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マネー・ヘッタ・チャン 物語るモノガタリ

2018-12-09 ファスト&スロー 平均への回帰

[]ファスト&スロー 平均への回帰

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

今回も『ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか? 』から、投資で知っておきたい行動経済学を紹介していきます。

今回は、平均への回帰というテーマについての紹介です。

投資の世界での「実力」は年間のリターンとそれがどのくらい続くかの2点がメインです。

(これに年間の変動幅や資金量なども重要ですが)

ここ数年わりかしよい相場が続いたことで、年利20-100%を何年間も達成された方も多数いて、その成績は尊敬に値すると思います。

ただ20年近く相場の世界にいると、20年間20-100%を複利で達成し続けた方にお会いすることはあまりありません。

実力と相場の動きが多くの場合、手法を平気へ回帰させてしまうからです。

今回抜粋する部分は、直接相場とは関係ない部分ですが、私たちが勘違いしやすい平均への回帰についてわかりやすいエピソードを取り上げてみました


(教育方法の一つとして、良くできた子をほめても次回下手になり、失敗した子を叱ると次回上手くなると言う考え方の有効性について)

長年教えてきた統計学原則に新たな光が当たった喜ばしい瞬間だった。


この教官は正しい──がまた、完全にまちがってもいた。彼の観察は鋭く、事実に即している。教官が訓練生の操縦を誉めたときは次回にへたくそになり、叱ったときは次回にうまくなる。そこまでは正しい。

だが、誉めるとへたになり、叱るとうまくなるという推論は、完全に的外れだ。


教官が観察したのは「平均への回帰(regression to the mean)」として知られる現象で、この場合には訓練生の出来がランダムに変動しただけなのである。

教官が訓練生を誉めるのは、当然ながら、訓練生が平均をかなり上回る腕前を見せたときだけである。だが訓練生は、たぶんそのときたまたまうまく操縦できただけだから、教官に誉められようがどうしようが、次にはそうはうまくいかない可能性が高い。

同様に、教官が訓練生をどなりつけるのは、平均を大幅に下回るほど不出来だったときだけである。したがって教官が何もしなくても、次は多かれ少なかれましになる可能性が高い。

つまりベテラン教官は、ランダム事象につきものの変動に因果関係を当てはめたわけである。


中略


二つの変数の相関が不完全なときは、必ず平均への回帰が起きるということである。ゴルトンの発見をわかりやすく説明するために、多くの人が興味津々の話題を取り上げよう。

非常に頭のいい女性は、自分より頭の悪い男性と結婚する。


この話題をパーティーで持ち出して「どうしてかしら」と訊ねたら、かなり盛り上がってみんなに感謝されるにちがいない。

多少は統計学を学んだ人でさえ、一足飛びに因果関係で説明しようとするはずだ。

たとえば、「同じくらい頭のいい男と競争したくないからだ」とか、「頭のいい男は頭のいい女と比べられるのをいやがるので、頭の悪い男で妥協せざるを得ないからだ」等々。いやいや、ノリのいいパーティーなら、もっと突拍子もない説明が飛び出すことだろう。


では今度は、次の文章を考えてみてほしい。

夫と妻の知能指数の間には、完全な相関関係は認められない。

この文章は明らかに正しいが、少しもおもしろくない。そんなものに完全な相関を期待する人がいるだろうか。完全でないとしても、理由を考える気にもなるまい

この文章からわかるのは、相場が良いときは多くの人が成績が良いし、悪いときは悪いという事実です。

そこを過剰に評価しても仕方ないのです。


その方法が、相場の上げ下げと相関がない方法なのか。そうでないのか?

それは相場全体の上げ下げに影響を受ける、つまりいつかその成績は、平均へ回帰するかの分水嶺になると、私は思っています


今日は上手くまとめられてないですね。すみません

2018-11-29 ファスト&スロー プロスペクト理論とその限界

[]ファスト&スロー プロスペクト理論とその限界

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

今回も『ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか? 』から、投資で知っておきたい行動経済学を紹介していきます。

今回は、有名なプロスペクト理論についての紹介です。

プロスペクト理論は、ざっくり説明すると、利益と損失に対して、感情は同じ振れ幅をしない。

わかりやすく言うと、100万の利益と100万の損失では、損失の方に感情は大きく反応するという理論です。(そして、その分冷静な判断が出来なくなり、取り返そうと躍起になる)

プロスペクト理論リスクを伴う状況下での判断分析として、米カーネマン氏らが1979年に公表した論文のタイトル名。

プロスペクト理論により、従来の投資効用理論では説明のつかない投資家の判断行動が現実に即した形で解明された。

例えば、投資家は収益よりも損失の方に敏感に反応し、収益が出ている場合は損失回避的な利益確定に走りやすい。

一方、損失が出ている場合はそれを取り戻そうとしてより大きなリスクを取るような投資判断を行いやすいとされる。 野村證券 証券用語解説集より

この内容については、有名なので、ご存じの方も多いと思うのですが、本書では、プロスペクト理論では説明しれなかった人の心の動きを、捉えるようになっています。

以下がわかりやすいので抜粋してみました。

プロスペクト理論では、参照点を現状とし、その価値はゼロと仮定している。

この仮定合理的に見えるが、実際には不合理な結果に行き着くことがある。


次の選択肢をよく吟味してほしい。どんな結果になるだろうか。


A 一〇〇万回に一回、一〇〇万ドルをもらえる。

B 九〇%の確率で一二ドルもらえ、一〇%の確率で何ももらえない。

C 九〇%の確率で一〇〇万ドルもらえ、一〇%の確率で何ももらえない。


三通りのギャンブルすべてで、何ももらえないという結果が起こりうる。


そしてプロスペクト理論では、この結果に同じ価値を割り当てる。すなわち何ももらえないことが参照点となり、その価値はゼロである。これは、あなたの気持ちと一致するだろうか。


