後藤真希/後藤真希LIVE TOUR 2007 G-EmotionII〜How to use SEXY〜@パシフィコ横浜国立大ホール

行ってきましたさ(笑)。
昼も夜も。

とりあえず空席が気になったので開演30分前にチェックしましたが、3階の後ろのブロックが多少空いてるだけでした(ここの6Fを参照)。おおよそ50〜150席程度。1階も端の死角エリアは意図的に空席。5,002名収容の大会場ですから、PAや撮影エリアを抜くと大体4,600名程度は固い感じだと思います。
(掲示板では空席祭りみたいなネタがアップされている様ですが、とりあえず無視して下さい。)

今までバースディライブを意識的にやっているのは中澤裕子のみで、他のアーティストは誕生日に偶然ツアー(の土日)が重なったらラッキー!的な感じでしたよね。だけど今回は大会場で勝負に出てハマったのは見事だと思います。

その原動力は、いわゆるハロヲタ(♂ヲタ)がメインではあるのですが、昼公演終了直後にグッズ列に並んだ際は、大げさではなく周辺の2〜3割は女性でした。いわゆるヲタTシャツ着ているひとたちではなく、一般女性っぽい感じです。
そういえばごっちんも今日で22歳。もし同年代の女性であれば、大学生から新社会人になりそうな年齢なのですが、ズバリそんな感じです。当時の中高生達が自分のお金でライブに行けるようななったんだろうな...これって結構感動だわ。

でも本当に事務所が分ってて仕掛けたのなら見事なんだけど、本当はどうなんだろう?
(もう一人のカリスマだった加護ちゃんを見捨てたから、あんまし深くは考えてなさそうな気もするが...)
さらに、積極的に観に来た(=この時のためにFCは辞めなかった)女性たち以外にも、もうちょっとライトな層でも掘り起こしが出来るんじゃないかな? イメージ的に腐ってはいない...ってのは、今日の手応えを見たら感じますよね?

内容について。
今回のツアーは今日の2公演だけしか観ていませんが、私的には良かったと思います。
見た目は前回の延長だけど、前回は私的には混沌とした印象だったのが、随分と晴れてきた印象。

まず、新曲がライブと溶け込んでいたこともそうだし、ダンサーが4人体制でもゴージャス感があったこともそう。前回は稲葉さんの代わりにどうですか?みたいな印象だったけど、今回はファミリーっぽさが出ている。
それよりも前回は二部制っぽく感じたんですよね。「今までのライブじゃないとダメ!」みたいな人にも満足してもらおうとしているように感じた。だけど今回は、大人数の客を集めた上で、ワンコンセプトでとことん納得してもらおうってスタイルだから、観ているこちらもモヤモヤは感じなかったです。

あと、誕生日スペシャル(?)のダブルアンコールも良かったですね。スタッフやファンのサプライズ企画もあり、ごっちんのお返しもありで、大きな意味でキャッチボールが出来たって感じ。

ライブでは新しい骨格は出来つつあるので、後は純粋に彼女の目指す(あるいはイメージに合う)音楽を語り直す必要があるのかもしれないですね。近年は意図的に大人路線(悪く言えばavexのフォロワーっぽい路線)を狙っていましたが、懐が深くなってきた今なら、同世代の女性向けのキャッチーな明るい路線の新曲もリリースしてみて、それで売れるのなら、そっちの方が良いんじゃないかなとは思います。

やっと本調子が戻ってきたかな。