TMPGEnc MovieStyleでDVD→MP4変換してみた。

(この記事、間違いが含まれている可能性があるので、注意。あとで修正するかも)


洗脳原論』の苫米地英人がなにやら胡散臭そうな語学学習指南書を出していたので、読んでみた。

左手で殴り書きしたのか、口頭記述なのか、細かい変な文章がたくさんあったけど(句とか節とか、初歩的な文法用語を間違えていたりとか)、別に気にならなかった(変なインチキサブリミナル効果(笑)CDの付録は邪魔くさかったけど)。
重要なのは、後半の、具体的なトレーニング方法で、これもまあ、類書とそんなに異なることを言っているわけではないんだけど、「『英和辞典』『和英辞典』はすぐ捨てろ」とか、「(DVDの)英語字幕も表示させてはならない」とか、そうした具体的命令(指導っていうより、命令だね、ほとんど。さすが洗脳の専門家って感じで)は良いなあと思ったよ。

で、具体的なトレーニング方法をまとめると:

  • 可能な限りリラックスした状態で連ドラ(ソープオペラ)のDVDを観る
  • その際、字幕は表示させない
  • ストーリーにはとらわれず、とにかく知っている単語を聴き取る
  • 聴き取れた単語から派生させて他の単語を想像する(tree→leaf→green、とか)
  • これを1日5時間ぐらいやって、2,3日目になったら、今度は次の単語を予想する練習(たぶん、動詞がきたから次は目的語だな、とか、そういうことだと思うけど)
  • ドラマの1話をずっと観つづけるのではなく、どんどん先に進む
  • 最終話までいってから、最初に戻る
  • どうしても聴き取った単語のスペルが知りたくなったら、英語の字幕を表示させてもよいが、最低でも↑のトレーニングを1,2週間やったあとで。日本語字幕は絶対表示させてはダメ
  • というか、学習過程で、絶対に日本語を介在させてはならない。むしろ、「日本語脳」を抑制するのが肝心
  • DVDから音声ファイルを抜き出して、iPodとかで聴くのもよいね

といったところか。



連ドラのDVD、何がいいかなあ、24 TWENTY FOUR流行ってたし、小山力也さんがジャック・バウアーやってたし(といってもこの方法だと力也バウアーは聞くことができないんだけどw)、24にしておくか、と、DISCASからファーストシーズンのvol.1とvol.2をレンタルした。

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で、DVD ShrinkでISOファイル・リップして、パソコンで観てたんだけど、いつものことながら、うちのPCのカスグラボだと、確実に再生途中でシステムが落ちる(グラボのせいだと思うのは、CPUもメモリもぜんぜん使用率に余裕があるから)。
こりゃ困った。
というわけで、ちょっとビットレートを下げた動画ファイルを作って、そいつで再生できればストレス解消になるかな。と。
動画の扱いにはあんまり詳しくないけど、ニコニコ動画基準なら慣れてるから(笑)、できればMP4(H.264+AAC)か、On2VP6 2passしてFLVか、どっちかを、AviUtil使って作れればいいなあ。と思った。
でまあ、ググって、ググって、フリーウェア探して、試行錯誤したけど、とにかくめんどくさいうえに、時間がかかる。
ドラッグ・アンド・ドロップでMP4できちゃいますよ、っていうフリーウェアもたくさんあるにはあるけど、そんで、そういうのは過去にだいたい試したことがあるんだけど、おおよそ画質の低下が著しく、MP4水準じゃないとか(せかっくだからグラボが耐えられるギリギリの最高画質で観たい)、下手すると動画と音声が数秒ずれるとか、そもそもドラッグ・アンド・ドロップするにはAVIなりWMVなりの動画を作っておかなきゃならないんだけどそいつがとにかく時間がかかる。
AVIとかWMVの高画質ファイルが作れれば、あとはAviUtilで思い通りになるのになあ。というあたりで思い悩んでいた。うまい方法はあるんだろうけど、なにしろニワカでググってるだけだから、ズバリ欲しい情報が見つからなかった。
見つかったとしても、だいたい、TMPGEncが必須だったりする。
TMPGEncって試用期間すぎるとmp2(DVDファイル)使えないじゃーん」と思って、敬遠してたのね。
「有料になると、いくらぐらいするんだろ」と思って公式サイト見た。
なんか、いろいろ種類があるけど、TMPGEnc MovieStyle(以下「ムビスタ」)というのが安かった。4000円あれば買える。
使えるかどうかわからんけど、試用版があるので、試してみようと思った。
自分で細かくビットレートの設定などができない、というのが気に入らなかったけど、気に入らなきゃ買わなきゃいいのだし、とりあえず、お試しで導入。

