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2012-01-04

[]進化の方向は使ってすぐ体感できるのが正解



モルフォの「人類日本人化計画」--スマホカメラの焦点は「色数」 - CNET Japan」を読んで。

スマホカメラ・・・スマホって略し方はどうよ!とか思いつつも、デジカメの次の進化の方向を考えた記事として。



「色数」という言葉が懐かしい世代

カメラや表示デバイスの画質を向上させる重要なファクターとして、解像度や画面サイズがありますが、その中で、まだあまり手が付けられていない領域の一つとして「色数」があります。現在のデジタル画像は1677万色での表現がほとんどですが、人間は1兆色程度まで知覚できると言われています。

モルフォの「人類日本人化計画」--スマホカメラの焦点は「色数」 - CNET Japan

デジタル機器の進化と共に歩んで来た今の30歳〜45歳くらいの人だと、「色数」というとなんとも懐かしい思い出が蘇ってきます。


白黒や緑黒など2色表示から始まって、8色、16色が表示できるゲーム機やPC、いや当時の言い方ならマイコン?が登場して、コンピューターの世界に色がつきました。そこから先、じわじわと長い年月をかけて色数は進化していきます。いちいち、どの機種が何色表示だったかはそんなに細かく覚えていませんが、まだ疑似色(いくつかの色を組み合わせて色を表現する手法)全盛だった頃に登場した富士通のFM-77AVが4096色、総天然ショック!とかCMしてたのが印象に残ってます。

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やがて表示可能色数が32000色とか65536色とかになった頃から、あまり色数についてとやかく言われることが無くなり、今だとさまざまなデジタル機器の表示可能色数は1677万色でフルカラーと称しています。



進化が受け入れられるかどうか


ぶっちゃけて言うと「色数」という性能は進化の方向としては無いかなぁ、というのが個人的な認識。何故かというと、かつての色数の表示性能の進化の時、数万色を超えた辺りから色数が性能向上の指標として挙げられなくなったというのがあって、これはそこから先の進化による違いが分からない人の割合が過半数を超えてしまって、わざわざ宣言しても気にする人がほとんど居なくなってしまったという歴史があったから。



それでも、デジタル機器の製作側は何らかの性能向上をうたうために分かり易い数字で示せる指標を出してきたのもまた歴史の流れ。デジカメの撮影素子、CCDやCMOSの画素数の数字アップの歴史、特に携帯電話に搭載されたデジカメの画素数争いは本当に意味の無い戦いでした。

今時な40インチ以上の液晶テレビ、フルHDなハイビジョン画像を楽しめるんですが、じゃあフルHDの画素数はどれくらいかというと、1920 x 1080 = 2,073,600、つまり200万画素ちょっとなんです。携帯電話の画面解像度480 x 320 (=153,600)とかの画面表示で200万画素とかのデジカメが付いていてもオーバースペックすぎます。今時はスマートフォンになり、画面サイズや解像度が一気に上がりましたが、フルHDになるのはまだまだ先の話。スマートフォンで楽しむだけ、いやもうちょっと頑張って家のフルHDテレビに出力して楽しむのでも200万画素程度あれば十分だってことになります。


画素数がアップすると一画素辺りの光量が下がる、つまりは暗い所に弱くなるってのがあるので、むしろ100万画素程度に抑えて暗い所に強いデジカメとかにした方がユーザー受けは良かったんじゃないかと、今でも思っています。



最近の性能アップで感動したのはiPhoneのRetinaディスプレイ


これは本当に感動しました。


要は画面の表示解像度、どれだけ細かく表示しているかという数字がぐっと上がったディスプレイで、iPhone3GSだと3.5型 480 x 320 (163ppi)なのが、iPhone 4だと3.5型 960 x 640 (326ppi)と縦横が倍の高密度な表示となりました。webで全体表示をしている時にも文字が読めたり、写真表示も細かい所まではっきりと見える様になったりと、3GSと4とでは全く違う使い心地。

http://www.apple.com/jp/iphone/features/retina-display.html


次のiPadにはこのRetinaディスプレイが搭載されると以前から噂されていますが、iPadのサイズでこのRetinaディスプレイを搭載したら、iPhoneが3GSから4になったときより大きな衝撃を受けそうな気がしています。なまじ画面サイズが大きなだけに。



個人的にデジカメに進化してもらいたい方向


私的には今のデジカメってかなりもう満足感があるんですが、まだ進化し続けるとしたら、進んで欲しい方向は感度かな。裏面照射CMOSなどでかなり暗い所にも強くなりましたが、画素数落としてでもいいから感度アップしてもらいたい。デジカメ、デジタル一眼なんかでも、画素数ががんがん増えると撮影した写真の取り扱いが大変なんですよね。


もちろんフラッグシップ機なんかはどんどん性能向上して画素数もアップ!アップ!しても構わないと思いますが、そこまでの解像度が必要とされないミドルシップ以下は、むしろ感度とかスピードとかのパラメーターの向上に性能を割り振ってもらった方が使い勝手の良いデジカメが実現されて感動できそうです。



