2012-02-01
■[ひつじ奇譚]視たもの その1
進行方面へ来る人は少なく、車の往来程度の音。
いつもこの時間は、照明が落ちていて待機中のはず。
10m位接近した時に、不意に照明が付いた。
誰か利用するのかな?と思ったがそんな訳無い、眼前には何も視えない。
カーテンを捲って入る様に何かが中へ入った気がする。
2m程に接近すると稼動音がしていた。
確認する前に早足で通過しました。
だって視たく無いじゃないですか。
態々関わる事は無いですから。
歩いてきた駅は十字路の下に値する。
赤信号だったので、待っていたら反対側にも信号待ちのヒトが居た。
次の瞬間、赤なのに信号無視で渡ってくる。
何とは無しにどんなヒトかと見ると、フード付きのオーバーを着てた。
頭にすっぽりフードを被ってるんだなーと思ったら、何か変だと気づいたのは横を通過した時。
まず、足音がしない。
衣擦れの音もしない。
その人はお堂へ向かって行ったので、視線を送るとそのヒトが振り返った。
そのフードと思ってたのは、鬣(たてがみ)でして、真ん中にはライオンの顔が有った。
何となくニヤリとされて、そのライオンのヒトはお堂の方へ入り墓所の中へ消えて行きました。
翌日、お堂へ確かめに行きましたが、ライオン等関係無いそうです。
謎だらけですが、怖くは無いけど変な気分には成りますよね。
ライオン商事
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