カタヌ、肩の荷が下りたの語源、担ぐ量が減った、全てが終った

  肩の荷が下りたの「肩の」の名護方言は「qata'nu=カタヌ」

です。「荷が降りた」は日本的表現です。「全ての」荷が下りた

のか、「大部分の」荷が下りたかは分りません。「安心している」

様子から想像すると「大部分の」荷が下りたと推測されます。同じ

物資の厚い物と「薄い」物を比較すると「薄い」物が「軽い」です。

「qata'nu=肩の」荷が下りたなら担ぐ物は殆ど無くなったと推測

されます。「qata'nu=肩の」も多少と同じ構造の言葉です。肩が

「強い」状態を表し、「ヌ=nu=no=否定」を表すと推測されます。

「強くない=弱い=薄い物」と推測されます。「qatu'=終った」の

意味もありますので同じ意味の二種類の言葉を並べた言葉とも

解釈できます。 即ち「全てが片付いた=もうするのが何もない」

状態です。



 シュメール語とアッカド語のアルファベット表記
 は次の通りです。


 シュメール語   日本語  英語
(大文字表記)
 アッカド語



 qata'nu    薄い   to be thin


         狭い   narrow


 qatu'    終った    finished
  A      勝ち

        完成した   completed
        全てを為し
        終えた

        最後の    final

        全部の    entire

 qa'tu     手     hand
  2      
        前足    paw

        取っ手   handle

 qa'tim     手の     hand
         変化形  

         
                    






 NU      否定    not

         否定詞   negative
                particle



Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France


シカゴ大学アッカド語辞典
Qの参照ページ
21



ペンシルバニア大学
シュメール語辞典

クタンディン、疲れるの語源?

 「qata'nu=qatano=肩の」には「全てが終った、もう

するのが何もない」意味の他に「薄い、狭い」意味もある

事が分りました。それから派生する言葉にどんな言葉が

あるか考えてみましょう。物を「細切れにする、細分する」

する時には注意が必要でしょう。外科などの手術を見る

と良くもあんなに「細かい」事も出来る事だと感心します。

手術後はお医者さんは「相当に疲れる」と推測されます。

「疲れる」の名護方言に「qutandu=qutandi=クタンディ」

ンがあります。


 アッカド語のアルファベット表記
 は次の通りです。


 アッカド語  日本語     英語


 qutandu    神に捧げる  a cut of
         犠牲となる   meat from
         動物の薄切   sacrificial
         りの肉      offering
       
      
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de France

奇貨とするの語源、後の為に大事にとって置く、言イ・キー・キカーチ

 今は使わないで「将来使おう」と考えるなら「大事に

取って置く」と言います、「お金の場合」は「預金する」

と言います。物の場合は「見えない所に大事にしまって置く」

と言います。 人間の場合は「ki qat=ki qato=奇貨と」して

と言います。私は中国語の諺「奇貨と」してもアッカド語

の当て字と推測しています。「キカーチ=ki qa't=奇貨と」

して、は全く同じ意味です。 大事な事は「言い聞かす」と

言います。名護方言では言い「聞カーチ=kiqa'ti」ターへー

と言います。アッカド語の「ki=やり方」と「qa'tu=全てを

成す」の合成語が「言い聞かす=言い聞カーチ=ki qa'ti=

ki qa'tu」、「奇貨と」して、になると推測されます。「ki'」

の熟語の一つがキー「ki' qa't=キカーチ=奇貨と」として、

である事が分ります。


 アッカド語のアルファベット表記
 は次の通りです。



 アッカド語  日本語   英語


 ki' qa't  代りに    instead of

         
 qa'tu    全てを    to do
        成す     in full



 ke'      〜に従って   according to
        〜によれば

     注:   ki' の変化形

        

 ki'       〜に従って   according to
        〜によれば

 ke'      否定を    with
         表す動詞  negative       
         を伴う    verb

 ki'       規則に    in the
         従って、    manner
         規則正しい   of  

         

 ki'       合計では、   amounting
          要するに     to


 ki'ma ti'du'   キマティドゥ    as you know
          ウイル、
          既知の事、
          皆が知って
          いる事、君
          も知って
          いるだろう

          知られている   to be known

        

  


