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平民新聞

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2007-10-27(土)

[]性少年に捧げる十大白書

http://d.hatena.ne.jp/idiotape/20071020/1192873365

流行りにのっかるのが大好きなので、ぼくも私家版世界十大小説でも選んでみようかと思ったのですが、よくよく考えたらそんなに本を読んでない事に気付いたので、やっぱやめた!と思ったのですが、駄々っ子スピリッツを31年間フトコロに抱き続け、今ではすっかり空気の読めない迷惑なオッサンへと変貌をとげたぼくとしては、やはり皆様が楽しそうに書いておられるのを見ていると、「そのお菓子、おれも欲しい!」みたいな感じで、自分も何か書かずにはいられない気分になってきました。そこでワタクシ不肖平民金子サーティワンは、毎日毎日チンコの皮がすり切れるほどオナニーにあけくれているそこのキミ、キミだ!キミ!そんな十代二十代性少年に向けての十大白書を選んでみることにしました!ちなみにぼくは十代の頃は三時間おきにオナニーしてました。今は少し減って六時間おきくらいです。


……というか真面目に言いますと、こういうリストは、今の自分にとってのベストなもの、を選ぶとまた違ったかたちになるのですけれど、今回、自分より年の若い人、十代〜二十代の人たちが、こういうものに接するとどういう化学反応を起こすんだろう、みたいな興味で選んでみました。プータローのかたやニート諸君、ヒマな大学生のみなさん、死にたい死にたいと思ってるみなさん、自分はまるでゴミクズみたいだと思ってるみなさん、俺が生産してるのってウンコだけだよな、なんてやさぐれてるみなさん、そんな方たちに向けた十の数え唄です。ぼーっと空でも眺めているその合間の、ひまつぶしにでもいかがでしょうか。自分がたとえどんなにくだらないオナニー野郎でも、どっかしらに生きていく隙間があるものだ、みたいな事を、ぼくはこういった本やらなんやらから教えてもらった気がします。

人間滅亡的人生案内

人間滅亡的人生案内 (1971年)

人間滅亡的人生案内 (1971年)

なかなか友達が出来ないので困っている、という相談者に対し、友達なんて季節季節に咲く花みたいなもんだから、その場その場で適当なものが咲いてりゃいいんだよ、屁!と一言で突き放した深沢七郎は、たぶんみなさんのこともきれいさっぱり突き放してくれるかと思います。家族、友人、恋人、そんなもの全部ダニだ、捨ててしまえ、と書いた「流浪の手記」もおすすめです。たぶん両方とも絶版になっているかと思うのですが図書館にある深沢七郎集にのってます。

ぺるそな(鬼海弘雄

ぺるそな

ぺるそな

毎日この写真集を眺めていたら、世の中には色んな人がいるもんだってのがわかります。

北回帰線(ヘンリー・ミラー)

[rakuten:book:10105074:detail]

どっか旅行に行く時は、たいていこの本を持っていきます。でも今だに最後まで読みきった事がないのですけど、それは結局のところこの本、何を書いてるのやらよくわからないからです。眠れない時にページを開くとすぐに眠れますし、時たま、ものすごくかっこいいフレーズが書いてあったりします。そのへんの古本屋に行けば100円ですぐに見つかります。

浅草キッドビートたけし

浅草キッド (新潮文庫)

浅草キッド (新潮文庫)

ビートたけしというだけで眉をひそめるヒネくれた方もいるかと思うのですが、この人の昔の小説はけっこうおもしろいです。映画「キッズリターン」を選ぼうかと思ったのですが、こっちにしときます。ぼくはこの本を読んで、自分も何かやってやるど!つうか、頑張って生きていくど!て気になりました。ビートたけしの包茎小説の金字塔だと思います。

性少年時代(ひさうちみちお

性少年時代

性少年時代

この日記で何度も紹介した本ですが、ひさうち大先生がオナニー道の奥深さについて書かれた性春エッセイです。オナニー性少年よ、これを読まずして他に何を読むのか!と言いたいくらいの名著。

ちんちくりん(友部正人

[rakuten:book:10973841:detail]

