ホリエモンが残したもの

ライブドアの発表文は虚偽だったかもしれないが、ホリエモンが我々に描いて見せたビジョンは間違いなく本物だった。
本来の野球が誰のものであるかを示し、本来の姿とはかけ離れた現状のプロ野球界の実態をさらけ出してくれた。
インターネットの可能性を示し、それが既得権益に守られ傲慢に振る舞う既存のメディアを解体する力を持つことを見せてくれた。
「ニュースは金で買えばいい」は、誰もがニュースを発信できる手段を手に入れたことによって、もはや雇われ記者だけがニュースを発信できる時代ではなくなったことを言い表していた。
「テレビを殺す」は、来るべき未来の主流となるインフラが一部の組織が独占している「放送」(ブロードキャスト)ではなく、誰もが参加できる「通信」(インタラクティブ)であることを言い表していた。

彼は二度と我々の前に同じ様な形で姿を現すことは無いかもしれないが、彼が描いたビジョンを正しい方法で実現する人間が必ず現れるに違いない。
なぜなら、我々は自分たちの進むべき未来の姿を垣間見てしまったのだから。
後は、前へ進む以外に道はない。


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こんなことを、以下の記事を見て、思いました。
たぶん、未来を夢見てがんばっている人がまだまだたくさんいることに、希望を感じたんだと思います。

ホリエモン以上に詐欺的なベンチャーの内情
夢の力