hhayakawaの日記

2015-09-19

物理学会メモ 23:13

 関大物理学会に参加した。興味深い発表が多く,自分や共同研究者の発表のレスポンスもまあまあで、刺激を受けたが夜の部には一切参加せず不完全燃焼な面もあtった。良い結果を出している学生体調不良で発表をキャンセルしたのも残念。

 特に印象に残った発表 23:13

 

佐藤君の圧力をかけた系の熱伝導で異常性が消えてしまメカニズム。事後に議論した折はふーんと思ったが、今見ると分からない。極めて非自明面白い

山本羽田野:熱と粒子をカウンター的に流すと熱機関になるという話。更に量子性も自然に入って設定も分かりやすく計算も簡単そうで素晴らしい。しかしサイクルになっていない気がするけどなあ。少し考えてみたい。

吉野グループ:彼等の4つの発表は殆ど進行中の研究と重なっていた。特に回転自由度を考えていた研究はまさに大槻さんの計算結果の解釈として考えていた内容そのままだった。レプリカ職人芸は余人の及ぶ処ではない。

ポスターでは作道さんの他、幾つか面白いのがあったが、Smoluchowski方程式を扱った凝集・分裂系の解析がまさにPNASそのままだった。

粉体と非平衡 23:13

セッションが重なって行ったり来たり。仕方がないであろう。

 シンポジウム 23:13

では、個々の話の時間が足りなかった印象。西村さんの話が面白く、もう少しゆっくりと聴きたい。

科研費相談 23:13

何かうまくいく気になった。

2015-08-23

5週間の滞在20:07

が終了。基研に居る限りは何年かに一度、回って来る義務であるが、2009年以来の大事業であった。2009年に比べると様子が分かっているだけにだいぶ楽ではあるが、それなりに精力と長い時間の準備をかけた研究会

今回は如何に手を抜くかとコミュニティの関心を考慮して3つの独立テーマ滞在型と2つの通常型の研究会(厳密にはSFSを加えて3つとカウントすべきであろう)を組み合わせた。

1週目 20:07

は興味を持って参加したが、他の週との独立性が強く、テーマ的にも今後研究する事はおそらくないであろうという判断をして、積極的な参加はしなかった。昼ご飯も日本人の気の合った手合いと取ることが殆どであった。

2週目 20:07

はCrooksのキャンセルもあって、9つの講演があった。全てがそれなりに楽しい講演であり、ある程度の交流もしたが、セーブをする意識が強く、この機会を積極的議論に割けなかったのは今にして思えば残念な事であった。おまけに金曜の午前の講演が終わると同時に物性研急行し、ガラス転移研究会の3つのトークに参加し、翌日に講演するという忙しい日程であったため、準備も含めて集中出来なかったのは残念だった。ポスターも出すには出したが余り積極的宣伝する気も起らなかった。

3週目 20:07

quantum thermalizationの週であった。午前の面白いトークだけではなく、午後にはインフォーマルトークがあり、長期滞在者には悩ましいプログラムになった。体力のセーブのため、敢えてこの週の懇親会はスキップした。そのせいか、積極的参加者と交わった印象はない。この週も金曜に一般講演(品川セミナー)があり、その前の週以上に準備に時間を割き、講演もそれなりに消耗したせいもある。

4週目 20:07

の日仏セミナーから漸く参加者として積極的に関わった印象がある。特にトークをして、その評判が上々であったことが大きい。勿論中心的テーマガラス転移ジャミング転移であり、僕の研究テーママッチしたことも大きい。フランス人を中心に楽しく議論をして食事をすることが出来た。やはりZamponi-吉野レプリカ解析が一番大事であろう。

YKIS 20:07

はまとめのシンポジウムであったが、思いがけず楽しめた。講演もそれなりに楽しめたが、バンケット等でUdoやChristianと話せたり、事後に個人的PaulやStefanoと議論出来たのは楽しかった。特にChristianは日本のactivityに感心したせいか、来年サバティカルを利用してまとまった期間、日本に来たい希望を出している。終わった後は、達成感もあって流石に疲労が襲って何も出来ない状態である

色々 20:07

と目移りもするが、結局の処研究が停まっただけかもしれない。研究会個人的な意義は、もう少し時間をおかないと分からないだろう。

2015-07-17

PNAS 13:27

新しい論文をpublishした。PNASはIFが10近くもあるトップジャーナルではあるが、見ての通り、多数の著者がいて、私の貢献度はそれほど高くなく、それ程の達成感はない。しかストーリー的には非常に面白いので記録として残しておく。