友部正人が二十代に書いたエッセイ、というか詩、というか文章です。この頃の友部正人の言葉のギラつき具合は半端じゃなくかっこいいのです。と、ぼくは思うのですがみなさんはどう感じるでしょうか。ぼくはこういう文章が書いてみたい、でも絶対に書けないな、と思った本です。

岸辺のない海(金井美恵子

岸辺のない海 (中公文庫 A 89)

岸辺のない海 (中公文庫 A 89)

勇気を出して金井美恵子を選んでみました。この小説、なんというか微妙というか、たぶん今の自分が読んでもあんまりおもしろいとは思わないかもな、なんて思うのですが、大昔にこれを初めて読んだ時は、どう考えても「気狂いピエロ」なんかよりこっちの方が断然かっこいいぜ、なんて痛々しく言い張ってました。

うらおもて人生録(色川武大

うらおもて人生録 (新潮文庫)

うらおもて人生録 (新潮文庫)

学校も行かずに競馬場ばっか行ってたぼくにある日、同じように学校に行かずパチンコばっかやってた友達がくれた本です。内容は忘れましたけど。

ドン・キホーテ

ドン・キホーテ〈前篇1〉 (岩波文庫)

ドン・キホーテ〈前篇1〉 (岩波文庫)

長いのを一個くらい入れておこうと思ったので選びました。この小説は前編後編全部入れるとメチャクチャ長いのですが、読み終わった時、ものすごく感動したのをおぼえています。「こんなクソ長い小説を飽きずに全部読みきるなんて、なんて俺は超絶ひま人なんだ!!!」とかいう、そんな感動ですケド。寝てばっかりいてする事がない人におすすめです。基本的に退屈な話なのですが、後編に入ると途端におもしろくなるというか、今現在ネットでやれメタだメタだ、メタメタメタ!とか言ってる人たちが読んだら、自分がメタメタ言ってるそのメタの源流がどの程度すごいものなのかっていうのを垣間見る事が出来ると思います。

ラングストン・ヒューズ詩集

ラングストン・ヒューズ詩集 (1969年)

ラングストン・ヒューズ詩集 (1969年)

とてもやさしいブルースがいっぱいつまった詩集です。真島昌利がこの人の事をすごく好きで、ブルーハーツ時代の「チェインギャング」はヒューズの詩が元ネタになっています。これも絶版になってるかもしれませんが図書館やネットで探せると思います。

われらの時代(大江健三郎

われらの時代 (新潮文庫)

われらの時代 (新潮文庫)

大江健三郎の初期童貞小説群は素晴らしいです。童貞って偉大だなあ!童貞ってホントくだらないよなあ!(←いい意味で)なんて風に思えます。これを読んで興奮していた頃、ぼくも燃えさかる童貞少年でした。童貞時代の思い出に天皇を爆死させるど!行け!猫のジブラルタルよ!とか、こんなくだらない(←かっこいいという意味で)世界が描けるのは大江の健三郎だけなのです。

愛情69

愛情69―詩集 (1968年)

愛情69―詩集 (1968年)

ベッドに落ちた女性の陰毛から遥かアメリカ、ミシシッピ河を連想する金子光晴の詩力にひれ伏すのみです。肛門に指をあてて、くっさいなーとか言ってるだけじゃダメってことなのです。(だんだん紹介がやけっぱちになってきました)(筑摩書房のリンクを貼ってますが講談社文芸文庫に入ってます)

ネオンホールマーガレットズロース

ネオンホール

ネオンホール

ぼくが今10代ならば、おそらくこのアルバムを毎日すりきれるほど聴きますね。


えっと、勢いだけでここまで書いてきたのですが、いいかげん疲れてきたのでこのへんで。書き出すと止まらなくなってきたのでまた続きを書くかもしれません。つーか、十大白書とかいいながら、11個選んでるやんワシ、というのに今気付きましたけど、そんなの関係ねえのです。あ、あと年齢に関係なくおすすめのブログがあります。それは平民新聞というブログです。今まで言ってきた事を全部ひっくり返すようであれなのですが、本なんてチンタラ読んでるひまがあるんだったら皆さんはぼくの日記を読むべきですね。


追記

はじめは11個選んでましたけど、ちょっとづつ増殖していく予定です。

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団結しろ万国のまよなかの白痴ども/きみらのことは誰も詩に書かない(岩田宏/のぞみをすてろ)