そろそろ俺も気がついてきたんじゃない？iPhoneは自分にはいらないものだって

「そろそろ皆気がついてきたんじゃない？スマートフォンは自分にはいらないものだって*ホームページを作る人のネタ帳」を読んで。

スマートフォンとか携帯電話とか、自分にはどっちが必要かは自分で考えりゃいい。でも、世の中には自分では考えられない人、決められない人もいっぱいいて。そう、うちにもいます。

iPhoneと携帯電話とで揺れ動く母62歳

うちでソファに寝転びながらiPhoneをいじってると、物欲しそうな使ってみたさそうな62歳の母が自分の携帯電話をいじりながら「古いのがもう使えなくなるからって機種変させられた新しい簡単携帯、前のより写真の写りが悪いんだよねえ」とか愚痴ってる。カメラが悪いのか液晶が悪いのかそれとも両方なのか、確かに前の携帯より写真が汚く見える。

老人向けの簡単携帯とか狙いどころはいいのだけれども、そんなに気合入れて使う人いなさそうだから安いカメラや液晶で充分、そんな開発者の声が聞こえてきそうな。

メールどころか通話すらほとんどしないうちの両親は本当に携帯電話を持つ必要ないんじゃないかと昔から思ってる。でも、外出するときにはやっぱり便利だし、知人と全く連絡が取れなくなって孤立してしまうのもアレだろう。そんなこんなであまり使わない携帯電話を今でも使い続けてる。

古いiPhoneは余ってるよね？

「なんて言うか、もうそろそろ私もiPhoneとか持っちゃってもいいんじゃない？だって、なんか知らないけど、あんたたくさんiPhone持ってるでしょ、一台くらいくれても減らないでしょ。父さんに一番古いiPhoneをあげてたでしょ、私も使ってみたいんだよね、それ。」

なんてことを母が言い出しそうで言わないのは、単純にiPhoneの維持費が高いからだ。

「iPhoneって使うのに月にいくらするのさ」「なんだかんだで月に5千円〜8千円くらい払ってるかなあ？」「えええ、今の携帯料金の2千円ちょいの半分くらいでなんとかならないの？」「なんともなりません」

それでも、定期的にiPhoneのことは話題にのぼる。テレビでもしょっちゅうスマートフォンが紹介されるようになったのが大きい。

スマートフォンやタブレットでできることには興味はある

「あなたの自動車にカーナビがついていない？でも、大丈夫、地図で現在地を把握したり、アプリで目的地までナビゲーションしてもらうことだってできるんです。そう、iPhoneならね。」

なんてiPhoneのテレビCMでいかにもありそうなセリフを冗談で話したりすることもあるのだけれど、ナビが無い車でナビさせるのにiPhoneやiPad、スマートフォンはとても便利なのは、我々（私とつまのひと、iPhoneユーザー & androidユーザー）がいつも出かけながら使ってる話をさんざん聞いてて、うらやましく思っているようだ。

iPhoneのカメラ＆写真アプリに敵う簡単な写真撮影＆閲覧ツールってのはたぶん世の中に存在しない。カメラ機能を立ち上げればシャッターボタンしか無いし、写真見るのもスワイプにピンチイン、ピンチアウトでさくさくにちょちょいのちょい。これなら説明書読まない説明聞かないうちの母でも簡単に操作できるのは確認済だ。

iPhoneやiPadでゲームをしてるのを見てて、たまに「私にもやらせて！」と母が乗り出してくることがある。

iPhoneを持ってサイコロを振る動作をするだけで画面内のサイコロを振って遊ぶことができるゲームを見て「面白そう！私もやってみる！」と奪われたiPhoneはその直後に母の手によって見事に空中に放り出され、部屋のカーペットの上を転がった。いや、どうして本当にiPhoneを振っちゃうよ・・・。

そろそろお下がりでiPhoneやiPadが出まわる時期です

デジカメやコンピューター、そしてたぶんこれからはスマートフォンもなんだけど、新しい製品や機種をかなりのハイペースで買い換えていく私がいる我が家では、古くなって私がもう使わなくなったこれらのデジタル機器は、お下がりという名目で家族に出まわっていく。

一番、恩恵を被ってるのは間違いなく父だ。デジカメは今までに数台、iPodと名の付くデバイスは気づいたら全て父の元へと回収され、最近、ついにiPhone 3Gまでもが「これはiPodだ」と回収されていった。いや、まあ通信しないでiPod機能だけ使うのなら十分使えるけどね。

そんな訳で、父にはiPhone 3Gが渡った。

そして、その次のiPhone 3GSも余ってるといえば余ってる。たまに車での音楽再生用に使うこともあるのだが、トランスミッターさえ更新すればiPhone 4や4Sでも充分間に合う。

だから、母に練習用にiPhone 3GSを渡してみるのもいいかもしれない。

両親くらいの世代だと、たぶん本命足りうるのはiPhoneではなく画面の大きなiPadの方だろう。今春に発売されるであろうiPad 3は買う予定だが、そうなると初代iPadはお役ごめんとなって両親用に回る準備はOKになる。

古くなって使わなくなったiPhoneを寝かせておくよりかは、もしかしたらその便利さにハマるかもしれない両親の練習用に預けてみるのも悪くないかもしれない。外で使えなくても、家の中で使う分にはWi-Fiで充分に使えるのだし。