律と手が届くの語源、連想の楽しみ
字は「手」を動かして「書き」ます。
「習字、書道」では「筆」を「手に持ち」
「書」きます。「書く」や「筆」に「手」
の部首が含まれているのは当然でしょう。
法律の「rittu=律」にも「手」の部首」が
含まれています。「統治される人々=国民」
の一部が規則に従わない時に、その人たち
の「手を縛る」規則、取り決めが「rittu=
律」を含む「法律」でしょう。法律は政治
を行う統治者と国民の「一種の闘い」を表
すのかもしれません。 「法律、律法」を
犯した者には、「官憲」や「神」の「手」
「伸びて、届いて」犯人を「掴む」事で
しょう。「天網恢恢疎にして漏らさず」と
言う表現もあります。「rittu=律」と英語
の「reach=手を伸ばして掴む」とは意味
も音も同じです。人間は「手足」を使わ
ないと戦争は出来ません。 「rittu=律」
に「戦闘」の意味がある事は分かり易い
です。
アッカド語のアルファベット表記
は次の通りです。
アッカド語 日本語 英語
rittu 律 battle
筆や書く
など手の
部首を含
む言葉
rittu 手の to hold
中に in the hand
手 a hand
手首 a wrist
rittu tama'xu 指環と同じ
注: シュル語の KISHIB と同じ
KISHIB,L
rittu 便利 convenience
B
適している suitability
良い機会 opportunity
適切 appropriateness
The Assyrian Dictionary of
the University of Chicago (CAD)
Volume , R
418
Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France