コールあれこれ(その1)

続き...なんですが。
多少本題と離れてしまったので題名を変えます。

コメントいただきました
はじめまして。「いぬいぬ」と申します。どこかで聞いたことがある名前かもしれませんが(苦笑)。
この度は大変お疲れ様でした。
一応私も持参して振っておりました。ハロプロでは振らないんですけどね(笑)。
私は泣き顔フェチなので、感動というより、すごく楽しかったですよ。

さてさて。
まず「警報」に関する注意点は「ゆかりコール相談所」の「Honey Moon」にありましたね。失礼しました。

「警報」について。
PPPHの前に入る「ハーイハーイハイハイハイハイ」というやつです。
いつからか「警報」と呼ばれるようになりました。
本来は「これから、名前被せのPPPH(ゆーかりっFu! ってやつね)いくよー」という
合図(リードコール)として、コールリーダーが入れていたものです。
最近、PPPHだろうがなんだろうが関係なく、Bメロに入る際に無差別に
入れている声が聞こえるのですが、これは本来の用法からすると
イレギュラーなのであまり推奨はできません。

PPPH」は本来は名前連呼では無くって、連呼有りはユニットだとソロパートの時のみだった記憶があります(ハロプロでも名前連呼が一気に増えたのは、「名前被せPPPH」の定番である「モーニングコーヒー」を再びやるようになってから)。この様にユニットなら楽ですが、ソロだと曲調によってコールを入れる・入れないが決まってくるようになるでしょう。そのための「警報」なんでしょうね。
ちなみに「コールリーダー」とは現在ではJリーグのサポーター内でも通用する言葉ですが、本来は親衛隊でコールを指揮するひとの事です。

「表1-2拍クラップのみ」って、いわゆるケチャ(ロミオ)が無い時代(サイリウムをあまり持たなかった時代)に、スローパート(サビ、Cメロ)で「トントトン」というバスドラオンリーの場合ジャンプ無しでのワンツーをやっていた記憶があるのですが、それのことかな。

「統制」については、確かに他人数のイベントとかで各声優が順番に挨拶(自己紹介)をする時に、それぞれのファンの誰か(ひとり)が「せーの!」っていってその後「○○ちゃーん!」ってコールするシーンを見かけたことがあります。コールは全員ではなくってその声優ファンのみが叫んでいたかな。
それと「アンコール!」の時もえらいひとが叫んでから...ですよね?

ただ「統制」ですぐに思い浮かぶのは、1980年代では主に曲のオープニングやエンディングに必ずと言って良いほど親衛隊の「せ〜〜〜〜〜の!」「○○ちゃ〜〜〜〜〜ん!」っていうゆったりめのコールは入っていましたよね。大体2〜3回の繰り返しで。これは今だにコントとかで例のポーズで叫んでいるシーンが見られるのですが(笑)、これはもうほぼ絶滅してます。
絶滅しているものといえば、Aメロの区切りあたりで「L・O・V・E」とか「C・U・T・E」とか1拍(あるいは数拍)おきに叫ぶコールもメジャーだったのですが...「℃-ute」あたりで復活したりしてね。
ただこの手のコールは親衛隊にお任せというファンも多かったと思いますから、消滅してしまうのも仕方ないかな。

「口上」は「ロングコール」とも言い、声優ライブではイントロや間奏で聞くことができます。アイドルライブでは嘉陽愛子のイベントでよく耳にしました。これも現在ではほぼ声優系オンリーだと思います。

        • -

そう考えると、昔の親衛隊は主に2階席前方に陣取っていて統制していたと記憶していますが、現在は親衛隊そのものがありませんので...というか逆にある意味オーディエンス全体がしばりの無い親衛隊のようなものになっちゃっているので、自主的に統制を執りたい者は自然と前に行くようになっていった...と解釈してよさそうですね。>声優系

一方、ハロプロは、逆に統制されるのをあまり好まない人たちの集まりなんですよね。それは前回も書いたとおり、コンサートに来る目的が異なるため、親衛隊のようなものが出来ちゃうと、ある種の利権のようなものが産まれかねないからなんです。
(逆に考えると、変な利権を気にしなくていいから声優ライブはそのスタイルがとれるということかも。)
それと上下関係が今の時代に合わない。なので実際それっぽい集団が出来ては消え、出来ては消えで、現在はその様な動きは殆ど見られません。
(小規模なグループ・チームと呼ばれるものはあると思いますが。)
現時点での(最)前列は純粋にFCの抽選で当っちゃったひと、どうしても前で見たいので何らかの方法でゲットしたひとの集まりとなります。そこから発信されるものはありません。
(逆に俺が俺がモードになっちゃって、ウザイパフォーマンスを展開するもひとの方が多い。)
ハロプロは今のままで自由な応援でいいと思いますが、まあ歴史的な背景を知っておいても損はないでしょう。