もちろん、ノーだ。最初の二つのギャンブルでは、何ももらえないのはちょっとがっかりする程度で、価値がゼロなのは納得できる。ところが三番目のギャンブルで何ももらえなかったら、これはもう非常にがっかりする。内々に約束されていた昇給と同じで、かなりの額をもらえる可能性が高い場合には、それが新しい仮の参照点になるからだ。

このような期待に反して何ももらえないとなれば、大変な損失と感じてしまう。


プロスペクト理論は、この事実に対処できない。なぜなら、ある結果(この場合には何ももらえないこと)の確率が非常に低かったり、それ以外の結果の価値が非常に高かったりする場合、結果の価値は変化するのに、それを見込んでいないからである。わかりやすく言えば、プロスペクト理論は落胆や失望を斟酌できない

この部分を読む思いつくのが、相場全体が上がったり、周りの投資家が利益を出しているときに、自分だけ損失を出していたらということです。


この場合、プロスペクト理論にある理論より、大きく損失に感情的に反応してしまうことは明らかです。

逆に、周りが損をしていて、自分が利益を出していたら、普段より保守的になり利益確定が早くなるかもしれません。

本書ではプロスペクト理論が参照点をゼロとしていることが、現実ではあり得ないこと。そして参照点次第で、私たちの行動が代わりうることに気づかせてくれます。

インターネットの世界では、利益を出している人の声が大きくなりがちな(というか損失を出している人は、発信しなくなる)ので、プロスペクト理論とその限界を知って、しっかりメンタル対応していきたいものです。

2018-11-27 ファスト&スロー ハロー効果 感情で評価する悪癖

[]ファスト&スロー ハロー効果 感情で評価する悪癖

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

最近、紹介している『ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか?

今回は、ハロー効果について、投資視点で書いてみたいと思っています

まずは、ハロー効果の説明を本書からいくつか抜粋してみました。

・ハロー効果 感情的な印象ですべてを評価しようとする

少数の法則の背景には、標本サイズが小さくても抽出元の母集団とよく似ているのだからかまわない、という強力なバイアスも存在する。

このバイアスは、私たちが、自分が見たものの一貫性や整合性を誇張して考えやすいことに由来する。少ない観察例から導き出した「事実」に対する研究者の過剰な信頼は、ハロー効果とも深い関係がある。

ハロー効果が働くと、実際にはほとんど知らない人のことをよく知っていると考えやすいからだ。


ある人のたった一つの目立つ特徴についての判断に、すべての資質に対する評価を一致させるよう仕向けるのがハロー効果だからである。

たとえばあるピッチャーが精悍な顔つきの大男だと、きっとすごい球を投げるだろうと考えやすい。

ハロー効果はマイナス方向にも作用し、ある選手が軟弱な顔立ちだと感じると、運動能力まで過小評価しがちである。


ハロー効果は、「よい人間のやることはすべてよく、悪い人間のやることはすべて悪い」という具合に、評価に過剰な一貫性を持たせる働きをする。そこで、講釈も単純で一貫したものになる。

ヒトラーは犬と小さな子供が大好きだった」という文章が何度聞いてもショッキングなのは、あれほど残酷な人間にこのような情愛の痕跡を認めることが、ハロー効果によって作り上げられた人物像に反するからである。

こうした不一致があると私たちは落ち着かなくなり、自分の感覚に確信が持てなくなる

投資する銘柄や手法を真っ新から発案する人は、ほとんどおらず、多かれ少なかれ、誰かの手法、誰かの銘柄からスタートがほとんどでしょう。

そういったときに、このハロー効果の影響が強く出ます。


私の場合、短期デイトレ、スイング、イベント投資では過去膨大な試行錯誤とデータを取っていることもあり、ある程度合理的に売買できるのですが、ファンダメンタルに基づく投資や、私のあまり理解していない投資法だと、途端に、その投資法をやっている方々への信頼や、分析に過剰に信頼する癖があります。


ある銘柄が良いと聞けば、ハロー効果で全てがよく見えてしまい、玉虫色の評価、たとえば増収減益といったものも増収にしか目がいかなくなってしまったりします。

今年の中長期銘柄のやられのはほとんどこれでした泣


一貫性の罠は、名著影響力の武器 なぜ、人は動かされるのかにも詳しいですが、投資においても多大な影響を与えるので、自分の判断がハロー効果の影響下にないか、常に意識したいものです

2018-11-25 ファスト&スロー 行動経済学で知っておくと投資の損が減る10大

[]ファスト&スロー 行動経済学で知っておくと投資の損が減る10大法則

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

先日紹介した『ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか? 』ですが、ひとつひとつのエピソードを紹介していくと何ヶ月もかかりそうなので、まずは初めに知っておくと、投資で損が減りそうな、人が陥りがちな行動をまとめてみました。

