超こち亀

連載30周年記念出版。ゲスト作家のありえない豪華さに驚き。井上雄彦水島新司原哲夫水野英子矢代まさこやなせたかし、ってすごいラインナップ。あろひろしコンタロウも書いてるし。コンタロウの絵、変わってねえ〜!しかし富樫さんがいなかったらどうしようと心配しちゃった。相変わらずラフでしたが、ちゃんと載ってました。星野之宣は書いてるけど諸星大二郎は書いてなかった。
本宮ひろ志が、江口寿司、鳥山明と並べてさらりと批評してます。ビッグEはともかく、集英社鳥山明を批判するってのはそうそうできるもんじゃないと思うんだが。
コラボマンガはやっぱりギャグ同士が親和性高いけど、ドラゴンボールはまんま鳥山明セルフパロディーネタみたいでした。これ両さん鳥山明の絵みたいに見えるんだけど、秋本治が意識して似せてるんだろうか。
ゴルゴはまあ、参加したこと自体が驚きだけど。さいとうプロ特有の無愛想なカキ文字がまざってるのが妙におかしかった。人物以外の背景とかは機械的に割り振って分担したのかな。

2006夏期終了アニメ調査

http://anime-research.seesaa.net/article/23842432.html

01 MAJOR 2nd season,x
02 THE FROGMAN SHOW,x
03 Fate/stay night,E
04 蟲師(BSフジ分),x
05 女子高生 GIRL'S-HIGH,B
06 錬金3級 まじかる?ぽか〜ん,A
07 魔界戦記ディスガイア,x
08 プリンセス・プリンセス,x
09 獣王星,B
10 リングにかけろ1 日米決戦編,x
11 シュガシュガルーン,F
12 学園ヘブン(AT-X),x
13 Soul Link,x
14 吉永さん家のガーゴイル,B
15 夢使い,x
16 BLACK LAGOON,F
17 RAY THE ANIMATION,x
18 西の善き魔女 Astraea Testament,F
19 ひまわりっ!,F
20 涼宮ハルヒの憂鬱,A
21 銀牙伝説ウィード,x
22 かりん,x
コメント(放送終了時のコメントを適宜修正したものです)

Fate/stay night

最後がエクスカリバーを湖に返すセイバー=アーサー王のエピソードで、これはセイバーのお話だったんだなあとは思ったが、それならせっかく2クールあったんだしそのアーサー王としての話を2、3回使ってやるべきだったんじゃないのかなあ。セイバーの願いにしろ悔恨にしろセリフだけだし、セピアの回想シーンはさめばいいってもんじゃないだろ。全キャラ最後まで「なに考えてんのかわかんない」ままで、分かるのは悪役の方ばかりでした。セイバーの背景描写にもっと時間をかけて感情移入させてくれれば、他はわけわかんないままでも作品として成立したと思うんだけれど。まあ話の流れが分かるだけ、JINKIに比べればマシだけど、シリーズ構成で失敗してると個々のエピソードでは取り返せないという例だった。

女子高生 GIRL'S-HIGH

バカに始まってバカで終わる、ホント徹底してました。放送順がひぐらしの次ということもあって、毎週楽しみにしてました。

錬金3級 まじかる?ぽか〜ん

最終回で、女の子が母親にゆうまのことを魔法使いだよと言うラストのセリフは、かなりじんときました。子供はまだ未熟なので、自分の望みを自分で叶えるということができない。だから望みを叶えるために魔法が必要になる。でも、魔法はなんでもできる便利な力というわけじゃなくって、実際にワークするのはあきらめない心だったり、助け合える友だちだったりする。やがて自分が使えるようになる力、将来大きくなって世界が広がりできるようになる、その可能性を示すものが魔法なんだ。正統派の魔女っ子ものの系譜を引いてたんだなあ。

今期、一番化けたアニメかなあ。全然期待しないで見始めて、引き込まれてしまったということで超激戦だった今期でも充分光ってたと言える。初回いきなり「これまでのお話」から始まって脱力系ギャグのまったりした雰囲気に浸ってると、妙にテンション高いギャグがあったり、ペーソスが上品ないい話があったりと広がりもみせてくれて毎回楽しめました。

獣王星

最初に全11話と聞いた時はかな〜り心配だったけど、予想外の出来で楽しめた。複雑な設定を単純化したしわ寄せがモロにオーディンにいって何考えてんだかわかんないおやじになっちゃったとか、ティズのキャラが変わってるとか、原作ファンとしての不満はいろいろある。アニメ単独で見ても、最終2話の急展開っぷりは無理あり杉だろ。でもドラマのポイントは外さず盛り上がったし、平均点以上の出来。

吉永さん家のガーゴイル

ギャグとペーソスの配分がわりと好みだったし、よい水樹奈々アニメにもなったし、それなりに気に入ってました。若本さんもハマってたし、声優アニメだったのかなあ。ハートフルコメディと錬金術バトルの噛み合わせの悪さとかひっかかる部分も多かったけれども。

BLACK LAGOON

アクションはカッコいい。作画も演出もキマッてる。でもなんか演出の都合最優先でキャラやプロットがつぎはぎされた印象が強くて、見るのがつらかった。

西の善き魔女

話についていくだけで疲れました。

ひまわりっ!

なんかチープな舞乙みたいで。

涼宮ハルヒの憂鬱

とにかく演出も含めてハイレベルな作画に挑発的な仕掛けで、原作の派手なガジェットが効果的に映えたこのアニメ化は作品としても、また商業的にも大成功でした。後藤邑子出世作、ってことにもなるのかな。放送期間中あれこれと楽しませてくれたことも含めての高評価。