8/8日アニメニュース
『天体戦士サンレッド』第2期放送時期決定!
TVKで10月から。ニコ動配信の方はどうなってるんだろう?
「FAIRY TAIL」スタッフ&キャスト情報
柿原・平野・釘宮・悠一・・・意外と狙ってきてるなぁ。
劇場版NARUTO疾風伝-絆-
疾風伝になっての劇場版第二弾、通算では第五弾。
序盤は空飛ぶ忍者によって里が空爆を受ける冒頭のスペクタクルと
サイVS空忍の空中戦、中盤はヒロインの師弟関係を軸にした裏切りのドラマ、
そして終盤はナルトとサスケの共闘とその結末・・・と、
見せ場となる要素が各段階で分裂している感じなのだが、
これは空中戦・裏切り・サスケ登場という三段噺のようなお題を
どうにか一つにまとめようとした結果こうなってるんだろうなぁ。
かなり無理があるのも事実なのだが、それはそれとして
とりあえずちゃんとまとまっているだけでも結構凄い・・・。
ただ、このなかでメインになっているのは間違いなく裏切りのドラマで、
その密度と描写の容赦ない突き抜け具合は実に印象的だった。
というか、石塚運昇の演技と顔芸作画のシンクロが素晴らしい!!
最初は尊敬に値する師匠、次は本性を露わにし究極肉体を操る悪の帝王、
しかし最後には化けの皮が全て剥がれてただのチンピラに成り下がるという、
とにかく九十分の映画でこれだけ浮き沈みの激しいキャラを
力技で成立させてしまっていた演技と演出の力には圧倒された。
しかし、そうして憧れと尊敬を踏み躙られ築いた絆が偽りだったとわかっても、
それでも自分の信じた幻影の絆を否定はしないという話の持っていき方は
ナルトのサスケに対する感情を作品が冷静に受け止める形にもなっていて、
何というかスタッフの大人な態度が感じられるテーマ語りだったなぁ。
それにしても、最初ボーイッシュな姿で登場しながら
師匠への恋心と裏切りを受けての慟哭によってどんどん色気を増していき、
最終的にはナルトとのラブロマンスを成し遂げるまでに至る
ヒロインの段階的な魅力の見せ方も良く出来ていたなー。
くまいもとこの演技にエロティックな響きを感じたのも初めてだ・・・。
肝心のナルトとサスケの共闘はサービス的に入れただけになっていたけど、
二人で敵に大量のチャクラを流し込んで自滅を誘う展開は
メタルクウラ戦の悟空とベジータみたいでちょっと嬉しかった。
ナルトが様々な想いを呑み込みながら「ど根性」で空中要塞をぶっ壊して
文字通りストンと落とすオチはきれいに決まっていたなぁ。
ただ、せっかく一緒に付いてきたのに本編でほとんど捕まってただけなうえ、
最後にナルトの浮気を見せつけられたヒナタの心情が気になる・・・。
ハヤテのごとく!! #19
カラコイ~だから少女は恋をする~ [初回限定盤]TVアニメーション「ハヤテのごとく!!」新エンディング
ハヤテがケータイを買いにいった某大型家電量販店で
ナギが迷子になった挙句にカードクイーンになる話と、
咲夜へのプレゼントの為にマリアさんに突っ込む話。
肩の力の抜けたエピソード二つが連続する形になったが、
カードバトルネタやマリアさんのトップをねらう鼻歌など、
ユルいギャグの数々も積み重なると良い感じだった。
特にマリアさんの鼻歌のそのまんまぶりと
天の声のマジで本物なナレーションには笑った。
バスカッシュ! #19
二人の約束
再びセラの故郷に戻ってきて、セラの父親の部下達と対決。
セラの問題を解決するという重要なエピソードだったのだが、
そのわりに妙に話の展開が早くておかしいなと思っていたら、
本編はAパートで終わってBパートが総集編に・・・。
ああー、やっぱりこの辺が一番制作環境キツい時期か・・・!!
ただ、最低限のイベントだけ押さえて演出に広がりのなかった
Aパートは残念だったものの、Bパートの総集編の方は
ココ視点で色々と今までの心情を補完していて興味深かった。
ラストで先にココの方がスラッシュに月に連れてこられていたことと、
事故が伝説を巡る陰謀によって仕組まれたものだったことも発覚。
スラッシュは最初から伝説候補としてダンとココに接触していたのか。
若返っているのと性格が繋がってない気がするのがまだ謎だが・・・。
あと、EDと予告が一体化してエクリップスのコーナーが出来てたのは今回限り?
うみものがたり〜あなたがいてくれたコト〜 #7
TVアニメ『うみものがたり』ドラマCD
黒化したウリンを追いかけたマリンだったが、
マリンの方もまだ若干黒化していて自分勝手に行動し変身不能。
だがそこに海で呼吸するリングを発見した夏音が駆け付ける。
というわけで、いつの間にやらマリンと夏音の邪悪属性が逆転!!