・確証バイアス 信じたことを裏付けようとするバイアスがある


・ハロー効果 感情的な印象ですべてを評価しようとする

ある人のすべてを、自分の目で確かめてもいないことまで含めて好ましく思う(または全部を嫌いになる)傾向

ある人のたった一つの目立つ特徴についての判断に、すべての資質に対する評価を一致させるよう仕向ける。「ヒトラーは犬と小さな子供が大好きだった」


・手元の情報だけを重視し、手元にないものを無視する(「自分の見たものがすべて」WYSIATI)。


プロスペクト理論

大損を免れる一縷の望みと引き換えに、高い確率で事態を一層悪化させる選択肢を受け入れる。 計画の錯誤をはじめとする楽観主義を新たな角度から考察することが可能になった。プロジェクトの結果を予想するとき、計画の成功は特定された事象なので、イメージしやすい。これに対して失敗の形はそれこそ無限にあって、注意の対象が分散しがちである。そこで起業家投資家は成功の確率を過大評価し、かつその判断に過大に重みづけすることになりやすい、と見ることができる。プロスペクト理論は落胆や失望を斟酌できない 低い確率に過大な重みをつける。


・損失回避 利得より損失に強く反応する


・少数の法則

少ない観察例から導き出した「事実」に対する研究者の過剰な信頼の話


・アンカリング効果

いくら寄付するかを決める場合など、お金に関する意思決定に強く現れる


代表性ヒューリスティック

トム・Wの人物描写が提供されたとたんに、回答者は基準率を忘れる


・平均への回帰

ベテラン教官は、ランダム事象につきものの変動に因果関係を当てはめた、非常に頭のいい女性は、自分より頭の悪い男性と結婚する。

ビジョナリー・カンパニー調査対象になった卓越した企業とぱっとしない企業との収益性と株式リターンの格差は、おおまかに言って調査期間後には縮小。

エクセレントカンパニー』(大前研一訳、英治出版)で取り上げられた企業の平均収益も、短期間のうちに大幅減


・後知恵バイアスや結果バイアス

人間の脳の一般的な限界として、過去における自分の理解の状態や過去に持っていた自分の意見を正確に再構築できない


・認知容易性と一貫性

矛盾や不一致がなく頭にすらすら入ってくるストーリーは受け入れやすい。だが認知が容易でつじつまが合っているからといって、真実だという保証にはならない


・可能性の効果

私たちは小さなリスクを過大視する。そして、リスクをすっかりなくせるものなら、期待値を大幅に上回る金額を払ってもよいと感じる。また、最悪の事態になる確率が九五%と一〇〇%とでは、心理的なちがいは一段と大きい。


・記憶の確証バイアス

稀な事象の確率がよく過大評価される。「勝つ可能性は九九%で、何ももらえない可能性は一%」といった明確な記述、激しい不安を伴う場合(自爆テロがさかんな時期のエルサレムのバス)、


ピーク・エンドの法則

記憶に基づく評価は、ピーク時と終了時の苦痛の平均でほとんど決まる。

持続時間の無視──検査の持続時間は、苦痛の総量の評価にはほとんど影響をおよぼさない

記憶する自己は持続時間を無視するうえ、ピークとエンドを過大に重視し、さらに後知恵バイアスにも影響されやすい。その結果、実際の経験を歪んだ形で思い出すことになる

 

この辺りは投資をするに当たって、心の片隅に留めておきたいと思う今日この頃です。

損切り出来ない病の原因は、プロスペクト理論

銘柄に惚れ込んでしまうのは、ハロー効果など

投資での失敗あるあるの原因に、いくつも気づくのではないでしょうか

私自身も猛省しなくてはいけない法則や効果がたくさんで、『ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか? 』初めて読んだときは読んで目から鱗でした。

2018-11-22 ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか? アンカリ

[]ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか? アンカリング効果

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

株式ディーラー推薦!成功した投資家の共通点が学べる本7冊」にて紹介した 『ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか? 文庫 (上)(下)セット

今回から、この中から投資に関係するエピソードをいくつか紹介していきたいと思います。

今回の取り上げる内容は、アンカリング効果についてです

投資において、銘柄を買った値段がいくらであろうと、それが割安であれば、いつか価格は見直され、適切な株価に回帰するわけですが、買った値段によって、メンタルがどれだけ影響を受けるかということがこの効果を知ることでわかります。

逆に私の投資手法のひとつデイトレやスイング投資の場合は、プラスであるかが重要なので、どんなに割安であってもある一定のラインを越えたら損切するため、アンカリングが良くも悪くも効いてしまったりもします

重要なのはアンカリング効果が、自分の投資スタイルにどう位置づけられ、影響を与えうるかということです。

アンカリング効果は、人間誰もが持っている無意識の癖なので、強く意識して、自分がその影響下にないか確認する必要があるのです。

以下書籍より抜粋エピソード

アンカリング効果は単なる研究対象ではない。現実の世界で相当な威力を発揮しうる。

数年前に行われた実験では、本物の不動産仲介業者に、実際に売り出されている住宅の価格を見積もってもらった。彼らは物件を見に行き、売り手の提示価格などさまざまな情報が掲載された資料を入念に調べた。

