もう12月ですな。。

寒い。
毎日が寒いっす。

忘年会の案内が回ってくる時期が来ました。

戸惑いは半端じゃないです。
光陰矢の如し。

今日は小学校に行って来ました。
病院に勤めつつ、今年からスクールカウンセラーを始めたのだ。

…。
前に書いただろうか。
最近、記憶が。。
難あり。

経済面で苦しむ臨床心理士は多い。
そして例に漏れず私も苦しみ派の1人なのである。

高学歴低収入。
うまいこと表現しておられる方がおりました。

まぁ、私は高学歴ではないけども。
腐っても最終学歴は大学院なわけで。

国家資格ではない臨床心理士は診療報酬に絡むことができないので、医療領域では肩身が狭い。
心理検査は診療報酬の対象ではあるが、検査によっては手続きや解釈に費やす労力に対する利益が低すぎるものもある。
そもそも医師の指示があり、医師が結果を分析することが建前にあって、
別に心理士がしなくてもいいのです。

ほんと、苦しい立場です。
カウンセリングは診療の範囲で行うため、いわばサービス、ボランティアのようなもの。
料金は面接構造の一つであるが、まずそこで枠が緩んでしまう。

まぁ、金とれるほどの能力が自分にあるとは思えないし、
経験を積ませてもらえてるという意味では、
患者さんも多少の料金を払っているようなもんかもしれませんがね。

ちなみに、施設環境によっては有料カウンセリングを実施することが可能。
病院によっては1時間あたり3000円とか5000円とか8000円で行っている場合もあります。
クリニックは詳しいことは知らんですが。

うちの職場は完全にサービスなので、
常勤2人非常勤1人体制だけど、全員でかかっても1人分の給料額すら稼げません。


なんだろうね。
やたら指定大学院は増えているけど、
臨床心理士の未来に光明が射す気配がないんですけど。

国家資格化はとてもデリケートな問題だと思います。
心を扱うわけだから、目に見えにくい副作用を引き起こすリスクを孕んでいる。
取り返しのつかないリスクを。

現に胡散臭いカウンセラーは巷にうようよしてる。

臨床心理士養成校では浅く広く学ぶから、即戦力にはなりにくいし、
職業柄、いっぱしの仕事ができるようになるのに時間もかかる。
大体、臨床心理士という資格で医療や教育、産業、司法…様々な領域をまかない過ぎている。

国家資格化の動きの中で、私は傍観者に近いポジションにいるので選らそうなことは言い控えるべきですが…

臨床心理士という資格を維持するために、毎年学会や研修会に参加したり発表したりしてポイントをため、5年毎に更新する必要があります。
とにかく勉強し続ける必要があるわけです。

その分、費用もかかるわけで…。

心理士よりクライエントさんの方がよっぽど高収入だってことは稀ではなく、
男性の場合は女性よりも結婚に躊躇してしまうのではなかろうか。


やみくもに心理士の立場を確立させてはならないとは思うが、
自分の生活もままならないのに、質のよい心理療法を提供できるのだろうか。
治療同盟とか何とか…


難しい問題ですな。。

でもさ、変な専門職だっていっぱいおると思うで。
医師、看護師、OT、PT、PSW
胡散臭い医師のもたらす損害は心理士の比にならんやろ。

まぁ、医学部出てる時点で平均的な基礎学力は遥かに高いが。

どちらにしても、学力のムラは心理では大きいわな。否定できん。
思考の柔軟性に乏しい人も…


まぁね。
国家資格になったとして、
どういう名称になるのかわかりませんけども…
医療心理師案もあるようで、
なんか右往左往してますわい。

私にできることは何なのか。
日々の業務すらキャパオーバー寸前なので、心理士としての自信のなさに何もできる気がせんのだわ。
それこそ傍観者?

せめて、心理士というもののイメージを他職種に誤解されないようには気を付けたいと思っています。
私の前任者は患者さんにはとても優しかったけれど、職員とはあまりうまくコミュニケーションを取れていなかったようで、
病棟勤務当初はかなり警戒されていました。
苦労した…。
チーム医療なんやから、仲間とうまくやれんかったら元も子もない。

患者さんとの関わりは見習いたいですがね。

ただでさえ曖昧で得体の知れないイメージを持たれがちな職種なので、
少しでも理解してもらえるように、
必要としてもらえるように、
日々精進していくことが今の私にできることかなぁと、気持ちに折り合いをつけております。

地道で微々たる努力かもだけど、
前任者の一件で、その人の性格なり人となりが職種イメージにそのまま反映されてしまうことを痛感。
対人スキルは大事です。

まぁ…
何を長々とって感じですな…

まずこのくどさをどげんかせんといかん。

古。


お後がよろしいようで。