト・テン」の2016年ベストワンに選ばれたせいか、年齢層が更に上がっていたような気がします。大きな盛り上がりとか意図的な泣かせポイントだとか全然ないんです。淡々と主人公すずさんを中心に戦前戦中戦後が描かれるだけ。なのにスクリーンから一時も目を離さないではいられません。

 すずさんと周作さんの夫婦の形や、出戻った姉の径子さん、嫁ぎ先の北條家の義両親、いろんな夫婦関係、男女の関係が描かれていて、そのどれもがステキだったりします。嫌な奴はすずさんのスケッチにいちゃもんをつける憲兵くらいで、あまり嫌な人が出てこないというのも、戦争映画なのに心穏やかに観れる理由かもしれません。

 この映画は、「火垂るの墓」に代わる、終戦の日映画になるんじゃないかと。いや、そうなってほしいなと思います。


 夜は、弓友たちと新年会。事前に「誕生日なんですー♪」といったら、いっぱいプレゼントもらっちゃいましたwご用意頂いた皆さんありがとう(>_<)。オジサン嬉しいよ。あ、カミさんは映画の帰り「ケーキ買ってく?」といって買ってくれました。なんだ気にしてくれてんじゃん。


 

すずむし’64すずむし’64 2017/01/15 22:42 お誕生日おめでとうございます(*^▽^)/★*☆♪ 

それと・・・ノロケ話も御馳走様でした(笑)
何だぁ〜ラブラブじゃないのさ(*´∀`*)ポッ

heehee 2017/01/15 23:03 >すずむしさん
のろけですかねぇ。ツン要素かなり強めなんですけど…(^_^;)。

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2017-01-13

「幻魔大戦 12 大変動への道」

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幻魔大戦 12 大変動への道 (角川文庫)

 1968年1月14日。私3歳の誕生日だ…。

 東丈の新年講演会はますます話題となり、多くの聴衆を魅了していた。丈の講演を聴くと超能力を発現する人も多くいた。高鳥に伴われて久保陽子が会場に来る。高鳥は入り口を警備していた無名塾の塾生に止められ会員証を提示されるが、未入会の高鳥はそれを持っていない、陽子も退会しているため証明ができない。すると高鳥は超能力を使い警備の青年を苦しめる。こいつダースベイダーみたい。高鳥の暗黒面がよりはっきりしてくる。

郁姫快気祝いパーティが郁江宅で行われる。

郁江母による、郁江が幼少時に、母親自身が幻魔に魅入られ無理心中をしようとしたところ5歳の郁江に止められた話をする。

郁江宅に突然現れた久保陽子。会への復帰を乞う。丈は何事もなかったように歓迎。杉村由紀違和感。

青年部の内村君、超能力発現、それに伴い青年部での高鳥の影響力が低下。

高鳥はますます増長し、未入会グループからも糾弾されるようになる。

「幻魔の標的」ゲラ校正。赤入りすぎで当初の出版予定からは遅れる。

この巻で初めて"光のネットワーク"について言及される。

杉村由紀にちゃんとした給料が払われるようになる。アメリカに丈の代理としていくことを打診される。


 これが、1月14日当日(全体の1/5)と10日後の1月24日の出来事。クリスマス後援会が終わったのが7巻なので、約1ヶ月の出来事が文庫本8-12の5巻。いくら濃密な時間といってもこれではいつまでたってもハルマゲドンは起こらず、光のネットワークも完成しない。

 今回時間軸を意識しながらできる限り現実の日と合わせるように読んでいます。あまりの遅さ、濃密な時間に驚きます。実際に本を読むのに必要なのは2時間くらいなので、それでも現実の時間よりも詰まっているのだけど、物語としては完全に構成を無視していて、まさに”言霊使い”によって紡ぎだされたと思わざるを得ません。これでは小説ではありません。


