ラッシュアワーのバス

混んでいるバスはスリもいそうだし、ぎゅうぎゅう詰めで大変なので
普段は避けているのですが、ある日帰宅ラッシュの時間、
タクシーが全く捕まらず、仕方ないのでバスに乗り込んでみました。

前のドアから入るとやはり中は人がびっしり。


混み合っているバス内

ドア付近に立っていたら運転手に「そこにいるんじゃない!
中に行け!」と怒鳴られました。
何?めちゃめちゃ怖い運転手です。

その後も見ていると、この運転手、軍隊出身か?というぐらい
迫力ある怒鳴り声で乗客達に命令を下しバス内をコントロールしていました。
乗客の皆さんも戦々恐々とした表情。

まず、ドア開閉の時間が極端に短い。
バス停を出発するや否や「次、降りるやつはいるか?!」と声を張り上げ、
降りる人がいると「早く立ってドアの前に行け!」。
まだ次のバス停まで相当距離はあるんですが。
そして降車する人がいるのに途中でドアを閉めていく。
時折悲鳴が・・・。

すごい仕切り方です。
お陰で彼の指揮下のバスは、前を走っていた同じ番号のバスを
途中で追い抜いていました。


ところで、こちらのバスには、乗る際に運賃箱にお金を払うワンマン運転バスと
車掌さん(大抵お姉さん)がお金を回収しにくるタイプがあります。



他のバスの運賃箱、お釣りは出ない、両替機もないので小銭の用意が必要です。
最近は日本のスイカのようなプリペイドカードも出来て便利になりました。

今回乗ったバスには切符切りのお姉さんがいました。
ただバス内はすっごい混雑ぶり。
バスの真ん中あたりにいたお姉さんは、前のドア付近に溜まっている
人達のお金を回収したくても、そこまで移動できません。
そこで、お姉さん、「プリペイドカードをこっちに送って!」
見ていると、乗客の一人が目の前の人にプリペイドカードを渡し、
その後バケツリレーのように人から人へカードが手渡され、お姉さんの手元に。
お姉さんが「どこまで行くの?!」と声を張り上げると、
遠くにいる乗客が「科技園まで!」と答える。
じゃあ、2元ね、とカードを切り、また同じ要領でカードを乗客に戻していく。
その後も同じようにたくさんの人がリレー方式で支払いをしてました。

そんな面白い光景を見ている内に、バスは目的地に到着。
さすが軍隊仕込み(?)の統制のとれた運行だけあって早い。
普段は乗らないラッシュアワーのバスですが、なかなか面白かったです。


※混んでいるバスはスリもいますから
良い子の皆さんはあまり載らないようにしましょう(^▽^)