しかしじつは、仲介業者の半数に見せた提示価格は正規のカタログに記載された価格よりかなり高めで、残り半数に見せた提示価格はかなり低めになっている

こうして十分な調査をした後に、自分が買う場合の妥当な価格水準と、自分が売る場合に譲歩できる最低価格を言ってもらった。

その後、判断をする際に考慮した要素は何かという質問にも答えてもらったが、売り手の提示価格を挙げた人はいなかった。

そんなものに左右されるのはプライドが許さない、というわけである。彼らは、自分たちの見積もりは提示価格に一切左右されていないと言い張った。

しかし実際には、大いに左右されていた。仲介業者のアンカリング率は四一%に達したが、この数字は、不動産知識をまったく持っていないビジネススクールの学生とさして変わらない。学生たちのアンカリング率は四八%だった。

両者のちがいは、学生たちはアンカーに影響されたことを認めたが、仲介業者は頑として認めなかったという点だけである

 

アンカリング効果は、いくら寄付するかを決める場合など、お金に関する意思決定に強く現れる。

この効果を明らかにするために、私たちは科学教育センターの見学者を対象に調査を行った。

太平洋でのタンカー原油流出事故による環境汚染を調査中だとして、「被害を食い止める方法が見つかるか、タンカーの所有者が賠償金を払うまでの当面の措置として、太平洋沿岸の海鳥五万羽を救うためにいくら寄付しますか?」という質問に答えてもらった。

これは、レベル合わせを必要とする質問であり、回答者は苦境に陥った海鳥に対する自分の気持ちに見合った寄付額を考えることになる。このとき一部の見学者には、「いくら」ではなく、

「五ドル以上寄付するつもりはありますか?」

または

「四〇〇ドル以上寄付するつもりはありますか?」

とアンカーを含む質問をした。

アンカーが提示されない場合、見学者はもともと環境問題への関心が高いこともあり、平均して六四ドル寄付すると答えている。アンカーが五ドルだと、寄付額の平均は二〇ドルになる。一方、かなり高額の四〇〇ドルがアンカーだった場合には、平均は一四三ドルに達した。

高いアンカーを示されたグループと低いアンカーのグループとの差は一二三ドル、アンカリング率は三〇%だった。これは、最初に一〇〇ドルというアンカーを提示すれば、三〇ドルの上乗せが得られることを意味する

割安投資の王道指標PERも、市況によって、割安とされる範囲が5(凍死相場)〜15(加熱相場)程度ぶれるのを見てきた自分としては、あれも相対的なアンカリング効果だったと思う次第です

今回の記事がみなさんの相場の付合いの一助になれば、幸いです。

2018-11-11 ゾーン — 相場心理学入門 過去の紹介まとめ

[]ゾーン — 相場心理学入門 過去の紹介まとめ

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

株式ディーラー推薦!成功した投資家の共通点が学べる本7冊」にて紹介したゾーン — 相場心理学入門

過去ログを調べてみたところ、何回かに分けて、私が感銘を受けた部分をアップしていたので、再掲載したいと思います

ゾーン 相場心理学入門から役に立った言葉

 未来を予測することだけに力を入れるのではなく、起こったことに対して正しいアプローチを行うことの重要さについての抜粋

最高のトレーダーとリスクとリスク許容度

リスクを取る(=ポジションを取ってリターンを狙う)ことをしながら、リスクを避ける(=ポジションをとらない、損を出さない)という事を狙っていた昔の自分にポイズンでした

プロのトレーダーとその他大勢を分けているもの → 無心

恐れが自分の潜在能力を断続的にそいでいくのである。いつもと同じ事をしていればと後悔するたびに思い出す一説です。

エリートや成功者がディーラーで成功するとは限らない

 エリートや成功者は周囲を自分の意のままにするのにはなれているがゆえに、投資の世界では、その栄光や成功体験が害になりうるという逆説的なお話。

確率的思考法とその瞬間のディーリング

そのときの優位性と今回の優位性がまったく同じになる可能性がある。しかし、そのときのマーケットと今回のマーケットの展開は、けっして同じではない、結局この部分との付合い方がイベント投資のキモだと思うのです。

ゾーンまとめ 目指すべき最終形体について

 一貫した勝者であるための7つの要件、ビジネス書のタイトルみたいですが(笑)重要な価値観の抜粋してます。

なお、ゾーン — 相場心理学入門は現在amazonキンドルアンリミテッドで無料で読めます。

みなさんの相場の付合いの一助になれば、幸いです。

2018-10-28 会社員をしつつ、株で元手40万から月250万ちょい稼いでいる件

[]会社員をしつつ、株で元手40万から月250万ちょい稼いでいる件

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

最近出版された某機関投資家で働く会社員でありながら、人気ブログ「The Goal」を運営されているまつ のすけ氏の「会社員をしつつ、株で元手40万から月250万ちょい稼いでいる件」を読んだのですが

イベント投資や市場の歪みについて非常にコンパクトかつ丁寧にまとめられていて、良書だったので、ここに紹介します

目次は以下の通りなのですが

第1章 ちょっとアウトローでヤンチャな「イベント投資

第2章 依然として有効! 「東証一部昇格」狙いの中期投資

第3章 ほぼ必勝! 「株主優待先回り」で絶対リターン

第4章 「IPOプライマリー・セカンダリー」でゴリゴリ儲ける

第5章 たった2ヶ月で爆益! 「TOB」狙い投資

第6章 日はまた昇る! 「不祥事株」の復活で驚異的に稼ぐ

第7章 価格に歪みが残っている「中小型株」は宝の山

第8章 基本は順張り 暴落は逆張り! 「二刀流」で手堅く稼ぐ

第9章 「ロング・ショート戦略」でストレスフリーに常勝

第10章「売買シミュレーション&データ収集」で神速投資

第11章 最新の「行動経済学」で負けグセを治す!

