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2018-09-28

「クラッシャージョウREBIRTH」第1巻

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クラッシャージョウ REBIRTH(1) (イブニングKC)

 原作:高千穂遥/キャラクター原案:安彦良和/漫画:針井佑

クラッシャージョウ」が初めて世に出たのは1977年、今はなき朝日ソノラマ文庫。私が読み始めたのは、高校生くらいからだから6巻まで出ていました。もしかしたら「マンガ少年」に短編が掲載されたのを読んだのが最初かもしれない。今回の漫画は、隔週刊の講談社雑誌「イブニング」に連載。


 クラッシャージョウの世界は、こんな感じ。

 西暦2111年、人類はワープ機関を完成させ、以後宇宙開発の状態は一気に加速、他の恒星系へ進出が進む。しかし他の恒星への進出には、航路整備、惑星の移住環境整備など、危険な難題が山積していた。

 西暦2120年頃、そうした荒事を専門に請負う「クラッシャー」と呼ばれる者たちが出現を始める。彼らは膨大な数の惑星を改造し居住可能なものにしていく、いわば人類における銀河開発の尖兵となった。

 西暦2129年、惑星トプロスの独立宣言を皮切りに、惑星国家の時代が到来。さらに惑星改造技術が著しい進歩を遂げる中、1つの太陽系を1つの政治国家とする太陽系国家の時代へと歴史は大きく変わっていく。

 西暦2134年、一国家の利益に偏ることなく、全人類の安全と繁栄を守る機関として銀河連合設立。独自の宇宙軍を保有する。8000の太陽系国家が連合に加盟し、銀河は安定と繁栄の頂点を迎える。しかし、その影では非合法組織や宇宙海賊もその勢力を延ばしていた。惑星改造を主な仕事としていたクラッシャーは、そうした荒くれ者との難事も引き受けるようになっていく。


 ジョウは、クラッシャー草創期に活躍し現在クラッシャー評議会議長ダンの息子。小さい頃からクラッシャーを身近に見てきた為、若干18歳にしてチームを任されている。クラッシャージョウチームは、かつてダンとチームを組んでいたベテランの航海士タロス、最年少でお調子者の機関士リッキー。航法士の金髪碧眼の元王女アルフィン、分析、機体修理、航行補助に艦内清掃ほか万能ロボットのドンゴ とチームリーダー、ジョウの5名。

 基本は評議会を経由してくる仕事をこなすが、突然舞い込む仕事も。星を跨ぐ困難な仕事をチームで解決していく"和製スペースオペラ"の元祖的な物語。1983年には小説版のイラスト、キャラクターデザインの安彦良和自ら監督をしてアニメ映画が作られました。

 今回2度目の漫画化。最初は「さすがの猿飛」「ギャラリーフェイク」の細野不二彦さん。今回の針井佑さんもこれがデビュー作とのことですが、まるで安彦良和が書いたようなタッチで描かれており、旧来のファンには嬉しい絵です。

 ストーリーは小説第2巻の「撃滅!宇宙海賊の罠」で第1巻は前半。後半も楽しみですが、できれば原作小説すべての漫画化とオリジナル作品を期待しちゃいます。 

 

 


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2018-09-08

「一礼して、キス」

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一礼して、キス コミック 1-7巻セット (Betsucomiフラワーコミックス)

加賀やっこ著・フラワーコミックス。

 弓道漫画、というか弓道部所属高校生の恋愛漫画。昨年映画化もされました。本編全7巻+特別篇(は読んでない)。

 弓道ものというのは数えるほどしかなく、なるべく読む用意しています。とはいえ、基本的に漫画という媒体故"学生弓道"を扱ったものばかり。唯一時代劇で三十三間堂通し矢の歴史を扱った「弓道士魂」がかなり硬派な感じで好き。

 「一礼して、キス」は昨年映画化された時、結構好きな加藤エライザが主演ということもあって気にはなっていたのですが、恐らくさほど当たらなかったのか気が付いたら終わっていました。

