Eric Marienthal氏クリニック(1)
Twitter上で後輩が呟いてくれたお陰で情報をキャッチ出来ました。
今をときめく…というか普通に僕が大ファンでもある、Gordon Goodwin Big Phat Bandの
リードアルトである、Eric Marienthal氏によるクリニックに参加して
来ました。
今日から暫く、クリニックレポートが続くと思います。
最初に話をする前に、クリニックの概要というかポイントについて
説明が有りました。
Practicing
- Conceptions
- Metronome (on iPhone) ← Incredibly important!
- Projection (projectorを使っての実演)
- Ballads (最新アルバム”It’s Love”より、”In A Sentimental Mood”を実演)
- Single Noteの解釈が特にJazzでは解釈が多様。
- Practicing Materialsについても後でshareしようと思う。
さて、以下ちょっと語り口調です。
ちょっと講演に入る前に、僕のバックグラウンドについて話をさせて貰うよ。
僕はアメリカはCalifornia州、Los Angeles市出身。
Bostonにあるバークリー音楽大学に通っていた。
学費を稼ぐために昼と夜1回ずつ、レストランでウェイターのアルバイトを
していたよ。
入学した時には卒業する気満々だったのだけれども、学費を稼ぐのに疲れて
しまったりで、とにかく3年目でdrop outする事にした。(※)
(※一般的にバークリー行った人達で、卒業する人って意外と少ないです。)
そして安い住まいで毎日7-8時間練習していたよ。
そして20代のうちにアル・ハート(Tp)のBig Bandのオーディションに
合格して、プロとしての活動をスタートした。
その後、ディズニーランドのバンドでも活動したりしていた。
ある時、ギグをしていたところにChick Coreaが来たんだ。
メンバーは皆彼の姿を見てフリーズしたよ(笑)
彼は演奏を最後まで聴いてくれただけでなく、その後バンドの演奏にも
参加してくれた。その次の日も来てくれた。
ある時、ディズニーランドのバンドの控え室で、僕のケータイが鳴ったん
だけど、バス(バスボンとかスーザホン?)のやつが代わりにとって
くれたんだ。
それで、ケータイをすっと僕にすっと差し出し、
「…エリック、君に電話だ。えっと、なんか『チック・コリアだ』って
名乗ってるんだけど…」。
その瞬間控え室が凍り付いたよ。
「や、やあチック。どうしてこの電話番号を?」
「君の家に電話したら、奥さんが『今日はディズニーランドでバイト
してます』って教えてくれたんだ。」
(※帰ってからマリちゃんは「どうしてチック・コリアに僕がディズニー
ランドでバイトしてるなんて言っちゃうんだ(T_T) 僕のイメージとか
考えてくれよ… (T_T) 」と奥さんに泣きついたそうです(笑))
で、バンドにサックスとして乗ってくれ、という事になり、
Chick Corea Electric Bandのメンバーになる事になったんだ。
…話が長くなったね。それじゃあ次は本題の「練習」の話に入っていこう。