バス害魚論研究 〜自然保護と外来魚に関する調査〜

2005-08-03 池田清彦教授、リチャードドーキンスに喧嘩売る。

ぶっそうな話じゃありませんよ。科学の話です。

ご存知、池田清彦教授は、


底抜けブラックバス大騒動

底抜けブラックバス大騒動


の著者でありまして、この大騒動の原因を気持ちよくバッサリ斬ってくれた

世のバサーの大恩人であります。

そういうこともあって興味を持ち、池田先生の著作を数冊購入したわけですがそのなかに


構造主義科学論の冒険 (講談社学術文庫)

構造主義科学論の冒険 (講談社学術文庫)


という書籍があります。

最近ようやくあわただしいブラックバス大騒動もやや落ち着きかけてきていて

本を読めるようになったため、読むことにしました。

まず表紙を開いて、、、んんん!!!!

となったわけです。


P3にこうあります。

しかし、群集生態学の理論構築という仕事はほとんど雲をつかむような話で、
解決の糸口は杳としてつかめなかった。
一方、日本の生態学会の主流は1980年代に入り、いっきに社会生物学に雪崩れていった。
猫も杓子もやれ利己的遺伝子だとか、やれミームだとかいったホラ話にうつつを抜かし、
私はこういった舶来のインチキ話に、いとも簡単にだまされてしまう
少なからぬ数の生態学者たちの頭の程度を疑うと共に、
生態学そのものにも徐々にいや気がさしてきた。

なんてあります。

なんで”んんん!!!!”なのかって?

それは、利己的な遺伝子ってサイエンス好きな理科系男子なら誰もが手にして

感銘を受ける書籍なんですよ。



この書籍、リチャードドーキンスという人が書いていて、文章も面白く、

すごく引き込まれるんです。



ミームという言葉は、サンダーシャッド106さんも

2005/02/18 『バス=害魚』というミーム

で使ってましたね。

#サンダーシャッド106さん、是非、構造主義科学論についてご意見を!

さて、この超有名なサイエンス好き御用達のドーキンスの著作に

池田先生は真っ向喧嘩売っていて、


舶来のインチキ話


とまで言い切っている。

う〜ん、これは面白い。

少なくとも10年ほど前に私がドーキンスの本を読んだ時は、

ほとんどすべてすんなり受け入れることができたし、

あれから生きてきた中で、なるほど、確かにその通りだ、と感じたことも数々ある。

だいたい、リチャードドーキンスの利己的な遺伝子の話は

合コンでどんな話よりも受けがいい。(知的に聞こえるのだ!)


そんな僕らサイエンス好き小僧の心の支えとも言える”利己的な遺伝子”を完全否定。


心の中では、


ドーキンスがんばれ!


と思いつつ、もう一方で、


さすがブラックバス大騒動を斬ってくれた先生だ、

見事な論理でドーキンスさえも斬ってしまった


という結末が見たいと思う。

ちなみにまだP3までしか読んでません。

このワクワクを一刻も早くバサーの皆さんにも伝えたかったから。



■池田清彦先生の著作

今から読むのでワクワクだけを伝えました。

構造主義科学論の冒険 (講談社学術文庫)

構造主義科学論の冒険 (講談社学術文庫)

次に読む予定。

さよならダーウィニズム (講談社選書メチエ)

さよならダーウィニズム (講談社選書メチエ)

このブログでも紹介済み。かなり痛快。

やがて消えゆく我が身なら

やがて消えゆく我が身なら


■リチャードドーキンスさんの著作

超名著。絶対読むべし。合コンでもこの話は受けます。少なくともブラックバスの話より10倍受けます。ちなみにブラックバスの話はいくら気合いを入れて話ても「その魚釣ったら食べるの?」というところにしか行き着きません。

ブラインドウォッチメーカー、表紙新しくなって出たみたいですね。

盲目の時計職人

盲目の時計職人

なぜかアマゾンに画像が無いけど、いい本です。