おまけ スワップ狙いの「FX両建て」で低リスクに高利回り

一つの案件毎に、著者自身がしっかりデータを基に裏付けを取っていて大変参考になります。

私がやっている方法も多く、改めて学び直せる、気付きが多かったです。

相場が暴落してもやられづらい方法、勝てる方法も載っており、オススメの一冊です。

会社員をしつつ、株で元手40万から月250万ちょい稼いでいる件

追伸 どうせなら、サイト「The Goal」運営で稼いでる方の内容も知りたかったです笑

2018-05-07 サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時

[]サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門


こんにちは、ヘッタチャンです。

連休中に読んだ本の備忘録としてアップです。

サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門

人口減少による人手不足で、中小企業がこれからどんどんと廃業していきます。

そんな中小企業をお値打ちに買うためには?

という非常にひかれるテーマだったので即買い

いろいろと勉強になりました。

ただ惜しむらくは、著者のすすめる手法が、気になる会社の副社長(役員)になり、2年ほど社内を見た上でオーナーとして購入を検討するなどを提案しているところ。

個人的には、お金を出して企業を買収、最適化して存続させるバフェットぽいことがしたかったのですが、やはり汗水流さなきゃという部分があったところで、不労所得を得られるまではいかなかったところ。

とは、企業分析して株を買うというところは上場か非上場かの違いしかなく、投資本としてとしても優秀でした。

以下転載です。

サラリーマンはゼロを知らない  起業して自分で事業を作ることは、ゼロからイチを生み出し、ようやくイチができたものを 10 まで自分で育てていくことです。それができる人は、本当に一握りです。天才であり、ある意味、変人です。でも、このことに気づいている人はあまりいません

意識高い系ビジネス書にありがちな新サービスで勝負みたいなきれいごとを言わないところが共感できます。

ベンチャーキャピタリストの目で見れば、飲食店はもっとも難しいビジネスの一つです。  立地の選定、資金繰り、店舗作り、商品企画、仕入れ、原価管理、製造管理、採用、人事管理、マーケティングなどなど、飲食店には経営学のあらゆる要素がすべて詰まっています。それでいて、店舗は固定されて動かすことはできず、食中毒や食い逃げなどのリスク要因は多く、利益率は非常に低い。とてもとても 素人 が安易に始めて成功できるような事業ではありません

飲食店を個人で始めたい人多いですが、廃業率など見ると私にはとてもできません。

ベンチャー企業を志向する人の中には、大企業の仕事を「面白みがない」「成長しない」「やりがいがない」などと批判する人が結構多いのですが、少々短絡的で、視野が 狭い気がします。大企業や業界大手が中小企業と何が違うかというと、業務の進め方やシステムなどの仕組みが非常に洗練されている、という点です。

素人集団のトップがプロ集団の末端で生きるか。この辺は価値観かと思いますが、学べることの違いにも意識を向けたいものです。

(中小企業を買収したらする改革として)

1 在庫を洗い出して整理する。

2 製品ごとに営業利益率を計算する。

3 赤字の顧客との取引をやめるか、値上げ交渉をする。

4 不良在庫を処分する。

5 不採算部門を止める。

6 帳票をシステム化する。

7 全仕入れ先から見積もりを取り直す。

8 部品の発注ロットを小さくする。

9 部品の納期を確認し、早い発注を抑える。

10  在庫の置き場所を最適化する。

11  運送会社と運賃の交渉をする。

12  ホームページを作り、自社の技術を公開する。

13  新規の展示会に出展し、PRしてみる。

14  業務効率化のクラウドを利用する。

15  新規営業の見込み顧客リストを作ってみる。

16  見込み顧客へパンフレットを郵送してみる。

17  見込み顧客への電話をそれぞれ3回ずつしてみる。

18  名刺管理システムを導入する。

19  勤怠管理クラウドサービスを使い、社員の生産性を可視化してみる。

20  会議を開き、社員の意見を聞き、自分の考えを社員に伝える。

21  朝礼で、前日と当日の行動管理をする。

22  週次会議で、先週と今週のPDCA管理をする。

23  月次、四半期、年度計画を立てて、実行に向けて進捗管理

こういった当たり前のことができていない中小企業に当たり前のことをするだけで利益率が上がると著者は説きます。

日本の労働生産性の低さは有名ですが、逆にチャンスでもあるわけです。

日本にある会社380万社のうち、250万社が後継者不在。社長が 60 歳以上の会社が約200万社あり、そのうち100万社が後継者不在です。そして、中規模企業の社長の約6割が「事業を何らかの形で他者に引き継ぎたい」と考えています。

