higashinaoko2009-10-16

きのうの夕方、山の上ホテルに。
神保町から徒歩5分と書いてある。
もちろんなんどか行ったことがありますし、神保町の学士会館にはここのところ月に一回は行っている。神保町の脳内俯瞰図もようやくできてきた。
学士会館からふうってお茶の水方面に行ったときに見えたから、あの道をゆけばいいのよ、と私の中の道案内人。なので、ふうって歩きました、ゆうぐれの道を。ひゅっと行って、ふうっと歩き、きゅって曲がればいいのですよ。


はっと気付くと学士会館から十数分経過。
おかしい。あんまり見たこともない場所。
明治大学だと思ってたらなんかちがう学校。。。
ちがうよね、違う道にきてるよね、と私の中の道案内人に問いただすと、どうかなあ、好きにすればあ、と赤い舌だけ残して消えてしまう。
脳内俯瞰図を呼び出すと、オレはまちがってへん、こういうふうにできとる。行ったらよろし、と頑固。ううむ、とやや速度をゆるめたところで普段眠ってばかりいるフクロウが起き上がって、もどりなさい、来た道をもどりなさい、とささやき、やっぱり戻るか、来た道を、あ、来た道どっち?
道すでに暗く、もう戻るも何もない場所に来たような気がする。でもわからなくても戻るしかないとふらふらと歩いたところで「つか、タクれば?」とギャルの教えが。そうか。でもちょっとくやしい、でも、赤く灯る小さな帽子が目にしみる。


私の中のそんな人たちをうまく使い分けた結果、無事にたどり着いたそこは。
文藝賞の授賞式に初めて呼ばれ、参加してきました。
物理的にいろんな人と近づける、熱気あふれる会でありました。