 映画にしても漫画にしても、弓道を「目に見える媒体」にする場合、「弓道をしている人は弓道描写に対して厳しい」という、かなり高いハードルがあります。素晴らしい射をする人を、それだけ多く見ているとか、細かい指摘を受けるので、そういうところができていないのに、作劇上名人級扱いされているというのがどうも納得できない。それ以上に基本の射法八節すらまともにできていないのに100発100中とかありえないわー、とか思ってしまいます。

 「一礼して、キス」もまぁ弓道の面から言えば??というところもあります。県連の重鎮、錬士九段って…(^_^;)。九段なら範士ではないかと。いやいや、もしかしたら昇段審査は受けるけど称号審査を受けない人なのかも…。いやぁないな。

 称号(錬士・教士・範士)審査は、

  五段→(称号試験をうける)→錬士五段

    →(昇段審査を受ける)→錬士六段

    →(称号試験をうける)→教士六段

    →(昇段審査をうける)→教士七段

    →(昇段審査をうける)→教士八段

    →(称号推薦をうける)→範士八段

 ときて、九段、十段は、試験ではなく推薦名誉段位みたいな感じ。名誉段位を受ける人が錬士というのはありえないんじゃないかな。

 

 学生弓道の経験がないのでよくわかりませんが、3年とか4年とかの短い期間で的中数を競う大会をクリアしていかないといけないという状況であれば、まずは中ることが大切で、多少体配や射形の乱れは仕方がないのかな。

だいたい、腕を弦で打ってしまうのは角見が利いていないからで、それでもバンバン中っちゃうっていうのもどうも解せない。

 

 「一礼して、キス」は、先輩女子とインターハイで優勝しちゃうくらい上手な後輩との恋愛ストーリー。少女漫画にありがちな紆余曲折が部活を絡めて進む。後輩男子から一方的に惚れられて、タイトル通り、やたらキスシーンが出て来るのはよいけど、せめて道場外でやって欲しいと思うのは私が歳をとったからか。たぶんこういう展開は読者層からは受けるんだろうなぁ。男の子はみんなかっこいいし。

 あぁ、高校生の頃から弓道やって、こういう青春送りたかったなー(^_^;)。

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2018-09-05

「石ノ森章太郎の物語」

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石ノ森章太郎 の物語 [ 生誕80周年 - 石ノ森自身が描いた15の自伝的ストーリー 漫画作品集 - ] (SAN-EI MOOK)

 正式名称「石ノ森章太郎 の物語 [ 生誕80周年 - 石ノ森自身が描いた15の自伝的ストーリー 漫画作品集 - ]」

石ノ森章太郎著・ 三栄書房(SAN-EI MOOK)

先日、24時間テレビドラマスペシャルで『ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語』が放送されて、衝動的にポチってしまいました。

石ノ森章太郎自身が登場する15の短編を集めた作品集です。表紙には代表作が描かれていますが、これらの作品が載っているわけではないのでご注意を。

石ノ森作品は「サイボーグ009」をはじめかなり読んでいます。ここに編まれた作品も2/3程度は読んでいました。

トキワ荘時代の話は、何度も描かれていますし、先日のドラマでも描かれていた内容ですので目新しさはありませんが、仙台の田舎から上京して漫画(萬画)家として苦悩しながら大成した様子がひしひしと伝わってきます。