TMPGEnc MovieStyle

TMPGEnc MovieStyle

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0. DVD Shrinkでリップ

これは必ずしも必要じゃないけど、ISOファイルを残しておくと、あとあと便利な気がしたので。
DVD Shrinkはググればすぐ見つかります。日本語パッチも。
ムビスタで使うのはDVDファイル("AUDIO_TS"と"VIDEO_TS"という2つのフォルダができて、VOBファイルとかが入っている、あれです)なので、DVDかISOからDVDファイルも作っておく。
レンタルしておいたDVDは、もう返却してしまう。

1. ムビスタの環境設定

フォルダ設定:たぶん、「出力ファイル」と、入力するDVDファイルが保存してあるディスクは異なるほうが、処理は速いんではないかな。確認してないけど。だから、ここはデフォルトでいいと思う。
他、とくに設定する必要はないと思われる。

2. ファイル取り込み

「DVDから追加する」にチェック。
「次へ」ボタンを押すと読み込み元を聞いてくるので、"VIDEO_TS"フォルダを参照する。

3. タイトル選択

"24"のばあい、vol.1には全3話、vol.2には全2話ぶん収録されている。
一気に全話を変換したい場合、全タイトルにチェックを入れる。
ここで作りたいのは、「英語音声」「字幕無し」なので、プルダウンからそのように選択。

4. DVDオプション設定

ここでは、各話ごとに、別ファイルにしたいので、「選択したタイトルを連結する」のチェックははずします。
0.で、すでにハードディスクにDVDファイルを作ってあるばあい、「選択したタイトルをHDDにコピーする」のチェックもはずす。DVDから直接変換する場合は、チェックを入れておく。1.でも書いたように、出力ファイルとは別ドライブがいいような気がしないでもない。

5. ターゲット機器の選択

この項目は、ぶっちゃけ、拡張子の選択です。
どれを選ぶと何の拡張子になるかは書いてませんが。たぶんPSPApple系はMP4でしょう。AppleTVにしたらMP4ファイルができました。
XBOX360にするとWMVになるんでしょうか。あとで実験してみます。

6. プロファイルの選択

「ユーザー設定」で。
「長時間」を選択したときの、「画質を犠牲にして……」というのが、どの程度の劣化なのか、わからんですが、まあ、これもあとで実験してみます。

7. モード選択

「品質優先」で。

8. 品質設定

画質:ここは自分のPCのグラボとの兼ね合いで。「標準」を選ぶと、856x480 16:9の動画のビットレートは2304kbpsにもなってしまいます。これでやってみたら("24"第2話)、再生中に、数回、画面が点滅して「ヒヤリ」とさせられました。「低い」だと1536kbpsです。なんかこれでじゅうぶんな気がするので、今回("24"第3話)これで行ってみます。
解像度:"24"のアスペクト比は720x480 16:9なので(これぜんぜん16:9じゃないけど)、上から2番目と4番目だけチェック入れておきます(一番下の1280x720だと、画質を「低い」にしても3592kbpsになってしまって、今回の趣旨に反するので、チェックはずします。グラボ強い場合はどうぞ。ていうかグラボ強かったらISOファイルそのまま観ればよくね?)。他にチェックが入っていてもだいじょうぶな気もしますが、念のため。
音質:せっかくAACなので、これ、もっと低く設定できるといいのですが、2択なので、「標準」(128kbps)にしておきます。

9. アスペクト比変換の設定

「レターボックス」を選択。"24"の720x480だと、左右に黒ベタが入る……のかな?

10. フィルタの設定

全部「使用しない」で。「忙しい人向け」を作りたければ、「早再生」をどうぞ。

11. ファイル分割の設定

「指定なし」で、分割されないようにする。

12. 設定の確認

設定に名前をつけておいて、「完了」。


あとは「出力開始」ボタンで。楽だ……。

つうわけで、ソフトが処理してくれてる間に、寝ます…Zzz