3D小説 黒崎リョウ

2013-05-06

Chips - no.30「切符切り」


 トレインマンというキャラクターを成立させるため、切符に指紋を付ける仕事。
 ある男が担当している。
 彼は、組織の人間から「君にしかできない仕事がある」と声をかけられ、素直に従った。

 切符切りは今、あるマンションに軟禁されている状態にある。
 彼が日常生活で使う品々は、たびたび新しいものに取り換えられる。
 なぜなら、組織の予定通りに事が運べば、いずれ切符切りこそがトレインマンの正体として――おそらくは死体で――新聞の一面を飾ることになるからだ。
 切符切りがトレインマンの正体になる時、彼が使った日常雑貨は、様々な証拠品として紙面に登場することになる。


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