1989年、萬画宣言をして、以降漫画を「萬画」といっていました。

 1.萬画は万画(よろずが)です。全ゆる事象を表現できるからです。

 2.萬画は万人の嗜好に合う(愛されるし親しみやすい)メディアです。

 3.萬画は一から万(無限大の意も含む)の駒による表現です。

 4.従って萬画は、無限大の可能性を持つメディアである、とも言えるでしょう。

 5.萬画を英語風に言えば、Million Art。Millionは百万だが、日本語の万と同じく「たくさん」の意味があるからです。頭文字を継げればM・Aです。

 6.M・Aは即ち”MA”NGAの意。

約30年経っていますが、定着はしなかったですね。散漫の"漫"ではなく"萬"を使うことで、大衆芸能的なものから芸術的なものに立ち位置一段上に変えたかったのかもしれませんが、そういうものも含み、更に言えば現在海外でも愛好者の多い日本漫画はカタカナの「マンガ」と呼ばれて「漫画」よりもよりグローバルになったと思います。そういう意味では、石ノ森の考え方は浸透していると思います。

ストーリー漫画の合間に、こういったエッセイ風の漫画も描いていた。本当に漫画を描くために生まれた人でした。

今年は生誕80年、没後20年の節目の年でした。60年代の作品でも決して古びず今読んでも作品のテーマに感銘を受ける。稀代の作家さんでした。

石ノ森章太郎に外れなし、です。


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2018-08-21

「侍ジャイアンツ」

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侍ジャイアンツ 文庫版 全8巻完結セット (講談社漫画文庫)[コミックセット]

梶原一騎原作/井上コオ画

 GYAO!でアニメ見てたら「そういえば原作通して読んだことないなぁ」と思い読んでみた。

 『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて、1971年36号より1974年42号まで連載。wikiによるとアニメ化先行の企画だったとの事。ただ漫画が先行発表されたものの人気は低迷、あわや打ち切り寸前にアニメ化が正式決定、人気が盛り上がったという作品。

 アニメは大塚康生(『未来少年コナン』や『ルパン三世 カリオストロの城』)のキャラデザで可愛い感じですが、井上コオの絵は荒々しくまさに"サムライ"という感じ。

 漫画オリジナルの魔球ハラキリ・シュートやアニメに出てこないライバル、T大出身で頭脳プレーを得意とする広島東洋カープの明智学、ジャイアント馬場を彷彿とさせる長身&怪力の大洋ホエールズの不二立彦、ウルフチーフの代わりにドジャースから来たポポ・エンリコ。同じ阪神に入った天才剣術家、太刀風兵庫。アニメでは眉月光(ヤクルト)と大砲万作(中日)、ウルフチーフ(阪神)の3人だけだったので、キャラ的にもよけい「巨人の星」のライバル(花形、左門、オズマ)とかぶってしまったのは残念。アニメ未登場のキャラもなかな個性的でいいのに。

 そして最後、大砲万作を相手に分身魔球を投げ三振に打ち取った後、マウンド上で立ったまま息絶える。16歳で入団し3年の短い命。享年十九。なんとも悲しいラストだ。

 

 梶原一騎原作漫画は主人公はラストで死ぬ作品が多い。

 「タイガーマスク」しかり、「愛と誠」しかり。「あしたのジョー」も最後は生死不明だけど、私的には真っ白にもえつきた=死と思っています。

 「巨人の星」の飛雄馬は、左腕を壊し球界を去り死ぬことなく失踪し、数年後に復活をしてくる。「巨人の星」は倒れても立ち上がる不死鳥がモチーフだから。

 アニメ版はストーリー展開キャラ造形的にも悲劇は似合わない。しかし、アニメを先に観て原作読んだらトラウマ必至。

 

 作画の井上コオは新人で、恐らく他の梶原原作漫画と比べても梶原一騎のカラーがすごく強く出ている作品かと思います。最後空手道場で特訓をするくだりとか、天才剣術家、太刀風兵庫が出てくるところなど、このまま続けていたら暴走しかねないところでしたが、その後分身魔球〜立ち往生とあっという間に話が完結したのは作品としては成功だったかも。

 アニメ知っていて原作を読んでない人は是非。新しい発見があります。

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2018-06-26

「沈黙の艦隊」

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 かわぐちかいじ著・講談社(モーニングKC全32巻/愛蔵版全11巻/文庫版全16巻)

