ソウルイーター #33
PAPERMOON(初回生産限定盤)(DVD付) 爆走夢歌(初回生産限定盤)(DVD付)
マカ・ブラックスター・キッドの三人で
魂を共鳴させる訓練を行っていたものの、
マカとブラックスターの息がまったく合わず大ゲンカに。
勝手な男子にチームワークを乱されていると先生に告げ口したところ
逆にお前の方が相手を認めていないと突っ込まれ、
その男子相手にブチキレて殴りかかるが腕力では敵わずに
結局泣き叫びながら逃亡するという、マカの実に女子優等生っぽい行動が
なかなかリアルでツボだった。必殺技特訓エピソードなんだけど、
やってることがクラス会でのケンカみたいになってるのが面白い。
椿との会話で立ち直って元気にみんなの元へ戻るかと思ったら
やっぱり直前で躊躇してしまう様子や仲直り時のそれぞれの態度も
良い意味で子供らしい感じが出ていたなー。
ラストのマカへのブラックスターの本気パンチも、
あれは男女平等的な概念でやっているというよりは、
まだ二人が男女差を意識しない段階だってこともあるのかな。
しかしマカとソウルだけでなくブラックスターにも何やら
複雑な事情が生まれているようだし、キッドも死神様の企みに
不信感を持ちつつあるのだろうし、みんな笑い合っていても
内側に色々抱えてしまっているのは同じなんだろうなぁ。
シュタインに残された時間が少ないことやクロナの件も考えると、
学園生活の終わりももうすぐそこなのか・・・。
(TVK)キャシャーン Sins #7
キャシャーンSins オリジナルサウンドトラック
たった一人で塔を作り続けその頂上で世界の美しさを知らせる
鐘を鳴らそうとしている女と出会うキャシャーン。
ディオ登場で連続ものらしくなっていくのかと思ったが、
またキャシャーンぶらり一人旅に戻ったか・・・。
旅先で訳ありの女と知り合って事件に巻き込まれるという
展開自体も定番ではあったが、雰囲気作りが非常に上手くて
じっくりと引き込んでいく濃厚なテイストの内容だった。
ソフィータの時もそうだったが、直接的には何も描かず
ただ演出的にエロティックな空気を生み出しているのが凄いなぁ。
キャラがロボットであるという前提も演出と噛み合っている印象。
最終的に女の鐘はキャシャーンの心にだけ響き、
リンゴとのやりとりを通じたオチに関しては
様々に解釈が成り立つような形に。
あれは幸せそうにも狂気に彩られたようにも見えるが、
どちらにしろ見えない鐘を鳴らし続ける姿には
滅びた世界における美しさの在り方が凝縮されていたように思える。
ところで、女の声が小山茉美で古谷徹とのコンビが見事だったが、
そういえばレダも小山茉美なんだけど特に関連はないの?
重要キャラの声優にゲストやらせるってのも変な話だ・・・。
ヴァンパイア騎士 Guilty #7
支葵父が瑠佳を襲ったりと好き放題するなか、
優姫の記憶覚醒がついに心を壊しかねないほどに悪化。
枢はそんな優姫に牙を突き立てヴァンパイア化を行った・・・と思われたが、
記憶を取り戻した優姫が枢をお兄ちゃんと呼び出して零びっくり!!
というわけで、優姫がヴァンパイアになった・・・というか
元々ヴァンパイアだったらしいことが判明する話。
話の流れからすると枢の行動は優姫の眠っていた血を
呼び起しただけってことになるんだろうけど、
二人の実際の関係や記憶喪失と人間化の経緯などまだ謎は多い。
本当の兄なら良かったって言葉からすると義兄妹なのかなぁ、
でないと三角関係がさすがに成立しなくなるだろうし。
まあ、この作品なら実兄妹で禁断の愛に走る展開になっても
別段おかしくないような気もするのだが・・・。
ともかく、ようやく優姫の問題が動き出してきたことで
他の様々なことも付随して一気に進んでいきそうな気配。
優姫のヴァンパイア化はこれまでの視点を
全てひっくり返すものにもなるだろうから、
テーマ的にどう変容していくのかも楽しみ。
(TVK)喰霊-零- #7
喰霊-零-イメージソング集 百合ームコロッケ
保険医を斬り殺したことで悩み友達とも険悪になる神楽、
しかし黄泉に励まされ友達とも無事仲直りをして
これで前向きに進んでいけるか・・・というところで
黄泉の養父が殺されるという事件が発生。事態は再び暗黒へ。
当然ラストが決まっている以上、元々希望なんてないはずなのに、
それでもちゃんと上げて落とす構成になってるのが上手くてキツい・・・。
友達と仲直り出来たのもそれを考えると良かったようで
実は更なる悲劇の前フリに過ぎないのかも知れないと怖くなってくる。
黄泉がデートしている最中に養父が冥に殺されてしまったのも、
黄泉の継承権問題の波乱とその先の破綻が目の前に見えてきたか・・・。
神楽の正統な血への嫉妬も少しずつ自覚されてきているし、
今はまだ明るく話しているその感情がどこまで狂っていってしまうのか。
ところで、神楽が友達と喋っている時に通りかかったのって
真主人公&真ヒロインですか!? やっぱりまだ出番あるの!?
(TVK)ef - a tale of melodies. #7
ef - a tale of melodies.ORIGINAL SOUNDTRACK ~elegia~
OPが本編の内容を示唆するように白黒反転バージョンに。
徐々に色が付いていっていたのに、消滅そして反転か・・・。
過去編は優子がお守りとして先生に渡されていたナイフを持って
火村が先生の元に乗り込むものの返り討ちに合う話。
絶望的な展開のはずなのだが先生の言うことが
至極もっともに思えてしまって火村にもあまり同情出来ない・・・。
先生自身も鬼畜度が増せば増すほど変なカッコ良さが出てきてるし、
これに火村が勝てる可能性というのがまるで見えてこない。
実際、現代編の様子からすると幸せにはなってないからなぁ・・・。
現代編の方はミズキが再び久瀬に会いにいったところ、
今度は久瀬が問い詰めヤンデレ化してしまうという話。
前回の優子と対比させる演出になっていたのだが、
語りそのものよりもそれによって存在を否定された
ミズキ側の描写がほとんどなく済まされたのが気にかかる。
ぶちまけたことで久瀬自身は生きたいという自分の本心や
ミズキへの想いに向き合えてきているようでもあるのだが、
ミズキの方はこれを受けてどうなってしまうんだろう・・・?
久瀬が薬瓶を叩き割って必死で薬を飲もうとするシーンは、
この作品には珍しくイメージではなく思いっきり
生々しい芝居をさせていたのが面白かったなー。
記号化演出を突き詰めた先でこそこういうのも活きてくるのか・・・。