まんじりともせずの語源、目がぐるぐる回り眠れない、外に出るべき物が出ない
まんじりとしないの「まん」は「目が=manu=まん」
と思われます。正常な目の働きが異常になった状態
が「menu→manu=マヌ=マン」と変化していると推測
されます。「じり」は「じりじりする、落ち着かない、イラ
イラする、ずっと回っている」ではないでしょう。「ある事
が気にかかり目が回るように心が回る、落ち着いて居
られない」状態が「まんじりともしない」と思います。太鼓、
西洋のドラムの音、火の見櫓の鐘が鳴り響くように心が
ドンドン打たれて「心=肝=チム」「ドンドン=鳴り響く=
動悸が酷い=心配している」状態が「まんじりともせず=
manziltu=チムドンドン」と推測されます。糞尿など体の
外に流れ出るべき物が流れ出ない病気の人は、大変な
思いをするでしょう。このような人も夜は大変でしょう。
「manziltu=manzilito=まんじりと」もせず、眠れないよう
です。 仕事の件で眠れない人もいるようです。このよう
な人は「大任を授かっている役人」かもしれません。「物事
が巧くいっている」人は「排泄」も「滞りなく、スムーズ
に流れて出ている」でしょう。仕事でも「滞っている」案件
はなく「順調に行っている」でしょう。順調な仕事は「流れ
作業」のように「流れる」と表現するようです。 「順調に
流れている=manzaltu」の逆が「順調に流れていない=
manziltu=まんじりと」だと分ります。
アッカド語のアルファベット表記
は次の通りです。
アッカド語 日本語 英語
manzaltu 回る to orbit
糞尿を drainage
排出する flow of
excrement
mazu' チム・ kind
ドンドン、 of
これは drum
拙い、
酷い状態
e'nu 目 an eye
Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France