2010-04-23 森見登美彦「宵山万華鏡」 小説 ファンタジー 宵山万華鏡作者:森見 登美彦出版社/メーカー: 集英社発売日: 2009/07/03メディア: 単行本宵山の祭りの中に囚われた人たちを描く短編集。くるりと万華鏡を回すたびに見える模様が変わるように、話が進むごとに宵山の夜がいくつもの様相をあらわす。身も蓋もない仕掛けが見えたように思っても、また一度くるりと回せば、とらえどころのない幻想の中に呑み込まれてしまう。 この夏は是非にも京都に行って、宵山の人ごみに迷ったり、夜の叡山鉄道に乗ったりしたいと思わずにいられない。