Windows 8.1 で 日本語IMEが使えない問題の解決

Windows8 > 8.1 > 8.1 update1 と、異例の速度で使いやすくなっております。リリース時のポリシーを崩しながらも、ユーザーの意見を取り入れてるのがいいなぁと感じてます。このご時勢の、クラウド時代のOSの形ですねぇ。

その影で、かなり悩ましかった現象が「日本語IMEが使えない(落ちる)」という問題。最終的には、移行ツールで引っ越した設定をクリアするという形で解決しましたが、ちょっとした不安が自分の中に残っています。

日本語IMEが使えない状況

XP(32bit)から8.1(64bit)プリインストール+8.1update1適用機に、MSさんが日本の乗換ユーザー対策に期間限定で無償提供してくれた「ファイナルパソコンデータ引越し」を使った組み合わせで発生しました。ちなみに発生数は2台なので、再現性がありそうです(未検証ですが)。

  1. OSを起動
  2. デスクトップ画面に切替
  3. しばらく(1分ぐらい?)すると、画面右下のIME表示のアイコンが「×」に変わる

このアイコンが「×」に変わってしまうと、コントロールパネルの言語設定を変更しても、もう日本語が入力できない!ちなみに、「×」に変わる前に起動して日本語を入力してたアプリでは継続できる状態でした。。。

対処してみる:サービスでWindowsUpdateを無効に

Googleさんに聞いて見つかったのが、WindowsUpdateプロセスが起動するとIME落ちるというポスト。

なんの関連性もなさそうと思ったのですが、イベントビューワーでも、起動後にエラーを10個ぐらい出してる状態が近いし、やってみました。コントロールパネルのサービスから、WindowsUpdateを手動かて無効に。

すると2台のうち1台2台とも正常に日本語IMEが使えるように!その状態になった後、再度WindowsUpdateのサービスを手動に戻して再起動すると、1台は日本語IMEは正常なままだが、もう1台は元の状態に戻ってしまう。う〜ん、ナゾが深まった気が。

そもそも、セキュリティ対策の根幹のUpdateを普段止めてるようでしゃ、自分でWindowsUpdateのサービスを手動で状態変更させる必要がでるという、とても使えない状態。。。

対処してみる:GoogleIMEを入れてみる

もしかして別IMEも入っていれば元に戻るのではないか?と思って入れてみました。

しかし、残念ながら玉砕。IME切替画面で、MS-IMEとGoogleIMEを選択出来るようになったものの、「×」状態は変わらずでした。

対処してみる:移行ツールを反映前に戻す

最終判断として、移行ツールを反映していない状態に戻してみました。今回「ファイルと設定」を移行というモードで移行してたので、レジストリとかいろいろと8.1に不都合な情報がきてしまってるのではないかと考えてみたのです。

幸い「ファイナルパソコンデータ引越し」には、引越ししたことを元に戻す機能があったので、思い切ってポチっと押したところ・・・日本語IMEは、普通に動作するようになりました!

やはり乗換や移行は、手間でもツール使わんでポチポチやるのが鉄則なのかなぁと感じた次第。

最終状態

Windows8.1では、IMEはスタイリッシュな表示を目指した為か、ツールバーが表示されない状態。しかし、IMEが動作してないことが分かりづらいので、コントロールパネルの言語設定を変更して、従来どおりのIMEツールバーを表示して使っています。

参考情報

その他

プリインストールだと発生しないのかなぁ?blogなどの記事では1年ほど前から出てる問題のようでした。IMEは海外でしか使わない技術なので、本国側ではあまり真剣に対処を検討してくれてないのかしら?とまで考えたり。

(インシデントあがってるけど、優先順位下げてないですか?MSさん!)