安ホテル

人材の方々が泊まるリーズナブルで快適なホテルはないかと探していたら、
ふと、うちのオフィスのある雑居ビルの中に「ビジネスホテル」と称する
ホテルが入っていることを思い出し、早速見に行ってきました。

ホテルの入り口。
このホテル、ビルのワンフロアをホテルとして
運営しているのですが、その割りに入り口は意外ときちんとしています。

ロビーに入ると、明るい感じの女の子が受付にいて、
宿泊料金を聞くと一番安いお部屋は88元とのこと。
価格と対応は合格です。

でも何となく何かが足りない感じのするホテル。
部屋を見にエレベーターに乗ると
行き先階を示す電光表示がなぜか斜めに。

なぜ？

ホテルのあるフロアに着くと、そこにも受付があり、
おじさんが待機してました。
（中国の古いタイプのホテルはフロア毎に受付（監視？）の
スタッフを配置しているところがあります）

ホテルの廊下。少々薄暗い。

宿泊料金を詳しく確認すると、ネット常時接続の部屋は100元、
ネットなし、ついでに窓なしで88元とのこと。

100元のお部屋
シーツのしわがひどいのが気になりましたが
意外と広く清潔感もあり、悪くないです。

バスルーム。
シャワーがブースになっていないのが難点ですかね。

使い捨てのスリッパ、歯ブラシ、石鹸、お茶など
アメニティグッズも一通り揃っていてコストパフォーマンスは上々。
ただ気になるのが治安面。

受付のおじさんに「安全なの？」と聞いたら
「完璧に安全だよ」と即答。余計に怪しい気がします。
「警備員いないじゃない」と言ったら
「いるよ、このフロアにもいつもいるし（自分のことを言っているのか？）、
下のロビーにもいるよ」とのこと。
1階には警備員なんていなかった、と言っても
「いる」と言い張るので、下に降りた時に確認してみたがやはり警備員らしき人はいません。
代わりに、ホテルの入り口の片隅に麻雀をやっている人達がいます。
ひょっとしてこの人達が警備員？

このホテル、周りはローカルちっくな市場で、
麻雀やトランプをやりながら片手間に果物などを売っている人が多いです。

ホテルの前の通り。
左隅でトランプ博打をやっている人はその奥のお店の店員です。

そして同じビルのオフィスの方に戻ると、オフィス常駐の警備員がロビーのソファで寛いでいます。
余談ですが、この警備員、いつもエントランスのドアを開けてくれます。
それはそれで有難いのですが、その彼の背後でエレベーターのドアが閉まり
上に行ってしまうことがよくあり、（エレベーターは一基のみ、非常にのろいので
逃すと長時間待たされる）
「ドアは開けなくてもいいから、エレベーターのボタンを押してほしい」と
私はいつも言いたくて言いたくて仕方ありません。
でもそこまで頼むのもずうずうしいかと遠慮しています。

そしてオフィスビルのエレベーターから出てきた人達、
米袋を抱えているおじさんに小学生と、
オフィスというよりはアパートのエレベーターみたいです。
この地域、治安が悪いというよりは、自由な雰囲気が突出しているだけな気がします。

さて、結局このホテル、人材の方々を泊めても問題ないんでしょうか。
結論としては、料金重視で多少のリスクも気にしないタフな人材の場合のみ
ご案内、ということですかね。（多分そんな方いないと思いますが・・・。）

中国の仕事はハローチャイナ人材