avex kids キラット☆エンタメ・チャレンジ・コンテスト

昨日行われた「avex kids キラット☆エンタメ・チャレンジ・コンテスト」の決勝大会の模様が「めざましテレビ」で放送されてびっくり(苦笑)。

私は2週間前にBBRKさんのトピックで知った程度でしたが、それでも「モデル部門」「歌部門」「エンタメ部門」は気になったので平日じゃなかったら足を運んでいたかもしれません。

ただダンス部門は悪い意味で想像通りの内容でした...

めざましテレビ」のインタビューやナレーションには「技」とか「勝ちたい」という言葉が出てくるのですが、これは本来音楽には無い要素*1
また誰に見せたいダンスなのかが判らない。きっと審査員のためのダンスなんだろうね。なので上手いのかもしれないが、心を動かす要素に乏しい。

それも含めて、この手のダンスコンテストを見て感じることは、これはきっと音楽ではなく競技大会なんだろう...ということ。

似たようなものに、フィギュアスケートがありますが、こちらは競技会とエキシビジョンがある。これが体操や新体操と異なる部分で*2、多分に競技会だけでは客が集まらないんだろうと思うし、プロとしての生活を見越してのものなのかもしれないね。

そう考えると、今ダンスに打ち込んでいる小学生達が中学生になると大抵辞めてしまうことと因果関係があるのかもしれない。「技」や「勝負」だけでは楽しくないし食べていけないと気がつくのだろうか...

それと同時に、我々音楽ファンが求めているのはエキシビジョン的要素であり、競技会ではない...ということ。
多くのミュージックスクールやダンススクールは、そのあたりが欠落しているのかも。
一方、それに気がついているスクールは着実に「売れる」新人を世に送り出しています。とても少ないですけどね。

ちなみに、こちらの新人公演は今のところそういった「競技大会」的要素はゼロなので良いのですが...

*1:「音楽にも勝ち負けはあるだろ?」「セールスとかオーディションは何?」ってゆいたいか方もいらっしゃるでしょうが、つんく♂さんの「『残して下さい』系の子は落とす」系の発言や、福田明日香さんの「1位だけがすべてじゃない」系の発言をお返しします。

*2:あったらごめんね(苦笑)。