沈黙の艦隊 全32巻完結(モーニングKC ) [マーケットプレイス コミックセット]

 1988年から96年まで連載。8年かけて描かれた作品ですが、物語内の時間は2カ月。最初の頃、もっぱら喫茶店に置いてあったのを読んでいたのですが、最後まで読んでいませんでした。連載終了から22年、初めて最後まで読みましたが、一言、

傑作です

 大ヒットした作品ですから、知ってる人はなんとなく知っていると思います。日米で共同建造した日本初の原子力潜水艦「シーバット」。艦長の海江田は突如艦内で全乗員と反乱を起こし、独立戦闘国家「やまと」を名乗る。元々アメリカ第7艦隊籍だった「シーバット」の勝手な行動をアメリカは許すはずもなく次々とやまと撃沈の為の刺客を放つ。どうやってこの難局を切り抜けるか、ここら辺は潜水艦戦の面白さ。そして海江田艦長の独立国家構想の真相が徐々に明らかになる。

 地上に配備された核ミサイルと異なり、原潜に配備された核兵器は、容易にその場所を突き止めることができない為、報復攻撃の的にはならない。それを最大限に生かすために潜水艦が国家体から独立して世界の警察になる。そして、核保有国から核兵器を廃絶し、更に国家そのものも解体、国連を受け皿として"世界政府"を作り地上から戦争を根絶する。アメリカを始め核保有国、そして日本。既得権益を持つ各国はどのように対処するのか。艦隊戦を挟みながら、後半は政治劇に重みが置かれます。

 連載終了から20年以上経ってますが、物語の中にある様に人々は戦争を憎み、核を憎んでいるにも関わらず、海江田の提唱した世界政府も軍縮も一向に進んでいません。もちろんこの物語はフィクションですが、海江田のような男が現れても大勢を変えることはできない。ではどうすればよいのか。このまま人類は滅亡するまで、核の恐怖に怯え続ける宿命なのか。

 核さえ持っていれば、大国と対等には話ができる。貧乏国家の北朝鮮ですらアメリカを交渉のテーブルに着かせることができた。強大な核の力を元にしないと平和や発展が保てないというのは、砂上の楼閣に過ぎない。

 連載時から世界的には米ソ冷戦が終結したり、911同時多発テロがあったり、日本では阪神淡路大震災、東日本大震災、特に東日本大震災では原発のメルトダウンまで起きた。世界を巡る動き、核を巡るさまざまな動きがあったけど、「沈黙の艦隊」が問いかける問題は決して古びることなく読者のこころに訴えかけてきます。

 長いので読むのは大変ですけど、機会があったら読んで欲しい作品です。満喫とか行くと揃っているんじゃないかな。

 超おすすめ。

モーニングKC(オリジナル版) 

1巻の厚さが5cm以上!迫力ある愛蔵版

場所を考えるとこっちがよいかも。(講談社漫画文庫版)

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ひ〜様ひ〜様 2018/06/27 10:59 私も全巻持っています。ジパングとか太陽の黙示録も持っていますが、傑作は沈黙の艦隊だと私も思います。主人公以外の登場人物も魅力的な人がいますよね。最近、空母いぶきを買おうかどうか迷っています。なんか映画化されるみたいですね。

heehee 2018/06/28 21:24 >ひ〜様
をを!読んでましたか!単純なアクションストーリーではなくて、色々と考えさえられる物語でした。静の海江田に対して動の深町、最後まで対立をするベネット米大統領、外務次官の天津、海原官房長官、そして竹上総理。英原潜「タービュレント」ストリンガー艦長などなど、魅力的な人物たちが世界の行く末を真剣に考える男たちのドラマ。何事も真剣に取り組む姿は胸を打ちます。自分がいい加減だから…(^_^;)。

2018-06-12

「新世紀エヴァンゲリオン」

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新世紀エヴァンゲリオン コミック 全14巻完結セット (カドカワコミックス・エース)