そもそも 13:27

この論文での貢献は1988年修士論文を発掘し、著者のチームに教えた事に尽きる。実際、修士論文は4つの原著論文と1つのproceedings論文から成り、その提出後、博士後期課程に進む迄に新ネタに関するもう一つの原著論文を書き上げた。修士の頃は幾らでも論文ネタはあり、幾らでもオリジナル計算が出来た。今とはえらい違いである。その修士論文の中で未発表の計算内容が今回使われたのである。そのモデルは衝突によって凝集するが、ある確率でバラバラになってしまう、その時のクラスターの定常分布を解析的に求め、分裂確率が小さい極限でべき的なサイズ分布になり、その指数は凝集確率パラメータによって決まる事を示した。かなり綺麗な結果ではあったが、凝集確率サイズによらないとした時を少し一般化しただけなのと、(結果として良かったのか悪かったのか分からないが)博士後期課程から大学を移って新しい研究内容にシフトしたためにお蔵入りになった。

その後、 13:27

この手の計算(もう一つ未発表のネタがあって、リング状に凝集するモデルもやはり分裂が小さい極限でべき分布になる)を実験的に意味のある文脈で拾ってくれる人を探しつつ、2008年迄は何という事はなく過ぎていった。ところが7年前にSt. Petersburgの会議Anna Bodrovaが土星の環の構成粒子のサイズ分布の話をして、理論がないと言っていたのでハタと昔の論文を思い出した。彼女に昔の計算を送ると共に彼女招聘手続きを取り、都合2回彼女京都滞在し、また彼女とその指導教員であるNikolai Brilliantovの居るLeicesterにも2週間程滞在した事もある。彼女等とはこの論文を著し、それなりに有益な共同研究を行えた。

しか13:27

サイズ分布計算話題に上る事なかった。ところが、2010年この会議でのNikolaiの発表が波紋を呼んだ。実際には彼の昔の研究を含んだ2008年Annaの発表に私の計算を加えただけだったのだが、私の名前クレジットはなく、NikolaiによるとPaul Krapivskyに計算をして貰ったとのことであった。その場が凍り付くような雰囲気になったのは言うまでもなく、第3者から、後々でもどうなったと聞かれる始末であった。結局、Nikolaiが事情を聞いてきたのでAnnaに送ったファイルを再送し、そのクレジットを認めた形で共著として論文をまとめることになった。

それから 13:27

程無く(2011年の春?)に止せば良いのにNatureにsubmitし、速攻で断られ、Scienceにsubmitし、ある程度の時間をかけてrejectされ、Nature Physicsに出し、断られ、の繰り返しで、(私自身の計算自体は大昔で思い入れもない事もあり)論文は何時しか忘却の彼方になってしまった。(私はPREにでも出せば良いのでは、と意見したのだが、狙い過ぎなNikolaiは聞く耳を持たなかった。)しかし、Juergen Schmidtを中心に粘り強く努力を続けた結果、こうしてPNASの論文として陽の目を見る事になった。最終稿までは修士論文引用されていたが、結局editorの判断でそれが落とされたのは少し残念ではあったが、やれやれという処であろう。

2015-04-03

今日20:43

レフェリーレポートを書いて、少し物理議論をした位で余り仕事をしていない。(専ら滞在型準備の)メールの処理は大量に行った。2日前の朝に満開だった桜は、このところの猛暑と昨晩の雷雨ですっかり葉桜になっていた。学生との晩飯も最後。結局、キャンパスの中では全て奢って貰った事になる。

明日20:43

フライト夕方なので観光でもする他はない。尤も街にコインロッカーはなく、ちょうどダウンタウンがここと空港中間点にあり、不便な事この上ない。今の処の予定は博物館(預ける処があるだろう)と環球金融中心を目指すつもりでいる。どうなることか。

折角 20:50

面白そうな国際会議でトークの招待を受けたが、残念ながらYKISと重なって参加出来ない。という事で断りの連絡をした。

中国 21:10

ネット環境は確実に悪くなっているが、中国youtubeであるYouku迄見られないのは解せない。

JR北海道 22:51

の火災事故。またかという処。事故を起こした789系は2002年に運用を始めた新しい車両なので大方の評の通り碌な点検、整備が行われていないのだろう。2013年に頻発した火災事故でも車両の形式はバラバラであったのが何よりの状況証拠である。この状況でJR北海道が所有する新幹線が走ると云うが、ブラックジョークにしか聞こえない。まともに整備できるのだろうか。