まんじりともせずの語源、目がぐるぐる回り眠れない、外に出るべき物が出ない

hetakes02016-03-09

 まんじりとしないの「まん」は「目が=manu=まん」

と思われます。正常な目の働きが異常になった状態

が「menu→manu=マヌ=マン」と変化していると推測

されます。「じり」は「じりじりする、落ち着かない、イラ

イラする、ずっと回っている」ではないでしょう。「ある事

が気にかかり目が回るように心が回る、落ち着いて居

られない」状態が「まんじりともしない」と思います。太鼓、

西洋のドラムの音、火の見櫓の鐘が鳴り響くように心が

ドンドン打たれて「心=肝=チム」「ドンドン=鳴り響く=

動悸が酷い=心配している」状態が「まんじりともせず=

manziltu=チムドンドン」と推測されます。糞尿など体の

外に流れ出るべき物が流れ出ない病気の人は、大変な

思いをするでしょう。このような人も夜は大変でしょう。

「manziltu=manzilito=まんじりと」もせず、眠れないよう

です。 仕事の件で眠れない人もいるようです。このよう

な人は「大任を授かっている役人」かもしれません。「物事

が巧くいっている」人は「排泄」も「滞りなく、スムーズ

に流れて出ている」でしょう。仕事でも「滞っている」案件

はなく「順調に行っている」でしょう。順調な仕事は「流れ

作業」のように「流れる」と表現するようです。 「順調に

流れている=manzaltu」の逆が「順調に流れていない=

manziltu=まんじりと」だと分ります。




 アッカド語のアルファベット表記
 は次の通りです。


 アッカド語  日本語   英語



 manzaltu    回る    to orbit
   
          糞尿を    drainage
          排出する  flow of
                  excrement



 mazu'     チム・     kind
          ドンドン、   of   
          これは     drum 
          拙い、
          酷い状態 



 e'nu     目    an eye
  
             
Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France