 今更ながら続けて読んでみた(^_^;)。

 5巻くらいまではタイムリーに読んでいたのですが、いつになっても終わらず、忘れた頃に新刊が出ていてほんとに忘れてしまったww

 確かこの頃までは、少し違うところはあるもののTVシリーズを焼き直しているだけって感じだったのですが、中盤から後半、TVシリーズ+旧劇場版を構成し直してすごくわかりやすいドラマになっていました。

 特に10巻以降はどのような展開になるか、ドキドキしながら読めました。

 登場人物も能弁で、自分の心情をちゃんと話してくれる。シンジくんもTVでは終始ヘタレでしたが、少しずつ成長をしている感じが好感。謎をばらまいた挙句に最終2話は体育館で一人出悶々とするシンジくんというとんでもない展開で、やり直しをした 旧劇版『Air / まごころを、君に』も言葉足らずで?? 実写が挟み込まれ「気持ち悪い」って…(^_^;)。観客に委ねたといえば聞こえはよいけど、あまり気持ちの良い終わり方ではありませんでした。

 かつてエヴァに嵌って漫画版読んでいない人、お勧めです。


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2018-05-25

「20世紀少年」

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20世紀少年(ビッグコミックス)全22巻+21世紀少年 上・下

 今更通して読みました。

 連載中、スピリッツ買っていたので読んでいましたが、過去と現在を行ったり来たり、いつになっても"ともだち"の正体は分からず、伏線が一向に回収されないまま、主人公であるケンヂ不在のまま物語は進行する…と、なんとも好奇心が持続できず、読むのを諦めてました。完結から10年以上経ち、そろそろ読んでみようかと「20世紀少年」全22巻と完結篇「21世紀少年」上下巻の計24巻通勤中に遂に読了。物語の中では、昨年2017年(ともだち歴3年)までの話。

 主人公たちは、学年5個上。私が1年生の時6年生の少年少女の物語。時代的にはほぼリアルタイム。街の風景や遊びはほんとその通りな感じ。

 あの頃って、今と違い同学年でのみ遊ぶ、というよりも近所のおにーちゃんたちと遊ぶことが多かった。自分たちが小学校高学年になる頃には下の学年の子たちとつるむことはなくなりましたが。ちょうどそういった地域のコミュニティが希薄になってきた時期なのかもしれません。

 バラ色の未来を描いた70年万博が終わったとたんに、公害問題、日本沈没(73)やノストラダムスの大予言(73)に代表される終末感、厭世感が蔓延します。TVでは特撮ヒーローものが百花繚乱、悪の組織が世界征服を企んで毎週のようにヒーローにやっつけられてました。

 「仮面ライダーになりたい」「ウルトラマンになりたい」とは、男の子なら誰も1度は夢に見たものです。そういう想いは歳をとるにしたがって幼稚な妄想として忘れていくものですが、実は最近のロボット工学系技術者は「アトムを作りたかった」とか「ガンダムを作りたい」とか、子どもの頃の夢を大人になって叶えようとしているとも言えます。2足歩行ロボットを真剣に研究しているのは日本くらいです。宇宙飛行士もスポーツ選手もみんな小さい頃からの夢に向かって進みそれを叶えている。では、悪の組織に魅入られた子どもがいたら…。

 オウム真理教事件は、背景は異なるものの昔見た悪の組織を現実化したものでした。「20世紀少年」の連載開始が1999年、地下鉄サリン事件が1995年ですから、これも下敷きにしているのでしょう。

 現在や過去の風俗をちりばめて、一つの物語に構成している。別にすべての伏線を回収しているわけでもない。あくまでも一つの仮定として、悪の組織、現実的には、オウム真理教の政府転覆計画が成功していたら的に考えることもできます。オウム実行犯たちの年齢が、ほぼ「20世紀少年」の登場人物とかぶることもこの年齢の人たちの抱える闇が垣間見えます。「20世紀少年」は架空の世界の話ですが、いくつかの歯車がしっかりと噛み合っていたら、現実になってもおかしくはなかったのかもしれません。そう考えると恐ろしい。

