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新・灰日記 RSSフィード

2013-08-20

月光条例(24)


コミックス派なので、うわさの見開きをさっき初めて見た。


少年サンデー15号に掲載された「月光条例」がヤバいと話題 #weekly_sunday - Togetter


もうこれは書かずにはいられない。


まとめとかを見てると、どうも賛否両論である。

中には「手抜き」なんていってる人もいる。


no title


手抜きとかいう奴は正直言ってアホだと思う。


藤田和日郎はそれよりもずっと前から伏線を張っていたのだから。あの見開きは、「満を持して」という言葉が最もふさわしい。

最終章が始まった21巻で、漫画家「ふぢた」が登場する。代表作は「からぶりサービス」なんて言ってるが、どう見ても藤田和日郎その人である。

3ページにもわたって月光たちにからんでいるどころか、そのあとも月光のラーメン屋に出入りしていることが確認できる。


このことから、「ふぢた」は、作中の登場人物として描かれていることが分かる。モブでも、漫画的なメタ表現でもない。「登場人物」である。


この物語には、メーテルリンクや、センセイ(どう考えても宮澤賢治)といった、「サクシャ」が登場する。

漫画家である「ふぢた」は、「サクシャ」という登場人物の一人となったのである。

そして、この物語に「サクシャ」として登場するということは、同時に、彼らが書く作品が、「消滅」させられる可能性を含むこととなる。

つまり、21巻からは、「サクシャ」である「ふぢた」がいる世界が描かれているのである。


だから、「満を持して」なのだ。21巻からすでに、月光条例の「サクシャ」は、作中に存在しているのだから。あの見開きは、その結果なのである。




そうすると、大きな問題が浮上する。うしおが消滅し、からくりサーカスが消滅した後でのあの見開きは、月光条例が「消滅」したことを表現していると言えるだろう。ところが、それ以降にも物語は続行する。

それではいったい、誰がこのマンガを描いているのか?



今後の月光条例は、このことに注目して読んでいきたい。



余談ではあるが、宮澤賢治の童話集「注文の多い料理店」の序文には、次のような一文がある。

「これらのわたくしのおはなしは、みんな林や野原や鉄道線路やらで、虹や月あかりからもらってきたのです。


「月打」のモチーフは、きっとここにある。もしそうだとすると、今後の「センセイ」の再登場の可能性もあると、個人的に期待している。

頼むよ、センセイ。

2012-08-07

これはテストなので何の意味もありません。

2011-02-01

White Lies "Ritual"

Ritual

Ritual

Rockin' on 2011年2月 P118 P179

Wire "Red Barked Tree"

Red Barked Tree

Red Barked Tree

Rockin' on 2011年2月 P183

2011-01-01

新・灰日記 ALBUMS OF THE YEAR 2010

さあ、昨日に引き続き、やってまいりましたアルバム・オブ・ザ・イヤー2010!

昨年は新しい出会いがいろいろあった年でした。()内は平均再生回数です。


第20位 (11.31回)

The Suburbs

The Suburbs

Arcade Fire "Suburbs" - 新・灰日記


第19位 (11.36回)

Halcyon Digest [輸入盤CD] (CAD3X38CD)

Halcyon Digest [輸入盤CD] (CAD3X38CD)

Deerhunter "Halcyon Digest" - 新・灰日記


まずは、今年話題になった2枚から。インディー界は昨年以上に盛り上がっている。これらの動きがシーン全体をどれだけ動かすのだろう。2011年のUSシーンが非常に楽しみである。



第18位 (11.4回)

Core Duo

Core Duo

Wild Marmalade "Trio Dynamic" - 新・灰日記

2010年に見に行ったライブでは、野音でやったシャングリラ5周年記念ライブが一番よかった。中でも、ニュージーランド出身のこの二人は掘り出し物だった。人力トランスと民族楽器。これが世界のスタンダードになることを願う。


第17位 (11.45回)

I WILL BE (IMPORT)

I WILL BE (IMPORT)

Dum Dum Girls "I Will Be" - 新・灰日記

USインディーまたもや強し。今年のトレンドはサーフィンとジャケが素人(?)女性。シューゲイズ気味な少年ナイフみたい。


第16位 (11.46回)

