債券格付け

格付けは本来、デフォルト確率に基づくratingなんだけれど、日本ではむしろrankingー文字通り会社の「格」を判断するような使われ方をしてたりする。
格付けというものは、格付け機関によれば、国が変わり市場が変わっても、同じ格付けならばデフォルト確率は同じというもののはずで、それがなぜか日本の社債はデフォルト確率が低い。日本の特殊性とか、まあそういう説明で流してきたんだけれど、いつまでもそんなことばかり言ってもいられない。クレジットデリバティブの評価(valuation)とか、債券ポートのクレジット管理などで、デフォルト確率の数字そのものに対するニーズも増えているわけで、このままでは格付けがrankingにしかならなくなる。
S&Pが日商岩井で、会社格付けBに対して社債BB-と、2ノッチも差をつけたのはそのあたりの危機感あってのことでしょう。プレスリリースによれば。日本ではメインバンクの債権放棄などにより公募債のデフォルトが回避される可能性があることを格付けに反映させたということです。つまり、銀行貸し付けは事実上劣後債権だというとこまで踏み込んじゃってる。
それで毀損した銀行資本は、公的資金の注入によって補填される。暗黙の政府保証というやつですね。日本では信用リスクが社会化されているということが市場に組み込まれていることを、理屈として認めないわけにはいかなくなったんですね。

はてなダイアリーキーワード

同一キーワードのロック期間
http://d.hatena.ne.jp/herecy8/20031109
http://d.hatena.ne.jp/herecy8/20031110
id:mitty氏のコメントをいただきました。
とりあえず、同じキーワードを自分で複数作りたいということを考えたことはなかったんで、ロック期間が半年でも一年でも個人的には構わないんですけれども。削除待機期間の1週間を超えていれば目的は達成できるかなと思いました。システム的な禁止事項は少ないにこしたことはないかなという考え方です。
そもそもカテゴリーが違う場合は別々に登録しないとならないですが、同一カテゴリーの場合は同じキーワードの中で説明文を分けるか別のキーワードをたてるかは必ずしも明らかではないような。

R.O.D.

まったりと学園マンガしてるかと思ったらいきなりアクションへ。うまいなあ。じゃがいもをめぐるやりとりとか、突然学校行けと言われて指を切るとことか、四人それぞれのカレーの食べ方とか、マギーに図星をさされて片袖のまま逃げてくミシェールとかいろいろ細かい芸もうれしい。

GUNSLINGER GIRL

タイトルロゴが好き。
なんか前回とは全然話が違う。不器用な兄と妹のふれあいをサラリと描いて、いい話っぽいんだけれど。
トリエラは残ってる人間的な部分が多い分、いろいろ捨てないといけないというようなことになるのかなあ。

選挙その後

土井さんは社民党党首辞任だそうで。反日はやめるのかね。
民主党は、選挙用に掲げたマニフェストも閣僚名簿も全部白紙撤回だそうで。もう言ってることとやってることと全然違うやん。こおういうのの積み重ねが、投票率を下げてるんだ。党内もまとめらんないで、政権担当っちゅうのはやっぱおこがましいんでないか?