大事に育てた企業です、清算するくらいならだれかに引き取ってほしい気持ち。これを大事にすると、お値段以上になるとかならないとか

買収を検討している会社が、 10 年程度で返済できないくらいの銀行からの借り入れがあり、業績の良いAという事業と、業績の悪いBという事業を運営していたとします。そして、あなたが欲しいのはA事業だけ。そんなときは会社をそのまま買うのではなく、いったん自分で別会社を作り、業績の良いA事業だけを新会社に事業譲渡して借入金を切り離し、旧会社は業績の悪いB事業と借入金とともに廃業してもらう方法もあります(これを「 第二会社方式」といいます。)

企業の美味しいところだけを買う方法の一つです。これ結構マニアックですが、さすがM&Aのプロ。参考になります。

縮小市場には、新規の参入者は登場しません。むしろ退出企業のほうが多いはずです。いつの間にか競争原理が働かなくなってきます。そこで少しだけ経営改善すれば、圧倒的に成功し、成長できる可能性が広がります。

こういったケースを「 残存者利益を獲得する」といいます。

万年低位株が黒字化して噴くときって大体残存者利益でってこと多いですよね。

業界最大手は、「 日本M&Aセンター」です。ほかに、「 M&Aキャピタルパートナーズ」、「 ストライク」といった会社があります。この3社はいずれも東証一部企業。

ここ数年株価絶好調企業ですが、こういった業界構造だったんだなと納得でした。(といってここから買えるかは別ですが)

「大廃業時代」を解決するために、経済産業省が管轄する独立行政法人中小企業基盤整備機構が母体となって、各都道府県も事業承継に力を入れています。公的支援として各都道府県に「 事業引継ぎ支援センター」が設置されており、全国の商工会議所等と連携して、地場企業のM&Aの相談とマッチング、サポートを行っています。インターネットでお住まいの都道府県名および「事業引継ぎ」と入力し検索をしてみてください。事業引継ぎ支援センターのサイトが出てくるはずです。

公的支援からの中小企業購入は結構お値打ちそうな。。?

最近始まったウェブサービスで、実際の「会社売買のマッチング」がネット上で行われる「 TRANBI」というサイトもあります。年商数百万円くらいの事業の売買もされていることから、まずはこのサイトから情報を取ってみるのも一手かもしれません

早速登録してみましたが、結構気になる企業ありました、株やってる場合じゃないかな?笑

一つの方法としておすすめなのが、大企業に勤務しているうちに、勤務先にもメリットがある形で買収対象となる会社を優遇し、業績をよくしてあげてからそこの社長になる、というやり方です。

たとえば、大手印刷会社Sの社員であるあなたは、Aという下請けの印刷会社の個人買収を検討しているとします。そのときあなたの会社は、A、B、Cという3つの下請けの印刷会社を使っていて、Aに 30%、Bに 40%、Cに 30%の仕事を分散して発注していたとします。

印刷業界は全体的に仕事の量が減っているため、工場の稼働率は3社とも落ちていて、A社とC社は赤字に 陥っており、B社はトントンだったとします。とくにA社とC社は稼働率が 50%程度にまで落ち込み、機械と人が、?遊んで?いるという、製造業ではもっとも好まれざる状態になっています。

そこであなたは、発注元であるS社の担当者として発注先を見直し、C社の契約を打ち切り、C社の仕事をそっくりまるごとA社に回します。するとA社の稼働率が100%に近くなって一気に黒字転換します。

その実績を手土産に、A社をあなたが個人買収すればいいのです。S社からA社に、社長として?天下り?するようなものです

大人の世界すぎる投資法ですが効果は絶大でしょう。

企業の発注担当はこんな夢があるんだと感心してしまいました。合法的にいろいろとできますね

とまあ、長く書きましたが非常に面白い一冊でした。おすすめです。

2018-05-02 【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2012年 03月

[]【連載アーカイブ】負けない投資家の思考法 日経マネー 2012年 03月号

こんにちは、ヘッタチャンです、

先日ツイッターでヘッタチャンの昔の記事とか読めますかという問い合わせがあり、そういえばその辺も一度まとめたいなぁと思っていたので、それを機に、当時の担当者さんに連絡を取り、今掲載してもいいですかと尋ねたところ、了承を得られたので、昔の記事を転載します。

以下の記事は日経マネーさんに掲載していただいた「負けない投資家の思考法」という連載です。

今思うと畏れ多いタイトルです。一緒に書いてくださった夕凪さんやJACKさんは毎年負けず資産を増やしていて、みなさん資産額で遠くに行ってしまいました(苦笑)

当時考えていたことと今考えている負けない投資法はあまりかわっていないのですが、

2012年から2018年の6年の相場を思い返すに、負けないだけでなく大きく勝つ方法もまた考えておくべきだったと思います。

過去を振り返りつつ、過去連載を少しずつアップしていきますので、気長にお付き合いください。

以下日経マネー 2012年 03月号から転載

はじめまして、本誌初登場のマネー・ヘッタ・チャンと申します。

ざっくり自己紹介しますと8年間負けなしのプロ投資家、なおかつマネー童話を執筆するという二足のわらじで書いている変わり者です。

この度、「負けない投資家の思考法」で好き勝手書いて良いという許可をいただき、登場と相成りました。どうぞよろしくお願いします。

さて、負けない投資家とはなにか

まずここから考えましょう。

極端に言えば、毎年1円でも資産が増え続けていれば、負けない投資家と名乗ることは可能です。もちろんそんな人から話を聞きたいとは誰も思いませんが、世の中には、この毎年ほんの少し資産を増やしたに近い実績で「常勝」を謳う輩もいますのでご注意ください。(詳しくは拙書経済童話「ヘッテルとフエーテル」「マッチポンプ売りの少女」をお読みくださいませ)