 昔、オウム真理教は「幻魔大戦」の読者がオウム真理教に入信した、とか、オウムそのものが幻魔大戦を模倣したような組織、と言われていましたが、改めて読んで思うのは、ちゃんと読めば朝原などは幻魔側に近い奴だということが分かるはずなのになんでみんな騙されたんだろう。あとORの教団もGENKENに似ているけど、これまた胡散臭い教祖で東丈の潔癖さとは180度違う。

 角川幻魔は特に7巻以降SF的要素は殆どなくなり宗教小説といわれます。新興宗教組織がいかに腐敗していくか、真の救世主とはどういうものかを書き続けます。第1期完結といって、結局直接的な続編は2期幻魔大戦「ハルマゲドン」(新書3冊)と「ハルマゲドンの少女(新書3冊)が書かれた以降中断してしまいましたが、これが最後まで描かれていたら本当にすごいお話しになっていたと思います。

 15巻箱根セミナーの2日目で丈が失踪する。ということは、1週間くらいの内容で、13-15巻が費やされる。ううむ。

 しかし何度も言いますが、「幻魔大戦」面白いんです。みんな20巻で多すぎとか、派生シリーズも多くて何がなんだかよく分からないといって敬遠する人多い(多かった)のですが、読んだ人は大体ハマって読んでました。

 次巻は、1月24日以降が舞台なので、別の本を読んで調整します。。。

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2017-01-12

前売り券買っちゃった。

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 「宇宙戦艦ヤマト2199」の続篇「宇宙戦艦ヤマト2202-愛の戦士たち-」が、来月25日から今回も2199と同じ全7章2週間限定で公開されます。

 ベースとなっているのは、1978年公開の「さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士たち-」ですが、どうやらそのままのリメイクではなさそうな感じ。

 2199のラスト、イスカンダルとの約束で波動砲を封印しています。一方で、波動砲を2門備えた新造戦艦アンドロメダは、「さらば−」のリメイクには欠かせません。ここら辺の整合をどのようになドラマでとっていくのか。

 ガミラスの植民地として蛮族ガトランティスが既に登場していてそのガトランティスが次の敵なわけですけど、それがどのようにしてガミラスをも凌ぐ白色彗星帝国を作るのか。


 興味は尽きません。

 というわけで、第1章の前売り券買っちゃいました。前売り購入特典がこのポスター↓

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 「さらば宇宙戦艦ヤマト」のポスターと同じ構図ですね。

f:id:hee:20170112222849j:image:w360

 この時に古代と雪を描いたのは、翌年「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインをした安彦良和さん。

 このポスターも持っているので、つい購入恩典のポスターに引かれて買ったというのが真相。とはいえ、ポスター手に入ったからといって、自分の部屋があるわけでもないので宝の持ち腐れなんだけどね。前のポスターも貼ってないや。実家にあるので、今度もってこよーっと。

 2月25日、待ち遠しい。しかし全7章完成まで1年以上。長いなぁ…(^_^;)。

 

 予告編↓

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2017-01-11

歓迎会・新年会

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 今年初飲み会。ビール2杯以上飲んだのも今年初めて。

 昨年亡くなった課員の補充ですが、2年前に異動した人を緊急招集。なので、現課員の半分は知ってる人。残り半分もこの2年で新たに付き合っているので全員が知り合いで新鮮味が全然ないw

 KIRINCityで歓迎会兼新年会だったのですが、ビール飲み放題で、KIRINCityですから当然注ぎ方も上手、ビール10杯以上、結構酔った。そんなに遅くなかったはずが、結局午前様。

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2017-01-10

「「シン・ゴジラ」、私はこう読む」

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「シン・ゴジラ」、私はこう読む

日経ビジネス

kindleのみなんですが324円と安かったのでポチ。とはいえ、「日経ビジネスオンライン」で今でも読めますので、そちらでもよかったかも。

シン・ゴジラ」については私もこのblogで何度か感想を書きました。興行収入も80億を超え大ヒットしたのも、見た人が"語らずにはいられない何か"がシン・ゴジラにあったからではないかと。これって、庵野監督の代表作エヴァンゲリオンのヒットにも通じます。

