まさひ 騎射競技大会


 高句麗時代に行われていた騎射が高麗神社前の高麗川河岸にある小林牧場で再現されるのを見学。これは、高麗神社、高麗郡建郡1300年記念事業委員会、日本騎射協会による協同事業です。
 今は放牧されていない広々とした草原は実に気持ちがいい。背景の山と川が全景と調和し、ここは私の好きな景観の一つです。3町歩もある使われていない草原は、このまま公園にすれば最高の市民の憩いの場になりそうだ。牧場主とは2年ほど前に、草刈りの際話したことがあるが、いい転用があればと話していたことを思い出しました。

 走っている馬から矢を放ち的に当てることは難しい。騎手によってかなりスピードが異なっていたのは経験の差のようです。やはり、猛スピードで駆け抜ける方が馬らしく見ていて気持ちいい。私は的の近くではなく、馬場の端っこで見ていました。馬を間近で見たかったのです。

 馬は走ってきてから、どんな風情になるのか興味あって見ていました。走り終えてから“涼しい顔”で何事もなかったように草を食んでいる。この程度の走りでは、どうということはないらしい。
 エンジンの力を表現するに「馬力」といいます。走りも力も、人間の力を補ってくれる動物として有史以来のパートナーでした。
 私の知っている農家に、かつての日本の農業のように馬を中心とした生活、農業を営んでいる人がいます。馬を間近で見ると、確かに、いっしょに農耕と生活を共にしたくなるような気持ちになります。