クルマを捨てるという選択
クルマを手放して7年ぐらいになります。手放した1番の理由は、運転が好きになれなかったこと。きっと慣れの問題だと思って、数年間自動車通勤もしてみましたが、どうしても好きになれず。運転自体が非常にストレスなので乗らなくなってしまって、結局手放したという経緯でした。
で、基本的に徒歩と自転車と公共交通機関(含 タクシー)の生活になったんですが、そうなって考え始めたのは、クルマは理不尽だなあ、ということ。
- 年間数千人殺しているのに、全く問題にならない。メディアもスポンサーに気を使ってか、全く追求せず。
- 今流行の「環境」にも非常に悪い。「エコカー」とか言わずに乗らなければいいのに。
- 道路では基本的にクルマ優先。徒歩や自転車は常にクルマに気を使わないといけない。
と、誰が考えてもとにかく理不尽です。これだけ問題があるんだから手に入れるときに何らかの基準などがあって当然の気がしますが、実際はだれでも取れる免許さえ持っていれば、ノーチェックで購入できます。まあ国の基幹産業ですから、規制するなんてもってのほかなんでしょうね。
こんな当たり前のことなのにメディアは全然取り上げないなあと思っていたんですが、この記事で知ったのがこの本です。
- 作者: 杉田聡
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/08
- メディア: 単行本
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私が考えたことがほとんどそのまま書かれていて、更に、
- 子供に「クルマに気をつけて」というのはおかしい。クルマが気をつけるべき
- 子供の遊び場だった道をクルマが奪ってしまった
なんていう子供の立場からの意見も入っていて、そうだなあと納得させられました。
もちろん公共交通機関や流通関係でどうしても必要なクルマもあるとは思いますがそうでもないクルマもたくさんあるはずで、もう少し何とかならないものでしょうか。最近は「クルマはかっこいい」という意識が薄くなってきて、若者でクルマを持たない人が増えたというニュースをみました。なんとかこの意識が広がってほしいなあと思う今日この頃です。