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2009-07-24

SIerの解体と再生

ござ先輩のところで、SIer涙目な状態が解説されてますね。

最近SIerがだいぶヤバくなっている件 - GoTheDistance

書いていることはだいたいあっているんじゃないかと思います。


じゃ、SIerは、どうやれば生き残ることができるのか。


「今の体制のまま生き残る必要はないんじゃないの」というのが私の考えです。多重下請け構造こそ、SI業界の最大の問題点なわけだから、「ゼネコン型SIビジネスが崩壊する」のは、悪い話じゃない。

もちろん、会社がなくなったりすると職がなくなり困る人も出てくるわけですが、問題のある業界を残しておくより、一度解体し、新たにやり直したほうがいいと思います。


だって、実際に物を作れないような人たちが設計するなんて、おかしいし、効率悪いもの。

効率の悪いことをしている人が淘汰されるのは当然の話です。


だったら、なぜこれまでゼネコン型SIビジネスが生き延びてこれたのか。

それは、発注側がそれを望んでいたからです。基本SIerに丸投げみたいな。そして、SIerマージン抜いて、下請けに力作業は丸投げみたいな。これが、ゼネコン型SIビジネスがずっと続いてきた構造じゃないかと思います。


今は、発注側が案件を発注しないから、このモデルが崩れているわけです。


この不景気をきっかけに、発注側のユーザ企業に変わってもらいたい。丸投げではなく、基本、SIは自分たちで行い、手が足りない部分を技術プロフェッショナルに手伝ってもらうやり方。

そのほうが、やりたいことを素早く安く上手に行うことができる。

ユーザ企業にとっては、自分たちでやらなきゃいけないことが増えるのとある程度勉強もしないといけなくなるけど、きっと払った以上の効果はある。

どこの世界でも、丸投げよりは、自分たちでドライブするほうがいいものができる。


SI業界にとって最高のシナリオは、今の多重下請けの構造が崩壊し、ユーザ企業を助けるプロフェッショナル集団として生まれ変わること。


最悪のシナリオは、合併などを通じて、なんとか大手のSIerは生き残り、景気が回復した後、また、今と同じことが繰り返されることです。


SIer主導ではなく、ユーザ企業主導の開発体制になって欲しい。そうすることで、ユーザ企業は、やりたいことを素早く安く上手に行うことができるし、SI業界再生できる。これが私の願いです。

なまえなまえ 2009/07/24 14:07 こんにちわ。

> この不景気をきっかけに、発注側のユーザ企業に変わってもらいたい。
> 丸投げではなく、基本、SIは自分たちで行い、手が足りない部分を技術
> のプロフェッショナルに手伝ってもらうやり方。
>
> そのほうが、やりたいことを素早く安く上手に行うことができる。

上記のような開発そのものではなく、教育とサポートという内容で受けてくれるところはありますか?
実際にひがさんのところで受けて下さるなら、具体的に相談したいです。
ので、お知らせ下さい。
#ひがさんが直接相手をしていただく必要はありません。ただし、問題点が出た場合は、最終的なエスカレーション先としてひがさんがいるなら、かなり安心です。

higayasuohigayasuo 2009/07/24 15:13 なまえさん

ISIDもユーザ企業をサポートするためのサービスを提供しています。
http://www.isid.co.jp/solution/oss/seasar.html
ユーザ企業主導の開発、本気でサポートします。

takataka 2009/07/24 19:37 こんにちは、実際にモノを作れない現場に嫌気がさしてるITゼネコンの2年目です。

このまま会社にいても淘汰される人材にしかなれないと感じているのですが、僕はどうしたらいいのでしょう?

なまえなまえ 2009/07/25 00:06 SIerにもいろいろあるので一概には言えないと思いますが、いろいろな立場を経験した関係から。

1. 丸投げされる側(中小企業)
→ SIerが営業してくれるので、受注額の割に営業コストが少なくてすむ。
→ 万が一、プロジェクトが頓挫してもユーザ企業から莫大な損害賠償を求められない。
(↑意外とメリット大きい。プロジェクト一個で会社が吹っ飛びかねないから。保険もあるけど、
揉めてる間に資金がショートする。)
→ モノが出来上がってから一方的に値切るSIerはいらない。(今だと法律違反)

2. 丸投げ側(ユーザ企業・中規模)
→ とりあえず予算内で希望のモノを作ってくれる。(たとえ本当に開発している会社が倒産しても)
→ 年中開発しているわけではないので、技術者を固定で抱えたくない。(保守とSIerとの交渉ができればOK)
→ 後になってから追加予算を請求するSIerはやめてほしい。

どちらにしても、間に入っている以上は最低限の責任はとって欲しいです。
メールを転送するだけとか、会議に出るだけとかのSIer(というか担当者の問題か?)もいましたが、
酷い場合には契約の時しか顔を出さずに「後は直接やってね(はぁと)」とか。
そんなSIerは無くって欲しい。

3. SIer(奥様と同じ会社)
→ 丸投げはしていなかったなぁ。他の部署ではしていたのかなぁ。(派遣の人は来てたけど)
→ 社内開発なのに、「管理・管理」が面倒くさい。(ソースより管理シートのほうが大量かも。)
→ 管理しかしていなかったけど、正直なところ自分が作ったほうが早い気がする。

たくさん転職しましたが、会社によって様々でした。
今までの経験では、「メーカー系でSIもやってます」って会社とは仕事したくないです。

shatshat 2009/07/25 01:21 ユーザ企業のビジネスモデルから、要件や設計に落とすとき、将来的な変化(リスク)を織り込むことが最重要だと思うのですが、ここを部外者であるSIerがすることは経営レベルでユーザ企業自身に大きい影響を与えると思います。
なので、そのうちユーザ企業が主体的に動かざるを得なくなると思っていますが今回がそのいい機会になるといいですね。

くわはらくわはら 2009/07/25 02:34 エントリーを読んでいて↓を思い出しました

闘うマネジャー:業務のプロ=発注者が仕様を書く、は無謀か
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0804/25/news037.html

最初に苦労した人が最後に幸せになれると思います

laclefdorlaclefdor 2009/07/25 04:08 文中で言及されてますが、丸投げ文化がゼネコン構造を助長してきたように思います。
大手に丸投げすることで発注担当者は責任を逃れられますから(中小へ発注してこけたら選定責任を問われる)。

kumakuma 2009/07/30 14:20 こんにちは

>どちらにしても、間に入っている以上は最低限の責任はとって欲しいです。
>メールを転送するだけとか、会議に出るだけとかのSIer(というか担当者の問題か?)もいましたが、
>酷い場合には契約の時しか顔を出さずに「後は直接やってね(はぁと)」とか。

契約の時しか顔出さなくて、プロジェクトが存続する間は中間マージン
だけをとる。本当やめてほしい。 こういう会社に限って当社の財産は
「人」です。HPに載せてます。

akehoyayoiakehoyayoi 2009/08/09 15:37 こんにちは

SIerで働いておりますが、ひがさんのエントリに激しく同意です。
まさに同じことを考えています。

メーカ系の会社で保守運用をしていますが、なんとかユーザを
下流工程に巻き込めないものか、と考えています。
例えば、クライアントの業務システム部に新人が入ったら、
私たちSIerの運用開発メンバに一回預けてもらうとか。

システムを作るのはあくまでユーザ企業であって、SIerは技術的な
お手伝いをするだけ、というのが正しい形だと常日頃思います。

ゼネコン丸投げ体質がユーザ企業の責任逃れであったり、
望まれないシステムの開発であったり、と問題だと思いますので。

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