 

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2018-01-17

「洗礼」

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洗礼 全4巻 完結セット (文庫版)(小学館文庫) [マーケットプレイス コミックセット]

 楳図かずお

 ずっと読みたかったんですがやっと読みました。昭和49年『週刊少女コミック』連載ですから、連載時は9歳。少女漫画雑誌を読むようになったのはもっとずっと後なので、雑誌連載中は知らず、10年後くらいに「漂流教室」を再読してから楳図かずマイブームが到来。その時に読もうと思ったんですけど、楳図かずおの漫画って毒気が強く、手に取る前にブームが去ってしまいました。

 その後折に触れ「洗礼」が傑作だという話を聞いており96年に映画化された時も見たかったのですが結局見ていないという自分的には微妙にタイミングがずれた作品でした。

 あらすじ

美貌を誇った往年の大女優・若草いずみは、子役時代からの厚化粧や撮影所の強いライトの影響などにより、やがて顔に深いしわや醜いあざが出来てしまう。幼い頃から人一倍「美醜」や「老い」といったものに敏感だったいずみは、そのあざのせいで精神の安定を欠くようになり、ついには、若さと美貌をとりもどすため、女児を出産し、その娘に自身の脳を移植をするという計画を企てる。■いずみは、無事出産した娘をさくらと名づけ、彼女の頭が十分大きくなるまで大事に育てあげた。周囲からは良き母・娘と見られ、さくらが書いた作文「わたしのやさしいおかあさん」は文部大臣賞を受賞するほどのものであった。■一見良好な母・娘関係の裏で、いずみの主治医は、家の2階で、来るべき脳移植手術にそなえ、動物実験を繰り返していた。さくらは不気味なものを感じ取ったのか、決して2階に行くことはなかった。ある日、さくらが思い切って2階に上がってみると、動物実験の痕跡である大量の死骸と、2台のベッドを発見。母親の真の意図に気づいて逃げ出そうとするが捕まってしまい、おぞましい脳移植手術は強行される。■生まれ変わったいずみ(さくら)は、普通の女としての幸せを手に入れると称して、担任である男性教師・谷川の愛をつかみ取ろうと決意。これまでのさくらのボーイフレンド(同級生)には、子供なんてもう相手にしない、自分が欲しいのは大人の愛だと言い放つ。しかし、独身だと思っていた谷川に実は妻子がいることが発覚。そこで、いずみは策を講じて谷川の家にうまく乗り込むと、谷川の妻を陰湿の限りを尽くしていじめぬき、谷川を小学生の体で不気味に色っぽく誘惑する。■いったんは、妻を病院送りにして谷川から離婚の約束をとりつけ、目的を達したかに思ったいずみ。だが、勝ち誇るのもつかの間、実は谷川夫妻そろっての芝居にだまされており、妻は実家に避難し、谷川は密かにさくら(いずみ)に病院でカウンセリングを受けさせようとしていたことを知って涙を落とす。■おりしも、手術前のいずみの顔にあったのと同じ、加齢や過度の化粧による醜いあざが、小学生であるさくら(いずみ)の顔にも出現。さらには、若草いずみの引退後を追跡調査するルポライターも現れ、いずみは徐々に追い詰められていく。いずみは最終手段として、さくらの親友である良子に全てを打ち明け、谷川の妻である和代への脳の再移植を強行しようとするのだが・・・。(wikiより)


 自分の美貌の為に娘の身体に自分の脳を移植して第2の人生をやり直そうとする話なのですが、楳図ワールド全開、フルスロットルです。わざとミスリードをして恐怖を煽るやり方は分かっていながらドキッとします。