やはり「負けない投資家」を謳うのであれば、最低でも資産数千万、出来れば資産数億円必要でしょう。

私の周りには、上記の負けない投資家さんが何人もおりますがそれらには二つのタイプがあります。

ひとつは「タイミング良く、レバレッジをかけて、引き際を誤らなかった投資家」。簡単に言うと、借金して大勝負で勝利。それから上手く現金化して、以後無理をしてない投資家さん

問題は「現金化」か「無理をしないこと」に失敗して、ピークの資産を維持できる人が少ない事。泡銭なのでなくすのも早く、ピーク時資産は数億円。でも今は何千万、何百万という方もいます。数千万残ったから良いじゃんと思うかもしれませんが、本人はピーク時を覚えてるので精神的には結構大変です

もう一方は「着実に複利で何年もかけて資産を築いてきた投資家

このタイプは今回一緒に連載している夕凪さんやJACKさん達です。

こちらのやり方は時間は少しかかりますが、精神的な安心感は圧倒的に分があります。というのも借金大勝負はたとえ大勝しても、もう一回同じ事が出来るかが甚だ心許ないので、資産を築いても減らすのが怖くてしょうがないのですが、こちらはたとえ失敗しても、また貯金を貯めて同じ手法で挑戦出来るからです。

どの手法を選ぶかは個々人の立ち位置やお金の環境次第で、どちらが正しいというわけではありません。まずは自身の判断でどのタイプの負けない投資家になるかを考えてから、戦略を考えてましょう。

なお、私の戦略は前者と後者の混交型で、借金大勝負をしつつ、リスクを限定するため日をまたぐリスク資産はほとんど持たないようにし、そこで得た資産を合法的な節税やローリスクミドルリターンの投資(主に国の制度を使い倒す方向のものです)で減らさないようにしています。次回以降の連載でその辺を書いていけたらと思っておりますので、ご期待ください、では今回はこの辺で。ご期待に応えられたでしょうか?

抜粋ここまで

2018-03-07 勝つ投資 負けない投資

[]勝つ投資 負けない投資

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

ここ最近スランプなので、投資本いろいろ読んでいます。

勝つ投資 負けない投資が色々と刺さったので、気になったところをシェアしていきます。

そう考えると、バリュー投資はきちんと銘柄選別をしたところで、結局は相場全体が上がらなければ株価は上昇しない性質を持っているといえるのではないでしょうか。

また、純資産という普遍的な指標を頼りにしているため、スクリーニングなどで導き出される結果は常に一定になります。わかりやすく明確な基準で見ているだけに、誰がやっても同じになって差が付かないのです。

これは、低PERに着目した投資でも同じことがいえます。変化のない安定的な業績を出している企業は、いくらPERが低くてもなかなか投資対象にはなりません。

大事なポイントは、そのPERが将来どのように変わっていくかということです。もし今のPERが30倍でも、翌年2倍の利益を上げることができればPERは15倍に下がり、さらに倍の成長が続くなら2年後にはPERが7・5倍まで下がります

ここ最近の下げは、丁寧な銘柄分析をも吹っ飛ばす下げで、バイアンドホールドがつらい年になる可能性もありそうです。

人は、それまで見たことも聞いたこともないことに対して想像力を働かせろといってもなかなか出来るものではありません。

しかし、「歴史は繰り返す」という言葉があるように、僕達が忘れていたり知らなかったりするだけで、案外世の中に起きていることにはある特定のパターンがあったりします。  大きく飛躍した企業、爆発的に売れたヒット商品、突如ブームになったお笑い芸人など、世の中に起きているあらゆることが想像力を養う糧になり得ます。

大事なのは、それをそれとして受け取るのか、単なる事象として見過ごしてしまうのかという姿勢の問題なのです

他の本でも書きましたが、想像力に限界があるということを常に意識したいと思います、そういえば、この前想像力の欠如で99%やられしました(>_<)

成長が見込めそうな株を見つけて「何、これ安い!」と注文を出す。

ここまでは誰にでも出来ます。問題はそれを売る時です。あまり意識されていない方もいるかもしれませんが、投資の成果を評価する際には時間もコストの1つとして考えられます。

買値から2倍で売れた投資があったとしても、利食いまでに5年かかっていたとすると、1年あたりの利益は20%ということになります。

一方で、3ヶ月で10%の利益を出せた投資があれば、1年で40%のリターンが出ることになりますから、先ほどの5年で2倍よりも効率の良い投資だったという風に考えられるわけです。多くの人は損をすることが悪いことだと考えているかもしれません。

でも本当に一番ダメなのは、上がりもせず下がりもせず、ただ時間だけが経過していってしまうことなのです。目論見が明確に外れ、これは損切りした方が良いなという判断が出来るなら、また次の新しいアイデアを考えて取り返せばいいだけのことなのでそれはそれで良い

