ハロー!プロジェクト/「チャンプル〜ハッピーマリッジソング集〜」(その2)

まあ、でもこの企画、つんく♂さんのオリジナルアイディアなのか、誰かにハメられたのかはわかりません。彼のブログでミニモニ。メンバーを発表したのだから前者っぽくも見えますが、彼の世代より古い曲もあるので、私的には後者のウエイトが高いかなとは思います。

ただ、S/mileageの(私物化に見えるような)戦略もあいまって、どちらにせよ、彼は相当なイメージダウンを負いそうです。これは世間的に彼がハロプロのゼネラルプロデューサーだと思われており、問題があると彼の責任とみなされるからです。でも実態はそうじゃない...みたいなのは過去に繰り返されてきたことでしょうから、今回もあいまいなポジションをとり、ファンは怒りの矛先を向けることも出来ず、フラストレーションが溜まってヲタを辞めてしまう...なんてこともあるかもしれないです。

そういうこともあるから、私は早めに「サウンドプロデューサー宣言」をすることをお勧めしたいところです。これはエイプリルフールネタのような『卒業』ではなく「ユニットの人事権には積極的に手を出さないけど、発注があった場合に最善を尽くします」的な立ち位置を明確にすると、自分自身やTNXの社員を守ることになるんです。

ただ、つんく♂さんにも問題がないとは言えない。楽しそうにやっている「メロン記念日ロック化計画」とか「ドガドガ7」あたりと比較して、明らかにメンバーにやらされ感がありますよね。メンバーは私の命令に背いてはいけない感が強い。もうこういうのは止めた方がいい。ジャニーズではコンサートをメンバー自ら企画していますよね。それが全て良いとも思いませんけど、向こうにはやらされ感はないはず。
しかし、その一方で、シングルを含め楽曲は常にライブでの盛り上がりを意識している面は非常に高く評価できるので、ライブの構成はつんく♂さんと飯田ヒロシさん(多分にオッス君の中の人)のコンビでやられてもいいのかなとは思いますけど、そのあたりは、やっぱり歌手もアーティストなんだから、考えながらやって欲しいとは思います。その意味でも、少なくともチャンプルはハロコンでやる企画じゃない。過去のフォークソングシリーズみたいに別口でやるなら止めないですけど。

今回の一連の流れは、ファンクラブを分割し、ハロプロの活動方針をFC寄りに近づけて、ファンをコントロールしようとしている人(たち)がいることが問題かなと思ってます。ただ多分に「『ハロプロ』って本来はFC名称なんだから、本来の姿にしただけで、何か文句ある?」ってのが彼(ら)の言い分かなと。ただ、今までの実態はそうじゃないし、それで上手くいっていたのだから、本来の姿に戻さない方が得策ではありますね。
その彼らの中に、つんく♂さんが入っている可能性はあるのか、ないのか?...どちらにしても、面白くなくなったらスルーってのが結論かなと。

まあ、グダグダ書いてないでとにかくやってみなよ!...って意見もあるかもしれないけど、何度か書いてますが、中野サンプラザクラスのキャパだと、マジヲタ度が異常に高くなる(チケットの競争倍率が高い)ので、反応の良し悪しは極めてわかり辛いです。代々木体育館なら客の入りだけでも概ねわかりますけどね。