 この本は、石破元防衛大臣はじめ、3.11当時官房長官をしており、「シン・ゴジラ」制作協力をされエンドロールでも名前があった枝野幸男さんなど政治家だけではなく、官僚、科学者他各界のプロの方がシンゴジラを自分の分野からどう見たか、というお話しをまとめたもので、興味深く読めました。

 「シン・ゴジラ」は、「現実(ニッポン)vs虚構(ゴジラ)」というコピーで、ゴジラ以外は現実に即しているといわれていましたが、この本を読むと100%現実というわけではないようで、とはいえ、庵野監督はそれも承知の上でエンターテイメントとして成立させているというのがよくわかります。

 例えば、武蔵小杉でゴジラを迎え撃った"タバ作戦"、多摩川沿いにズラリと並んだ10式戦車がワクワクしますが、実際戦車は北海道沖縄に多くあり、本州にあれだけの戦車はないといいます。でもあそこは多摩川に沿って戦車大体が展開するのが絵的には正しい!

 

 冒頭に一瞬だけ映った宮沢賢治の『春と修羅』から「シン・ゴジラ」を読み解く、なんていうのも面白かった。

 この中でどなたかが続編について触れられていて「ゴジラがビームを放射して壊滅的な状況になり蘭堂が避難したところまでが現実で、そこから先は蘭堂の"こうなったらいいな"という夢。放心している蘭堂に志村が「矢口さん大丈夫ですか?しっかりしてください」と、続編はその夢から醒めたところから始まる…というのが、を!と思いました。そうでもしなければ直接の続編は厳しいし、安易に凍結のゴジラが復活するというのはいただけない。さらに言えば、官民一体となった矢口プラン、無人在来線爆弾や全国の製薬化学メーカー一丸となった薬剤製造とキリンによるゴジラへの直接経口投与はカタルシスではあるけど荒唐無稽すぎるので、蘭堂の夢と考えると結構しっくりきます。


 これはシンゴジを見た方、はまった方にはお勧めの一冊です。

 (日経ビジネスオンラインの掲載分はこちら→http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/16/083000015/

 kindle版には掲載以外のもの、図版なども入っています。

「シン・ゴジラ」、私はこう読む

「シン・ゴジラ」、私はこう読む

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2017-01-09

「海賊とよばれた男」

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 3連休最終日。出光興産創業者をモデルに描かれた日本の石油会社の物語「海賊とよばれた男」を観てきました。

 山崎貴監督最新作、原作/百田尚樹・主演/岡田准一とくると「永遠の0」('13)のトリオ。面白くないわけがありません。

 原作は未読。原作を読んでからみた人の寸評は「ダイジェスト」というのが多い。144分(2時間24分)と長い映画ながら、文庫上下巻900頁超の内容を収めるのは確かに無理があります。恐らく原作を先に読んでいたら、評価的には低かったかもしれませんが、歴史的にも戦前戦中戦後の50年くらいをよくまとめているなという印象でした。

私的には「シンゴジラ」と「ヤマト(TV版ヤマト2)」にも通じるシーンがあったのがにんまり。

 石油メジャーに敵視された国岡商店、米石油輸入ルートを封じられてしまう。そこで唯一保有する巨大タンカー日承丸を秘密裏にイランに派遣するという大胆な行動に出るが、それは当時のイランを牛耳るイギリスを敵に回す行為。英軍艦による撃沈の恐れもあった。国岡鐵造(岡田准一)は船長盛田(堤真一)にそのことを伝え、イランに向かわせることになるが、「行ってくれるか?」という岡田君の言葉に船長は一言、「それが仕事ですから。店主(社長)が行けというならどこへでも行きます」といいます。ゴジラの凍結を目指す「矢口プラン」運用に向けて、異様に手回し良くすべての準備を整えた自衛隊。思わず「ありがとうございます」と礼を言う矢口(長谷川博己)に、財前統合幕僚長國村隼)はさらっと一言。(礼はいりません。仕事ですから。)に通じます。かっちょええ。

