日本代表について、熱く語る。

今までも、サッカーに対する熱い想いは語ってきました。
掲示板で。
Blogで。


でも、今度は生の声で語りたい。
そう思って、ポッドキャストを始めました。


解説者でもない。
評論家でもない。
サッカー馬鹿の、日本代表に対する熱い想いを聞いてください。


ということで、SoccerCast  始めました。
いつも熱い文章を書かれる発汗さん、いつもクールな文章を書かれるケット・シーさん、そして不肖私エルゲラの3人でオシム日本代表について、ガーナ戦について熱く語っています。


サッカーキャスト第1回放送ということで非常に緊張して声が硬いのとしゃべりが固いということはありますが(笑)、聞いてみていただければと思います。
それでは、インド戦までの束の間の時間、ガーナ戦を振り返る意味でもお楽しみくださいませ。

オシム監督前日会見

相変わらず深い言葉ですが、逆にインド人記者の方がシンプルに質問してくれたことで、考え方の一端が垣間見れたような感じがしますね。
インド戦前日 オシム監督会見 スポナビ

――明日のフォーメーションは?

 どういう意味か?

――4−4−2とか

 あなたはわれわれが数字を固定化すべきと考えるのか? 最初から最後まで、4−4−2とか3−5−2とか?

――コンビネーションの問題もあるだろう?

 われわれはゲームの中でフォーメーションを変化させる。3回、4回も。4−4−2だって? 3−5−2にも3−4−3にも3−6−1にも4−5−1にもなる。われわれの選手たちは、プレーしながら変化することを知っている。私が思うに、選手は自身の考えるようなフォーメーションを形作るだろう。重要なのはシステムではない、選手なのだ。われわれはシステムを固定することはない。しかしわれわれは変化する。私はあなたと違うことを考えている。ご満足いただけないようだが(会場、苦笑)。

フォーメーションやポジションについて、どのようなコンセプトを持っているのか、何となく見える回答ですね。


また、少し長いですが、この辺りはオシム監督の考え方を窺い知る大事な部分だと思うので引用させていただきます。

――監督はいつも相手によって対応する、あるいはどんな状況や変化にも対応することの重要性を説いているが、それは監督が求める「ポリバレントな選手」の条件でもあるのか?

ポリバレント」という言葉には、多くの意味が含まれている。必要に応じて、多くのポジションができるということ。それだけではないのだが、全員がポリバレントな選手である必要がある、と言ったわけではない。中にはスペシャリストもいる。例えばGK。もちろんポリバレントなGKもいるが、その場合はユニホームの色を変えなければならない(笑)。スペシャリストの例としては、強力なストッパー。どんなFWを相手にしても、絶対にゴールを入れさせないというスペシャリストが1人いれば……。あるいは毎試合必ずゴールを決めるFW……。しかし、そういう選手でもポリバレントであればもっといい。例えば巻がDFの位置で相手のボールをはね返すとか、あるいはこの間のガーナ戦のときのように佐藤寿人がゴール前で(シュートを)クリアしたとか、そういうことはあった。阿部が相手ゴール前まで行ってシュートする、駒野がシュートする、アレックス(三都主)がチャンスを作る、そういうものが組み合わさって、よいチームができる。だから(ポリバレントの)ひとつの意味は、ピッチ上のどんな場所でも、その場に応じたよいプレーができることである。ただしそれは「ポリバレント」というより、その選手の「クオリティーの高さ」ということになるのかもしれない。

この部分を理解しない限り、テレビなどでよく使うのですが「トップ下」とか「ファンタジスタ」とか、オシム監督の考え方の的を外した言葉を放送などで使ってしまうような気がします。