著作権保護関連

週末、ある方とメールでやり取りしている最中に著作権保護の話になったので、ついでにここにも置いておきます。
当事者以外何が言いたいのか判らないかもしれませんが、ご容赦ください(苦笑)。

DRM(wikipedia:デジタル著作権管理
その昔ハロプロも参加していたフレッツ限定の動画や、GyaOYahoo!動画がそうですね。主に配信モノやオンラインストアで採用されています。
コピー制限や、期間制限が可能となりますが、対応していない機種(Macintosh OSXなど)では視聴不可であったり、半永久的に保持することが困難であることが問題視されており、amazonApple+EMIなどではDRMフリーでの販売もスタートしていることから、海外では排除の方向に進むとは思います。

wikipedia:CPRM
現在はデジタル放送(BS・地上波)で採用されているコピーガード方式です。現行のデジタル放送は対応機器および対応メディアがないと録画や保存が出来ないようになっています。さらに現行ではHDD→メディアへはムーブ(移動)しかできませんが、規制がやや緩くなり「ダビング10」(wikipedia:ダビング10)という9回コピー&1回ムーブという方式が初夏(2008.06.02、午前4時)からスタートします。
ハロプロ絡みでは、THE ポッシボーのイメージビデオを販売している「DVDバーニング」はこの技術を応用しています。
こちらも対応していない機種では視聴不可であったり、ムーブした媒体に不具合が生じた際の復旧が不可能なことが、問題視されています。

現在、どちらも除去する方法があります。それはコンビニで売られている「DVDコピーテクニック」系のムックでも比較的楽にノウハウが判りますが、CPRMの方がハードルが高いですね。ただCPRMに関してはそのものズバリを除去し録画する機器が台湾で製造販売されており、それが軌道に乗れば実質CPRMは意味を持たないものにはなるかなとは思います。
また、CPRMは対デジタルには堅牢なセキュリティですが、対アナログでは従来同様のコピーガード信号を付加するだけですので、画像安定装置をかませて信号を除去したものを録画する方も結構いらっしゃいます。

海外は運用が上手く行かない場合はスパッとやめたり、別の方法を探る方向に行きますが、日本の場合、こういった技術を提供するメーカーが国内に存在する都合もあるのか、とかく技術で押さえ込もうとする傾向があります。
鉄道に例を例えると、手動検札のコストや手間を省くため、欧米では「信用乗車」(wikipedia:信用乗車方式)というものが一般的でありますが、日本の場合は非接触ICカードの普及で賄う方向に進みます。それと一緒です。

著作権保護で音楽マニアが不快感をあらわにしたものは、CCCD(コピーコントロールCD)が代表的ですが、UFWは一貫して導入を避けました。もしあの時点でこれを導入していたら、もしかしたら今の状況よりもっとずっと悪化していた可能性もあるので、そのことを忘れてはいけません。

コピーガードを採用するのは結構ですが、ダビングやコピーに不都合が生じると、不正・偶然問わず上手く複製できたものが重宝されることから、逆に裏流通を促す方向に進むのかなとは思います。例えば...目の前の可愛い女の子が「携帯プレイヤーに落としたいんだけど...上手く出来ないよ〜><」と泣きついてきたら、頑張りますよね。残念ながらそういうものだと思います(苦笑)。

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