 そのあと、ヤマト2のシーン。

 ヤマト2では、太陽系外周艦隊旗艦として地球にに戻る際、新造戦艦アンドロメダが航路を譲れと真正面から迫ってくる。帰還船が優先というルールを頑として譲らない古代と権力を笠に航路を変えないアンドロメダの土方艦長。間一髪で2艦はぶつからずに進行するというシーン。内容は違いますが、手に汗握る同じようなシーンがありました。山崎監督は、私と同学年。宇宙戦艦ヤマトの実写版(SPACE BATTLESHIP ヤマト)も撮ってるし、このシーンは絶対にヤマト2意識したと思うんですよね。

 国岡鐵造って経営者というよりも"親分"という感じ。創業当初よりいくつかの山場がありますが、結果的にいい方向に行ったからよいようなものの、勝算あっての突進というよりも博打に近い。幾多の経営者がこういった博打に沈んでいったかと思うと、運がよかっただけかも…という思いは捨てがたい。

 

 一言でいうと、

 出る杭は打たれる。出過ぎた杭は打たれない。

 という感じ。

 原作読んでからも一回観たいかな。

D

 

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2017-01-08

大河ドラマ

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 NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」、今日からスタートでした。大河ドラマはとりあえず1回目だけは必ず見るようにしています。

前回の「真田丸」が結構よかったので今回はどうだろう。柴咲コウは好きな女優さんなのでちょっと期待していますが、初回から4回までは子役ということ。ただ今回直虎幼少期、とわを演じる新井美羽ちゃんがかわいいく溌剌とした演技がとてもよい。

 主人公の井伊直虎という人物の史料が極めて少なく最近、女性ではなく男性だったのではないかとも言われている。歴史ドラマで、歴史に沿わない"ニッチ"な部分を創作上の人物を割り込ませる手法は今までもあるけど、主人公の生涯そのものがフィクションというのは大河ドラマにはそぐわない気がする。あ、でも「獅子の時代」とかは幕末・明治という時代を描く完全に空想話だったけど面白かったっけ。


 まだ1回なので何ともいえませんが、とりあえず柴咲コウが出てくるまで観てみようかな。

まるたまるた 2017/01/09 09:49 家老の長男鶴丸君(精霊の守り人のチャグム役)が高橋一生君にそっくりで、我が家では大笑いしてました。
音楽が菅野よう子さんで、去年ほどではありませんが今年も楽しみです。

heehee 2017/01/09 21:01 >まるたさん
子役ちゃんたちの巧い演技と周りを固める大人の層が厚いのも興味を引きます。彦根城に以前行ったことがあって、近江に行く前の井伊家本流というのも興味深いですね。

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2017-01-07

個人的に射初め。

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 新年最初の講習会があり参加。今年初の稽古でした。

 午前中は整形外科通い。こちらも込むことは想定内で開院1時間前に並ぶ。案の定開院時には50人近く並びましたが、わたくしは2番目。10時過ぎには治療完了。

 本当は肘のリハビリもしたいところですが、まずは腰をなんとかしないと左膝の痺れが亡くならないので腰のみ治療。まさに痛しかゆしの状況です…。


 午後ずっと稽古。実に12日振りに弓を引いたのですが、いい感じで去年までの駄目な癖が抜けていい感じ。とはいえ、まだまだ課題は多く今年もしっかり練習しなきゃなー、と思いました。

 昇段については、以前ほど情熱はないので、確実に階段を昇っていけるようまずは自信をもって的前に立てるようにになったら、試しに植えようかというかるーい気持ち。でも学科があるから、色々記憶ができて文字がちゃんと書ける若い時期にやらないとな。そう考えると、身体も動かし頭も使う弓道っつーのはボケ防止にはもってこいかもしれない…。


 

