はてなダイアリーキーワード

スコアの低い一般名詞を中心にid:kosatu氏が大量にキーワードを削除しています。id:another 氏がダイアリーに(大量の削除通知メールが送られるので)削除は慎重にといった主旨のコメントをしていましたが、消されたようです。
(追記)another氏のコメント欄の方で対話が続いていたようです。上記エントリーは必ずしも公正な記事にはなっていませんでした。その点についてkosatu氏にはお詫びします。
ただ自分のダイアリでのBBS戦を避けるためにコメント削除してanother氏のダイアリにコメントするってのはちょっと筋が違いませんかね。
http://d.hatena.ne.jp/another/comment?date=20050309#c
はてなの本」の近藤社長インタビューで、誰にもメンテされずに「あれは放っておこう」というゴミ溜めがキーワードの隅の方に出来ちゃうのは避けたい、という発言がありました。スコアが低くて編集履歴も古いキーワードに見直しをかけること自体は悪いことではないと思います。ただその手段として「削除」がいいかというのは別の話です。他のユーザーに見直しを「強制」するわけですから、無用の反感を招いてトラブルの種になります。とりあえず空更新するくらいでしょうか。
スコアが低く、日記を大量に捕捉するような一般的な用語に対する異議申し立てというのは、これまでにも何度か繰り返し出ています。
参照:id:herecy8:20050226#p2
kosatu氏があげられた「解説が貧弱、または辞書の引き写し」という点は、たしかに「解説を充実させればいい」という結論になると思います。ただ、前述した「一般的な用語」はえてして解説は貧弱になりがちですし、充実のさせようがない(素人のエッセイなんぞ読まされるのも迷惑)ということを考えれば、やはり「一般的な用語」への形を変えた異議と考えられます。逆に考えて、削除ではなく内容を充実させることこそ建設的だといっても、解説を充実させたいと考える人、時間をかけて内容の濃いキーワードを登録しようとする人にとって一行だけの解説や中身が空のキーワードが増えることは「粗製濫造」に見えるかもしれません。
辞書として単語の多さを重視する考え方がある一方で、文字通りキーになるワードとしてのある一定の質なりレベルを想定する考え方というのも常に存在してるので、互いに否定し合う議論というのは不毛だと思うわけです。ただ「機能停止キーワード」のような住み分け提案は運営側に取り上げてもらえないみたいですし、スコアシステム導入前に比べてトラブルが減ったのを成果としてとりあえずは続けてくしかないのかなあ。考えれば考えるほどよくわからんです。

あと、今回の削除関連とは直接関係ないけれど
スコアシステムが建前上はリンク可否のみの判断でありながら、現実として不信任投票に流用されているという二重性は、リンクを大量発生させやすいキーワードのスコアが下がりきらないというケースを生む要因になってるのではないか。例えば「アニメ」は100票以上の投票数で拮抗しているが、スコアが37って高すぎる気がする。大量にひっかかる感想日記は、見るなら個別のアニメタイトルで見るし、そんなに日記からリンクしたいニーズが高いとも思えない。むしろ文中に頻出してうるさいくらい。低スコアで存続させた方がよいように思うんだが、ホントにリンクしたい人が多いんだろうか。