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de France

急がすの語源、早く行け、早く来い

 「早く」「行け、来い」と言う場合があります。

別の表現では、急「がす=gasu=ga'shu」と

言います。


 アッカド語のアルファベット表記
 は次の通りです。


 アッカド語  日本語  英語


 ga'shu    行く   to go

         来る   to come




シカゴ大学アッカド語辞典
G の参照ページ
72

転がすの語源、早く遠く、目的地に運ぶ方法

 車は「転がす」事が出来ます。現代人は車

を転「がし=gashi=gashu」遠くまで「行き来」

する人が多いです。山で切り倒した木は山の

斜面を転「がす=gasu=gashu」と、早くその底、

麓に着きます。 「早く行く、着く、行き来する」

状態を表す音が「gashu'=gasu'」であるのは

日本人には分り易いです。


 アッカド語のアルファベット表記
 は次の通りです。


 アッカド語  日本語  英語


 ga'shu    行く   to go
  A

         来る   to come


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ガーソー、言い合いの語源、鼻の差の勝負の時

 競馬では鼻の差の勝負の時には今は写真判定

が出来ますが、昔は簡単に判定は出来なかったと

推測されます。どの馬が早く「着いた」か「ga'shu=

ga'so'=ガーソー=言い争い」が起った事でしょう。

私は今まで「ガーソー」は唯の「言い争い」と思って

いましたが、その語源は「一着か二着」かの争い、

「ga'shu=ga'so'=ガーソー」である事に気づきまし

た。


 アッカド語のアルファベット表記
 は次の通りです。


 アッカド語  日本語  英語


 ga'shu    行く   to go
  A

         来る   to come


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ガーシュー・ブの語源、我の張り合い、我の勝負の、根性がある人が競走に勝つ

 どちらが「根性」があるか「我が強い」か根性の勝負

を名護方言では「ga'shu=ガーシュー」ブ、我の勝負と

言います。 良い当て字の「我」の為に「ガーシューブ」

の「ガ」は「自我」の「我」と思っていましたが、この表現

の原義は、「長い距離の勝負、人生の勝負」でどちらが

高い目的、目的地に「早く辿り着く」かを表している事が

分ります。マラソン競技は正に「ga'shu=ガーシュー」ブ

である事が分ります。


 アッカド語のアルファベット表記
 は次の通りです。


 アッカド語  日本語  英語


 ga'shu    行く   to go
  A

         来る   to come


シカゴ大学アッカド語辞典
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72

回るの語源、転がす、輪が出来る、車輪の形

 丸太など「丸い」物は「転がす」と「回転」

します。「回る」とも言います。「回る=転

がる」事が「回転」ですので「回=転」です。

「回転」は同じ意味の二種類の言葉を並べ

た言葉である事が分ります。腰が「曲る」

状態も同じ表現で表される可能性が高い

です。「弓なり」の状態を表す言葉が

「弓=曲線の一分=回る=輪」です。


 アッカド語のアルファベット表記
 は次の通りです。


 アッカド語  日本語  英語


 ga'shu    回る   to whirl
  B

 gushutu    ga'shu の変化形



 ga'shu    行く   to go
  A

         来る   to come


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走馬灯のようにの語源、来し方を思い出し行く末を思う

「来し方」を思い出し「行く末」思う状態

を表す「走馬灯」のようには、アッカド語

「ga'shu=回転する、回す、転がす」由来の

表現と推測されます。



 アッカド語のアルファベット表記
 は次の通りです。


 アッカド語  日本語  英語


 ga'shu    回る   to whirl
  B

 gushutu    ga'shu の変化形


 ga'shu    行く   to go
  A
         来る   to come


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切る、登り切るの語源、周り、周囲、境界線、最後

頭の周りに生えている物が頭髪です。それが

長くなり過ぎると「kilu=切る」「kili=切り」

ます。「kalu=刈る」と表現します。丸刈り

ように「kali=gali」と変化する事が分ります。

境界線を示す事が「kilu=切る」の意味にあり

ます。布を「kilu=切る」と切った所が「端っこ」

です。それが分ると登り「切る=kilu」は、その

山の「頂上に着いた」事が分ります。「kili=kilu

=終り、最後、端っこ」がないと、いつまで続く

か分りません。「kili=キリ」が無いと言います。

「kili=境界線、終り」が分る言葉に今日はこれで

打ち「きり=kili」、これっ「きり=kili」があり

ます。籠の鳥が鳥籠から出られ無いのは「周囲」

に「囲い=kilu=逃げられない境界線」がある

からです。



 アッカド語のアルファベット表記
 は次の通りです。


 アッカド語  日本語  英語


 ki'lu       区域、     section
           区切られた
           地域



 is,s,ur    鳥籠   a bird
 ki'lu           cage


 is,s,u'ru    鳥    a bird




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379
380
381



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