資金効率を考えるとデイトレ複利が最強なのですが、逆回転するとデイトレ複利が最弱になるので、考えものです。

ある銘柄がダメになったとしても、それと同じくらい優れた他の銘柄のことが頭の中にある人は、容易に乗り換えを検討できるはずです。

ところが、練りに練った唯一のアイデアが外れてしまった場合、次がないので、どうにかして今あるアイデアで押しきれないかと、その銘柄を持ち続ける理由を探してしまうのです。

そこで持ち続けた銘柄は大概においてあまり良くない結果をもたらします。もし勝てたとしても、当初の目論見通りには行かなかった以上、時間的コストを余計に払うことになるのは間違いありません。

上がらない株、含み損の株を長く持ち続けることを「塩漬けにする」といいますが、日頃から常に新鮮な投資アイデアを求めるようにしておけば、塩漬け銘柄を作るリスクは格段に抑えられるはずです。

たとえ含み益の銘柄を持っていたとしてもそのことに満足せず、もっと良い株、効率的に儲かる株があるかもしれないといつも考えながら取り組む姿勢が、失敗した時の二の矢、三の矢として機能することになるのです

これが本書で一番刺さった部分です、中期ポジは昨年まで含み益多数だったのですが、上記の考えを徹底していればと悔やまれます。

 

このように、一見良さそうなアイデアでも自分の知識や経験不足が原因でとんでもない落とし穴にハマり込んでしまうこともあります。下がっている株価に耐える時は、耐えるべきだと断定するに値する十分な裏付けが取れた時だけにした方が良いでしょう

現在、不確定で持ち越し多数銘柄があり、あまり自信がないので外していかなきゃと思う次第であります。

単なる運否天賦、コインの裏表のようなギャンブルではなく、緻密な調査と分析に裏打ちされた割のいい勝負であれば、相応のリスク量を取るべきだと僕は考えます。

なぜなら、そのような投資の機会は決していつでも巡ってくるものではないからです。今でこそアベノミクスで相場が盛り上がっていますが、3年で株価指数が2倍以上になるような大相場は、過去30年でも80年代後半のバブル相場と今回の2度しか例がありません。こういう時期に相場を張れている人は、それだけでも大変な幸運だと考えるべきです

稼ぎやすいタイミングというのは実際あるものです。人生にも相場にも。

15年前と今とでは就職学生の環境が全然違うというような。人生は不公平なものです。

真の上級者は「今はどのやり方が有効な相場なのか」を常に考えて、最適なアプローチに切り替えることができます。その相場の変化に対する嗅覚や対応力が、勝ち続けられる人とそうでない人を分け隔てる部分なのではないかと思います

私が上級者でないことがよくわかる一説です、死にたい。

トレンドを掴める人、掴めない人の決定的な違いは、「好奇心」の有無にあります。それは「何でも知りたい性」、要するに知性の問題です。学歴などはあまり関係がありません。

この要素を持っていない人は、絶対といって良いくらい、投資には向いていません。

これはプロの世界でもいえることで、なかには全く好奇心など持ち合わせていないのに、優秀な学歴を持っているというだけでファンドマネージャーの世界に入ってきてしまうサラリーマン的な人がいます。そういう人は、まず生き残ることができず、クビになっていきます。

一方で、長年にわたって生き残っているファンドマネージャーを見ると、やはり好奇心の塊のようで、常にワクワク感を持って仕事をしている人が多いです。そういう人と話していると、「そんなことまで調べているのか」と、驚いてしまうようなマニアックな情報まで調べていたりします

好奇心の枯渇が最近の悩みの種、手癖でもそこそことれてしまうんですけど成長がありません。

会社は戦争をするわけではありませんが、競争に勝たなくてはならない組織体であり、トップには似たような素養が必要になってきます。残念ながら、日本では職業としての社長業というものがなく、単にプロパー社員で一番出世した人や、親会社から天下ってきた人が社長になるシステムであるため、社長の能力が要求される基準に達していないことが多く見られます。このため、私は日本株に関しては社長と直接ミーティングをしない限り、その会社へ投資することは基本的にありません。

 

財務諸表をごく短時間でチェックするとすれば、以下のポイントでしょう。

・「損益計算書」にある売上高、営業利益に丸をつけ、それらの伸び率や営業利益率が改善しているかどうかなどを確認する

・「貸借対照表」では資産の部の棚卸在庫、売掛金に丸をつけ、これらが売上高の伸びよりも低く抑えられているか確認する

・ 負債の部の短期・長期借入金、資本の部の額にも丸をつけ、ネットD/Eレシオ[(短期・長期借入金 − 資産の部の現預金)÷ 資本の部]を確認する

ネットD/Eレシオが大きいほど、財務体質が脆弱であると考えられるので、資本の部の額よりも何倍も大きな(借入金 − 現預金)を持っている会社は、不景気に弱く、増資などのリスクが高いと考えられます。

この数点をパッと確認するだけでも、やるとやらないでは大きな違いがあります。これらの客観的なデータから、その会社へ投資することがどれほどのリスクを持っているのかをイメージしておくと、それがたとえ成功しても失敗しても、経験値として勝てる投資家になるための階段を一段登ったことになります

 

中期銘柄買うときはこの辺やらなきゃと思いつつ、サボってしまったりです、パクリ投資だけはダメ絶対

最近好奇心の枯渇を感じるので、なんとかするか

引退したほうがいいか悩みます。

気力が復活する方法をまずは探してみますかね。