スマホカメラ、携帯電話カメラは小型なのでなかなか性能向上は難しいんでしょうが、日常的に持ち運びさまざまなシチュエーションで撮影する代物だからこそ、変な部分での性能アップに拘らないで、感度や速度といった日常使用に直接効いてくる部分をこう、ぐぐっと性能アップさせて、使用体験を変えてもらえるとわくわく出来そう。

[]タスクをこなすだけで終わらずに何かを成し遂げたいとき



正月だからタスク管理を考える « Soul for Sale

タスク管理についてざっくりと意義や手法について語ってるエントリ。確かに普段の日常生活から開放される休みな期間はこういう振り返りにはいいですね。



人々はどんどん忙しくなり、タスクをこなすタスク管理へと導かれる


人が忙しくなってきていろんなタスクを抱えるようになると、どんどんと頭の中にタスクが積み上ってしまい、やるべきことは出来ているのか、効率よくこなせているのか、というプレッシャーと戦うためにさまざまなタスク管理に手をだします。

世の中にはさまざまなタスク管理の手法があるし、PCやモバイルガジェットなどの電子機器、アプリやwebサービスなどによるタスク管理サポート、さまざまな魅力的な文房具など、タスク管理の手助けとなってくれるサービスやツール、道具もまた世の中に溢れています。



人それぞれ、抱えているタスクの種類や量は違うだろうし、仕事のスタイル、環境、手に馴染む道具、好みなど、どのタスク管理手法や道具、サービス、ツールがしっくり来るかも千差万別だろうから、それらはいろいろと試しながら手に馴染むものを選んで行けば良くて。そして、そのための情報、解説本やらブログ記事やらはたっぷりあります。



タスクをこなして自分の目標に近づいているか?


でも、しっかり考えるべきなのは「タスクをこなすこと」で何を成し遂げたいのか、ということ。定量的でも定性的でもいいですが、なんらかの目標を持っている場合には、自分が抱えてるタスクは自分がやりたいこと、成し遂げたいことに沿っているか? 目標に向かって近づけているのか?というのが重要です。


タスク管理においてタスクをどう実行するか判断する部分では、より重要ですぐにやるべきものを判断し、それから重点的に片付けていく、というのをよくみます。でも、自らが抱えてるタスクの中に、自分が目標とする地点にたどり着くために必要なタスクが入ってないとしたら、入ってたとしても足りていなかったらどうでしょう。そう、いつまで経っても目標地点へはたどり着きません。



目的にたどり着くため、何かを成し遂げるために必要なタスクなり行動なりが足りていないと気づいたら、それを自分のタスクへと追加する作業が必要です。もちろん、日々のタスク見直しで気づいた時に追加でも構わないのですが、週に一回程度は自分の目標と抱えているタスクがうまく結びついているかをチェックし、足りない部分は追加する方向修正作業の時間が大事。



タスクと習慣


一回限りのタスクで終わってしまう行動なら、タスク管理に入れてこなしてしまえばそれでOKなのですが、中には何度も定期的に行うことが必要とされる行動もあります。そういう行動は定期的に時間を確保する、自分の生活サイクルに組み込むなどで習慣化してしまうのが一番楽で効果があります。

簡単に習慣にできないな・・・と思える行動も、少しずつから始める、道具を揃えて形から入る、いっしょに行う仲間を探す、実行を宣言する、記録する、などの方法で習慣化しやすくなります。



目標までの道のり


目標を達成するために必要なのは、「しっかりと目標を見定めること」と「そこに至る道のりをしっかり選ぶ」という2点。目標に至る道のりってのは、いくつものタスクや、必要な行動を習慣化することで構成されるので、その道のりさえしっかり見えれば、あとはそれを淡々と実行していけばいい。

進み始めて、なかなか進めない道のりを選んでしまったと気づいたのなら、違うルートを探してみる、道を指示してくれる人を探す、といった変化を考えてみるのもいい。



自分の進みたい道のりを見直すというタスクを毎週入れる、いや、習慣化したい、する方法を考える、というのを今週のタスクに入れておこう。

[]本を取り巻く収益構造の未来



大ヒット続ける「スタバ本」の新たな発想:日経ビジネスオンライン」を読んで。

スタパ本? スタパ斉藤の本??とか思って読んでみたらスタバ本とは「スターバックス・アートブック」のことでした・・・。とかいう勘違いはさておいて、出版とその収益にまつわる興味深い話題の記事。


1. スタバ本を書店・コンビニ配本で販売する。

2. 定価を600円とすると、購読者は本書についている「ビバレッジカード」を持ってスターバックスにいくと、600円分のお好きなドリンクが飲める。

 一見しただけでは、普通のクーポン券のように見えるが、実体の構造は、かかわる人がすべてハッピーという、世界に類のない独自の構造を持っている。

大ヒット続ける「スタバ本」の新たな発想:日経ビジネスオンライン

要は「今までの書籍の収益構造の中から広告宣伝費の部分を無くす」「本の価値にスポンサー企業の商品を提供するという付加価値をつける」ことで、購読者、販売店、流通、出版社、スポンサーの全てにうまく利益や価値が回る新しいしくみ。



