すっぱ抜く、知られたくない内部事情を外部の人が抉り公表する

行かぬ、来れぬなど動詞の後に付ける「nu=ぬ」は

「否定」を表します。「口酸っぱく」に似た音の言葉に

「すっぱ抜く」があります。この表現は「口酸っぱく」

の「suppaku」に否定の「nu=ぬ」をくっつけた言葉の

「suppa-nu-ku=すっぱ抜く」と推測されます。 詰り

自分自身で皆に言いふらすのではなく他人が自分

たちの内部事情を、抉り外に出す、「abaku=暴く」

状態です。「口酸っぱく」の「否定」です。



 シュメール語とアッカド語のアルファベット
 表記は次の通りです。


 シュメール語   日本語  英語
(大文字表記)
 アッカド語 


 NU      否定    no 

         否定詞   negative
                particle


 shapa'ku  注ぎ    to keep
        続ける   pouring

        注ぐ    to pour on
       (外側に
        ある何
        かに)

        
 nashpaku  水を    storage
        貯える   vessel
        容器、
        急須など


 nadba'ku   滝     waterfall
 me'


 me'       水     water

         水     waters
        (複数)   (plural)



 taba'ku   注ぐ    to pour out
       (外側の
        小さな
        容器に)


 tapa'ku  注ぐ    to pour out


       


ペンシルバニア大学
シュメール語辞典


  

Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France