3D小説 黒崎リョウ

2013-05-02

Scene11 02:20〜 2/2


 PCが起動している。
 なぜ? 画面の前で立ち尽くす。
 あの少女がパスワードを入力したというのか? あり得ない。
 だが、他に誰がいる。
 あの、女性警官か? わざわざ戻ってきたのか?
 ――ひょっとすると、組織がとてつもなく無能で、トレインマンのPCすべてのパスワードを統一していたということも、なくはない。
 しかし、かといって玄関の鍵はどうした。そこまで共通だというのか。馬鹿げている。
 PCはまだスリープモードになっていない。誰かが触れて、そう時間は経っていない。入れ違いか。
 モニターには、絶対に見られてはならない画像が映っている。
 ジオラマ。
 もし、これが見られたのなら。
 いや。
 認めるしかない。この画像は見られた。おそらく、間違いなく。

 ならばオレは、あの少女を放っておけない。


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To be continued



















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