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2017-01-06

仕事初め

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 29日から5日だから8日も休んでしまって社会復帰できるかと思ったけど、意外と大丈夫でしたw

 60歳で定年。とするとこんな思いをするのもあと10回を切っているわけで、そう考えるとゴールも近いので何とか1年やっていけるような気がします。

 山羊座は今年いい星周りだそう。公私ともに良い年になってくれるとよいなぁ。

  

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2017-01-05

「この世界の片隅に」

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2016片渕須直監督

 地味な映画なのに、見た人はみんな絶賛のなんとも不思議な映画。でも観たら確かに誰かに勧めたくなる映画でした。

 川崎市アートセンターで、昨日から上映されていて、お休み最終日の今日観に行きました。113席というミニシアターですが、上映開始前でチケット完売しており、続々とくるお客さんを職員さんがお断りしていました。

 舞台が戦前戦中の広島・呉なので、当然のようにラストは原子爆弾の投下〜終戦なのですが、そこに向かうまでにすっごいドラマがあるわけでもなく、ヒロシマで生活をしていた女の子、すずが軍港の街、呉に御嫁入をして、そこでの戦時中の生活が淡々と描かれます。でもそこには厭戦感を想起するものはそれほどなく、だんだんと食糧事情が悪くなり、庶民の中にも徐々に戦争の影響が出始め、ついに空襲警報が頻繁に鳴り響くようになるその様子が2時間描かれるだけ。ところが、一瞬たりとも目が離せない。

 「君の名は。」みたいに現実と見まごうような風景描写ではなく、どちらかといえばジブリ高畑勲監督作品のような水彩画風のアニメらしい画。キャラクターも、皆ほんわかした感じで戦時中を描いていると思えない。でも爆風と一緒に消えてしまったヒロシマの街や70年以上前の呉の街は確かにこうだったんだろうな、と思える不思議な感覚。

 お勧めなんだけど、「どういう映画?」と聞かれると答えるのが難しい。舞台的には「火垂るの墓」なんだけど、主人公のすずさんのキャラクターの為「火垂るの墓」よりも前向きで明るい。

 昨日、若松孝二監督の「キャタピラー」を観ました。四肢を戦場で亡くした長男が戻ってきて、村の人から軍神と崇め奉られるけど奥さんの心境は複雑。所々に挟まれる実写の戦争ニュース映画が"実話"風にしているけど、「この世界の片隅に」と比べると逆にこういう演出があざとらしく感じてしまう。「キャタピラー」は寺島しのぶが2010年ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞(銀熊賞)を取っただけあって鬼気迫る演技がすごいですが。


 「この世界の片隅に」、感動する映画というだけでは足りない。"お涙頂戴"映画というのでもない。絵が綺麗な映画というだけでもない。感動する台詞があるというわけでもない。そういう作為的な盛り上がりを一切排していながら、特にすずさんのその時々の想いが、妙に心に残る作品です。

 大きな劇場で大々的にロードショーをしていないので、観る為にはちょっと探さないといけないですけど、戦争ものって色眼鏡ではなく、できればスクリーンで観てほしい作品です。

あ、のん(能年玲奈)の声がすごくよかった。声優いけるやん。

(予告編) 

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(お勧め評論1)

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(お勧め評論2)

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2017-01-04

誕生日には花を買って。

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 カミさんの・・回目の誕生日。誕生日には、花を贈っています。

 アクセサリーとかは好みがあるし、これだけ長く一緒にいても好みはよくわからない。そもそもそれほどアクセサリー好きという様子もない。私みたいに物欲まみれで四六時中「あれほしい、これ欲しい」といってれば欲しいものが分かりますけど、あんまし物欲もないみたい。

 なので、いつもお花になっちゃってます。今年はこんな感じ。

 

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 毎回同じくらいの金額で作ってもらってるんだけど、今回はちょっとスカスカだった。薔薇3本とスイートピー2本。いつもはもう少し多かったよーな。花の値段上がってるんだろうか。

