ファンの男女差(その2)

レスですが、今回は男女差は特に関係ありません。
どちらかというと「箱」の話。

エレンさん(コメント)

娘なりベリーズなり℃-uteなり、その箱そのものの魅力ってのは、感じてるとは思うんだけど…。

ある程度、この世界に入り込んでいくと、そうなるかもしれませんね。

1970〜80年代のソロ歌手中心の時代に「ユニットであること」の存在意義を問われたとき、「ハーモニーの美しさ」「振り付け(コンビネーション)の楽しさ」をウリにしていたと言えるでしょう。

それが1990年代になると、「乙女塾」「東京パフォーマンスドール」「桜っ子クラブさくら組」といった感じで「将来のスターの卵たちを育てる」ことがユニット活動のメインとなってきます*1。実際そこから有名女優は育ってますよね。永作博美さんとか篠原涼子さんとか菅野美穂さんとか。「結果論だろ?」って言う人もいますが、時代的なリクエストが「女優>歌手」だったからそこに落ち着いただけであり、当時のコンセプトは「スターの育成」でしたので間違ってはいません。

ASAYAN視聴者にとってモーニング娘。は1970年型ではありますが、加入・卒業を繰り返すことで、1990年型に変化していきます。そうするとアーティストコンセプト以外に、システムコンセプトまで覚えないといけなくなります。これは一般視聴者・リスナーにとっては過酷なことです。

ジャニーズもそうなってはいますが、それを補うのが、個々のソロ活動かなと。これをCDデビュー前から積極的に行うことによって、システムを知らずとも、メンバーの誰か一人でも覚えられるから、一般人に説明する時に「○○君がいるユニットです」と説明することが出来ますね。

ちなみにAKBの場合は、「テレビタレント養成機関」の性格が強いので、1990年型だと言えます。一般視聴者は最終的に残った子だけを認識すればいい。

話をハロプロに戻しますが、Berryz工房℃-uteはどうなんでしょうね?
1970年型とはハッキリ言えないですよね。

さらに、今度のエッグユニットはどうなんでしょう?
プロモーションのために、ブログや結成プロセス、そして個々の魅力を、世間にもっとアピールしなければならない時期なのに、FC限定という愚かな行為に及んでいる現実を、もうちょっと真剣に考え直さないと、明るい未来はないでしょうね。

*1:「ユニット」というより「プロジェクト」に近い。