これを見て思ったのは、紙媒体の本というのは「読者、販売店、流通、編集、印刷、広告宣伝、著者」など、さまざまな立場の人が関わって実現している訳だけれども、電子書籍の本となると究極的には「読者、著者」しか残らない形もありうるということ。



コンテンツを通じた収益構造の中に入り込むには、なんらかの役割でそのコンテンツの成立や存在に役立つ必要がある。紙媒体と電子書籍とで、上述のさまざまな立場の意味合いを考えてみるとこう。

立場紙媒体電子書籍
読者コンテンツを読む人コンテンツを読む人
販売店書店・通販業者配信サービス
流通流通業者・問屋配信サービス
印刷印刷業者配信サービス
編集出版社出版社・なし
広告宣伝出版社・広告代理店出版社・広告代理店・なし
著者コンテンツそのものの作成者コンテンツそのものの作成者

非常にざっくりとした意味付けだけども、要は電子書籍の場合には紙媒体時に必要とされていたさまざまな立場の存在が配信サービスに集約されていたり、無くても作成可能だったりしてるのがミソ。

もちろん、紙媒体と同様な制作構造で電子書籍化を行うことも可能で今現在はそういうスタイルのものが多いけれども、電子書籍の場合には「読者・配信サービス・著者」の3つで成立しうるというのが紙媒体と大きく違う部分。



いまでこそ、まだ電子書籍のフォーマットも発展途上で揺れ動いているし、広告宣伝なしに大きな部数を売り上げることは難しいため、電子書籍から大きく成功したという事例は少ない。しかし、今後、電子書籍フォーマットが確立され、より便利な配信サービスへと人が流れ、広告宣伝に相当する部分がソーシャルブックマークやweb系ニュースや書評ブログなどで置き換わっていったとしたら、本というものを取り巻く環境、その成立を担う要員が今とはまったく違う状況になっているかもしれない。

[][]位置情報技術の発展により広がる情報活用



あなた以上にあなたのことを多く語るもの。それが、人やモノの居場所を示す位置情報だ。2012年から数年間は、位置情報の本格利用が始まる転換期になりそうだ。早ければ2016年ごろに次世代型の全地球測位システム(GPS)などが稼働を始め、わずか数センチの誤差で様々な人や物体の位置を捕捉できるようになるためだ。

次世代GPS、屋内も死角無し 売り場を丁寧に案内  :日本経済新聞

個人が自分で情報発信する形はtwitterのつぶやきが最小単位である程度行き着いた感があるが、これからはセンサーにより自動収集された情報がより活用されるようになる時代。


中でも既に活用されているのがより発展する段階に入っているのが位置情報技術で、GPSの感度向上による精度の高い位置認識やIMESのような屋内位置検知技術による屋内での位置情報。位置情報の精度が向上したり、屋外屋内こだわらずに位置が確認できるようになることで、より精度が高く汎用性に富んだナビゲーションシステムが実現する。

現在では自分でチェックインして位置情報を入力する形式な位置情報系サービスも、将来は自動でチェックインされたり、普段よくチェックインする店などの近くに来ると、お得情報などが自動配信されて店への来訪を促したりなんてのもあるかも。



位置情報を活用したサービスの代表例であるカーナビの位置情報も、その情報を集めることで更に便利な情報を生み出すこともできます。昨年の震災後、東北地域でどの道が通行可能かを判断するため、24時間以内に車が通行したかどうかの情報を本田やパイオニアのナビ情報を元に可視化した自動車通行実績情報マップが作られました。

f:id:hejihogu:20120104203340j:image

東日本大震災 - 自動車通行実績情報マップ


こういうサービスは今後ますます発展していくものと思われ、例えば、冬期間に路面が凍結するような地域で凍結路面判断センサーを搭載した車両が位置情報+路面凍結情報を発信し、それを集約することで、カーナビや路面凍結による危険エリアの標識などで路面凍結情報を走行している他の運転者に伝えることができるようになります。



位置情報に何らかの情報が付加されることで、その有用性は非常に高まりますが、一方で位置情報と個人情報が紐づいたものがあまりにオープンに誰にでもアクセス出来る様になってしまうと、プライバシーの問題が発生します。その辺、個人がどこにいるかという位置情報は本人が望まない場合は発信しないなどの設定が重要となるのでしょうが、自動発信による便利さとプライバシーの漏洩の線引きはどこになるのかは、これからの問題となっていきそうです。



位置情報がさまざまな情報と結びつき、それが集約されて活用されていくというのは、考えてみれば我々のこの現実の世界がネットの向こう側の仮想空間上に投影され、写像が作られて行くということでもあり、ますます現実とネットの融合が進みそうです。