 

 女性の美に対しての執念というのがどれほどのものかは分かりません。勿論このお話はフィクションですが、もし自分の意識をそのままに身体を若返らせることが出来たら…と考えれば、今の私的には確かにうらやましい話。とはいえ、この物語では9歳の女の子になり小学校からやり直す。いやいや18歳くらいなら良いけど、9歳は戻りすぎです。しかもまだ受験とか就職とか、学期毎のテストとか絶対戻りたくありません。今の状態で身体だけ30年若くなるというのが理想。

 という表面的にはそういう話なのですが、実は最後まで読むと若さとか美醜の問題ではなく狂気と正常の間で人間はどう生きるのかという深淵なテーマになっていたりする。

 読んだことない人、お勧めです。昔の漫画ってなんかやっぱすごいわ。

 

2017-10-18

「幻魔大戦Rebirth」第6巻

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幻魔大戦 Rebirth (6) (少年サンデーコミックススペシャル)

平井和正・石ノ森章太郎オールスターの幻魔大戦も早6巻。

 主要人物としてミュータント・サブ(風田三郎)が出て来たり、サイボーグ009の001(イワン)が出て来たりする。その他石ノ森作品の超能力者が少年マガジン版の最後に出てきたけど、今回はそれぞれが活躍して見ごたえがある。後半真幻魔第3部の"犬の帝国"が舞台になったり、009の地下帝国ヨミ編のトカゲ人類の"ザッタン"、街を砂漠に変える砂幻魔ともうなんだかしっちゃかめっちゃか(^^;)。相変わらず東丈は失踪中ですが、失踪先の様子が描かれているのは興味深い。

 風田三郎(サブロウ)は原作"イナズマン"の変身前の青年も同じ名前だけど、イナズマンは一応超能力者なので、出ないかなぁ。少年マガジン版幻魔の最終回ではさるとびエっちゃんも出てきた。こうなったらエっちゃんも出てきてほしいぞ。

2017-10-07

「ヤジとボク」

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手塚治虫名作集 (6) 白縫 (集英社文庫(コミック版))

「ヤジとボク」 は月刊少年ジャンプ1975年3月号に掲載された手塚治虫の短編。ずっと探していて、集英社文庫の手塚治虫名作集の第6巻「白縫」に収録されているのを知り、中古ネット書店で入手しました。その後すぐにBOOKOFFの100円コーナーにあったのは返す返すも残念でしたが(^^;)。

 知的障害者の少年ヤジローは6年生。兄タロは、弟の為に大学で動物の知能を向上させる研究をしていた。ある日、兄の大学にお弁当を届けに来たヤジローは、兄の部屋にいた実験用マウスを逃がしてしまう。実験用マウスはヤジローのもとにやってきて、ヤジと名付け一緒に住むようになる。ヤジは、母マウス体内にいた16匹分の栄養管を1匹に集約して生まれたスーパーマウスで、自由を得たヤジの知能は、学術論文を読むまでに発達する。 ちょうどその頃、各所で連続爆破事件が発生する。事件現場では必ずネズミの姿が見られる。ヤジだ。ヤジは化学の本を読んで爆薬を作り事件を起こしていた…って話。

 最後がねぇ、泣けるんですよ。

 昭和50年ですから私10歳で、床屋さんに置いてあったジャンプで読んですごく気に入ったのですが、わずか31ページの短編で、その他の手塚作品のように長編ではなかった為、どこにまとまっているのか皆目見当がつきませんでした。

 ある時、何気なく「ヤジとボク」の事を思い出し検索してたら、上述の漫画文庫に収録されていることを知ったというわけ。

 なんと40年以上ぶりの再会でしたが、今観ても全然古くない。手塚治虫はやっぱり天才です。

手塚治虫名作集 (6) 白縫 (集英社文庫(コミック版))

手塚治虫名作集 (6) 白縫 (集英社文庫(コミック版))