 まぁ花の数=愛情じゃないのでよいし、こないだ薔薇100本贈ったので今回はつつましい感じでw


 花を贈ることって何かきっかけがないとやらないので、そういう意味ではいいと思います。アレンジは精々色とか雰囲気だけ伝えれば花屋さんに任せられるし、(こんなことを言うと怒られそうですが)あんまし考えないでいいのも楽w

 男の人で花屋さんに入るのに抵抗がある人もいると思います。私もいつもちょっとビクビクしながら入りますが、商売ですからこちらが意識しているほど相手は何も思わないんじゃないかと。

 

 節目々々に花を贈るのって結構お勧めだったりします。突然やると逆に(何かやましいことでもあるんじゃないか)と疑われますので、習慣にしちゃうとよいかも。 

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2017-01-03

本を売るなら

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 BOOKOFF、ではないと思うんだけど、捨てるくらいなら引き取ってもらうというのはあり。もしかしたら誰かに読んでもらえるかもしれないしね。

 正月3日、子供たちが売る本アルというので、私も適当に見繕って20冊くらい持って行った。345円になりました。帰りに6冊買ったので、1/4に減った。今年は断捨離を徹底しようかと思う。

 古い本って活字が小さいので、今となっては読むのが大変。絶対に2度と読まない本はさすがにもういいかと。昔まだ本が少ない頃は、本棚に本が並んでいく様子がすごく好きでしたが、今は本ありすぎて本棚に並びきれず、どんどん積み重なっていくばかり。子供の頃は少ないおこずかいで吟味して買っていた本も、大人大人になった今は読みたいと思った本はすぐ買っちゃう。というわけで積んだままになる本もたくさんある。

 昨年、年間で55冊(漫画除く)読んだ。仮に70まで生きるとして、この調子で読んだとしても、約1000冊。毎年新しく読みたい本も出てくるので、じゃあ今所蔵している本を再読するかというと、確かに微妙。積んでいる本も100冊くらいはある。

 限られた時間と空間で、必要以上に物を持っているというのはやっぱり無駄だよね。わかっているんだけど、なかなか物が捨てられない。特に本は捨てられない。しかし、身体が元気なうちに整理しておかないと、自分が亡くなった時、絶対に迷惑をかけることになる。

 というわけで、片付けをすることは今年の目標にしようと、3が日最後に思うのでした。。

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2017-01-02

「幻魔大戦 11 闇の波動」

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幻魔大戦 11 闇の波動 (角川文庫)

 箱根駅伝が始まっていますが、幻魔"再読"マラソンも継続中です。いよいよ復路突入w

 最終的には生頼範義にイラスト統一されましたが、初版の頃はこの巻から加藤直之に表紙と挿画が変わりました。

 1968年1月8日から14日新年講演会当日まで。

 郁江の担当医師に突然いなくなったお詫びと癌が消えたことの説明に郁江の父と杉村由紀が面談する。その後、「幻魔の標的」発刊の為に出版社の人間に丈が面談。姉三千子が初めて渋谷道玄坂のGENKEN事務所に来て、挨拶といいつつ図らずもミニ講演をする。三千子を案内したのは高鳥慶輔。渋谷駅で偶然を装い三千子に接近するが、三千子は第一印象で危ういものを感じる。郁江はさらに神がかり、高鳥をけん制する為、道玄坂近くの喫茶店に誘う。店を出た時にチンピラに絡まれる2人。高鳥はPKを巧みに使い相手に重傷を負わせる。郁江は逃げる拍子に相手が転んだりして無傷(ここら辺の描写は「狼の紋章」の犬神明に通じる)。

 講演会当日、ニューヨークのミスターメインから丈宛てに国際電話。事務所で英語が喋れるのが高鳥だけで、さっそくメインに売り込みを掛け丈がこれない場合は高鳥が代理としてニューヨークに行くという約束を取り付ける。


