へいまいく!

Big Band、Saxの話題や、自分が採譜したソロ譜面を公開する音楽系ブログです。

Gottsu Sepia VI試奏してみた

マウスピースで有名なGottsuブランドから、サックス本体が発売されました。

僕はGottsuのマウスピースはとても気に入ってるし、
かなり強気な製作者コメントも有るので、どんなものかと試奏してみました。

【結論】かなり良い。ただ、音にビンテージ感は無いし、その音色も
人を選ぶかと。購入の際、選択肢のひとつに加えると面白いか。

以下私見です。

  • 作りは良い。台湾製恒例のフニャフニャスプリングで無く、YAMAHA程度にはカッチリしてる。
  • キーアクションもGood。
  • 左手サイドキーがやや大きい。現行のYAMAHA 62シリーズ程度。
  • 全体的に菅もやや大きめ(太め)な印象。
  • 結構バリっと鳴る。吹き込んでもちゃんとグッと応えてくれるパワーも有り。
  • そば鳴り感はさほど感じず。少なくともYAS-82Z UL より音は飛ぶ印象。
  • ただ、ビンテージ的なルックス&素材は銅、という前提を完全に裏切る感じで、かなり攻撃的な音が出る。VIという名前からMark 6を意識したのだろうと思っていたけれども、どちらかというとアメセル7に近い印象。
  • 音の明/暗はほぼニュートラルか、若干暗めか。少なくとも明るめではない。
  • ピッチもGood。

少なくとも、今まで吹いたことのある台湾製サックスの中で1番高印象です。
音色も個性的でOne and Onlyだと思うし。
ただ、吹き込んで行くことで音に丸みが出れば良いんですが、少なくとも
普通のフルバンにいきなり持ち込むとブレンドせずに浮くと思います。
ブラスロックやラテンには、このままでもいけると思いますが。