ウリンのみならずマリンのピュアをここまで汚してくるとはなー。
予告の「みんな、だーいすき」が物凄い白々しく聞こえるぞ・・・!!
夏音と小島はようやく再会してまともに会話を交わしたが、
あの様子だと確かにケンカしたのは夏音の勘違いかも知れないが、
苛立たせた小島にも絶対原因はありそうだなぁ・・・。
大島との関係突っ込まれた直後に会うなよ!!
それと作画的には、マリンと夏音の水着姿の股間食い込みを
狙い澄ましたカメラアングルが多くて久々にエロ度高かった。
巨大イカの触手がもっと頑張ってれば完璧だったのだが・・・!!
アラド戦記〜スラップアップパーティー〜 #19
「塞塵のパンドラ」(TVアニメ「アラド戦記?スラップアップパーティー?」新OPテーマ)
最終目的地に到着したもののバロンが殺人犯に間違われ西部警察に捕まり、
脱獄作戦を決行。だが直後に今度は帝国の要塞に侵入することに。
捕まったり突撃したり忙しい展開になっていたが、
最後にイルベクの大切な人があの夢の回に出てきた女の子でしたと、
単発エピソードに思われた話が全て繋がってきたのには興奮した。
何だかんだで無駄のない構成だったんだな・・・。
メイドさんが怪しい動きを見せていることからすると、
バロン達だけでなくイルベク側も利用されているのだろうか?
劇場版仮面ライダー響鬼と七人の戦鬼&劇場版魔法戦隊マジレンジャー インフェルシアの花嫁
響鬼とマジレンの劇場版。響鬼はつい最近ブルーレイ出たようだが・・・。
響鬼の方は劇場版の段階で脚本が井上敏樹になっているのだが、
容赦のない鬱展開と過去と現在をクロスする重層的な構成が
実に井上脚本っぽくて面白かった。響鬼前半の雰囲気とは異なるものの、
映画単体としては凄く話がしっかり練られていて、
平成ライダー劇場版のなかでも整合性と物語性においてはトップクラス。
ただ、こんなに感動的で筋の通ったアームドセイバーの設定が
TV版では布施明が作ったことになっちゃうんだよなぁ・・・。
仲間集めをしていく「七人の侍」な序盤の展開と、
意外な裏切りの存在からヒビキと明日夢の関係性の話へ持っていく
中盤の流れが特に良く出来ていたのだが、
それゆえに歌舞鬼の最期が切ない・・・何か救済措置が欲しかった。
マジレンの方は短い時間に異世界巡り&正統派ラブストーリーを
きっちりこなすというこちらもハイレベルな出来。
というか・・・両方とも馬映画になってるのは狙ってるのか?
(TVK)涼宮ハルヒの憂鬱 #19
エンドレスエイト・・・脱出!!!!
個人的に、録画していたナルト劇場版から金曜ぶんのアニメと
深夜の響鬼&マジレン映画を徹夜で七時間くらい観続けたあと、
朝の六時過ぎの光が差し込む辺りでハルヒに辿り着いたもので、
エンドレスエイトに終止符を打つクライマックスの展開には
何かもうやたらと変なテンションになってしまった・・・!!
スタッフは、意外にも一週目と同じ絵コンテ&演出:米田光良、
作監:高橋真梨子で、更に脚本が村元克彦に変更。
最初に戻って脱出するという意味では納得のいく体制ではあるが、
やっぱり山田&堀口エンドレスエイトは見たかったなぁ・・・。
演出的にはアドリブだけでなく脚本レベルでも
セリフがちょこちょこ変わっているらしいのが興味深かった。
今までとは違うということを徐々に示していく演出だったのかな。
しかし、完全に意味不明なみくる電話から古泉殺すの流れには無茶苦茶ウケたが、
あれは演出じゃなくて最後の声優陣のお遊びだったんだろーか?
虫と花火というエンドレスエイトを象徴するモチーフを
結集させるような形で脱出に結び付けるビジュアルも良く出来ていた。
ただ、何だかんだでこれだけ視聴者もSOS団も振り回されたのに、
結局ラストのハルヒは可愛いなぁと思ってしまうことに敗北感が・・・!!
あれって夏休みの宿題をみんなでやるのが心残りだったというよりも、
そういう理由をつけてキョンの家に上がり込むのが真の心残りだったのかな?
全てを観続けた長門は一体どういう結論に達していたんだろう?
長門こそあの8月31日にキョンの部屋に辿り着くことを
誰よりも願っていたんじゃないかと思うのだが、
いつも通りクールに本読んでるだけだったか・・・。
エンドレスエイト全体の試みとしては、発想は非常に面白いし
実際楽しめるだけの仕掛けも手間暇かけて施してくれていたのだが、
あまりにも楽しみに辿り着くまでのハードル設定が高くて
せっかく広範囲に付いていたファンをふるい落とす結果になったのは、
それを狙ったのかどうなのかはともかく単純に勿体なかった。
祭りの騒ぎもやり過ぎれば一般の人に迷惑かけるしね・・・。