 高鳥がだんだん本性を現してくる。また、郁江が癌から生還してきてGENKEN内の位置が単なる秘書グループの一員でなくなってくる。あまりにも急激な会の変化に筆頭秘書の杉村由紀は当惑しつつある。といっても、杉村由紀が雇われたのはクリスマス講演会後だから、12月26日。まだ1ヶ月も経っていない。クリスマス後援会が7巻のラスト、4巻で20日しか経ってない…。いずれ年表をちゃんとつくってみよう。杉村由紀ではないけど、内容が濃すぎて変化が早すぎです。

 残り9巻ですが、このペースで完結するわけない事はうすうす感じていましたが、まるで登場人物の一人になったかのように先が気になって仕方がなかったのを思い出します。

 組織は腐っていく。それを食い止めるためにはどうしたらよいか。ある意味GENKENの様子を見て、それを反面教師とすることができます。

  

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2017-01-01

2017賀正

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新年あけましておめでとうございます


大晦日は、リビングでは「笑ってはいけない科学博士」を見ていました。私、嫌いじゃないんだけど、どちらかといえば紅白派なんで、とりあえず9時以降になったら2階のテレビで観ようと思い、それまではabemaTVの「ユーリ!!!onICE」観てました。途中までだったけどおもしろかった。これは全部見ないと…。

 で、紅白、不覚にもRAPDWINPSを見てその後何組かみたら落ちてて、気が付いたら生さだになってた…orz。視聴者観客大量リードの筈が審査員票で逆転したという話は朝のニュースで知りました(^_^;)。当然ジルベスタ―も観れず。

お酒飲んだのとコミケ疲れ、横になってはいけなかったんだなぁ。


 で、今日はとりあえず実家に。昨年は手術とかその他諸々で月1,2回帰っていたので特に感慨もなく。逆に今日帰るよりも明日以降に帰った方がいろいろとお手伝いができたんだけど、まぁ元日だし様子見って感じで。娘が珍しく行きたいって言ったので、久しぶりに一緒に行くことに。

 「この近所、古くから住んでいる人はみんな一人暮らしなんだよ」…なんか正月からどよんとしましたが、若い人が住みたいと思わない土地は、ただでさえ人口が減少していく中で、膨張していた居住地はまた都市部に集中していくしかないんでしょう。ただ廃墟があると危険だから、住む人がいなくなった家については、どんどん更地にしていくようにした方がよい。


 娘は今年大学4年生。地獄の学費捻出(とはいえ文系だからたかが知れてますが)も今年で終わり。院に行くとかは言ってないので、無事就職決まって欲しいなぁ。

 私も今の勤務地4年目だから、遠くに行くことはないと思うけど、異動の可能性あり。仕事も慣れてきたし、ロケーションがいい横浜も捨てがたいんだけど、やっぱ東京の方が近いんだよな。こればかりは神のみぞ知るというところで、2月末の内示を待ちましょう。。

 <今年の抱負>

 ・昇段…といっても審査月って忙しくて審査の日が休日出勤ってことがよくある。当然その前後も仕事で満足に練習できない。と考えると昇段以前に練習時間が取れない可能性も。さらいいえば現在の体調だとこれまた満足に練習できる状態にない。ううむ。

 ・楽器…新たな挑戦、サックスやりたいんですよね。楽器店の音楽教室のチラシとかもらってきたんだけど、レッスン時間にちょうど良いところがなく悩みどころ。サックスでスタンダードジャズとか大野雄二、大野克夫とかの曲やりたいんですよねぇ。楽器は早めに始めた方がいいっていうし、どうやって時間を作るかがまず課題。

 ・仕事…は、少なくとも自分原因ではクレーム起こさないようにすること。明日できることは今日やらない事。

あと、このblog、今年も毎日更新(振り返ってのずる更新も含め)を続けること。

というわけで、こんな感じでやっていきます

定型ですが、

今年もどうぞよろしくお願いいたしま〜す。

平成28年 丁酉元旦

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