WE ARE UCHU NO KO

WE ARE UCHU NO KO

あふりらんぽ "WE ARE UCHU NO KO" - 新・灰日記

惜しまれながらも解散。解散ライブは最高にすばらしかった。トレンドでも、ファッションでもなく音楽を鳴らすことの楽しさを、彼女たちはもっている。


第14位 (11.5回)

Trans-Continental Hustle

Trans-Continental Hustle

Gogol Bordello "Trans-Continental Hustle" - 新・灰日記

一昨年見たサマソニでのライブは圧巻だった。2011年、来日しねえかなあ。ソウルフラワー対バンを激しく希望


第14位 (11.5回)

The Drums

The Drums

The Drums "Drums" - 新・灰日記

USインディー一層強し。こちらはサーフィン編。レッツゴーサーフィン。こいつらサーフィンやったことないらしいよ。


第13位 (11.8回)

WELCOME TO FOXSHIRE ~ようこそ不思議なキツネの村へ (UNCL010)

WELCOME TO FOXSHIRE ~ようこそ不思議なキツネの村へ (UNCL010)

ジプシーパンクはゴーゴルだけでねえ!!!」と、北欧スウェーデンから名乗りをあげてやって来た。歌なしなところが大変聴きやすい。ちなみに、小学生にも好評。


第12位 (11.9回)

サンシャイン(ニューアルバム・初回限定盤)(DVD付)

サンシャイン(ニューアルバム・初回限定盤)(DVD付)

髭 "サンシャイン" - 新・灰日記

髭ちゃんのアルバムは、しばらくきちんと聴いてこなかった。これは久々のヒット。じっくり聴かせる曲も増えたが、退屈でない。1曲目の「青空」はしばらくヘビーローテーションだった。


第11位 (12回)

Soft Pack

Soft Pack

The Soft Pack "The Soft Pack" - 新・灰日記

これまた、USインディー。サンフランシスコ出身。青春疾走という言葉がよく似合う。


第10位 (12.1回)

BAND ON THE RUN

BAND ON THE RUN

こんな名盤を今まで聴いてこなかったことが悔やまれる。ビートルズが好きだけれど、やっぱり僕はジョンよりポールの方が好きなのだということが本当によく分かった。今年、「ばーんどーんざらーん」と何度口ずさんだことか。


第9位 (12.18回)

This Is Happening

This Is Happening

LCD Soundsystem "This Is Happening" - 新・灰日記

ジェームス・マーフィー、これで最後のアルバムに。個人的には、ボーナストラックJoy Divisionのカバー、No Love Lostが最高にかっこよかった。

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第8位 (14回)

Transference

Transference

Spoon "Transference " - 新・灰日記


第7位 (14.5回)

Ga Ga Ga Ga Ga

Ga Ga Ga Ga Ga

Spoon "Ga Ga Ga Ga Ga" - 新・灰日記

今まで横目で通り過ぎてきたSpoon。アルバムでたから聴いてみたら、なんだ、いいじゃない。個人的にはGa Ga Ga Ga Gaの方が好き。


第6位 (15.6回)

友だちを殺してまで。

友だちを殺してまで。

神聖かまってちゃん "友だちを殺してまで。" - 新・灰日記

ある意味今年のナンバーワンかも。


第5位 (16.2回)

CONGRATULATIONS

CONGRATULATIONS

MGMT "Congratulations" - 新・灰日記

音楽誌的には、今年のハズレ的な扱いをされてしまっていますが、個人的にはすごく好きでした。It's Working〜Song For Dan Treacyという流れが個人的にはツボでした。胡散臭いジャケットもいい。アメリカの脳天気で非リアルなアニメのイメージを使って、世の中を表そうとしていると勝手に思っているのだけれど。


第4位 (17.2回)

キャンプ・パンゲア

キャンプ・パンゲア

Soul Flower Union "キャンプ・パンゲア" - 新・灰日記

世界がソウル・フラワー・ユニオンで満たされますように。


第3位 (19.9回)

engawa boys pentatonic punk

engawa boys pentatonic punk


第2位 (22.2回)

Even Kick Soysauce

Even Kick Soysauce

Wild Marmaladeと同じく、大阪城野音にて発見した特別天然記念物日本の宝。二度ライブを観たが、すばらしすぎる。幸福感がハンパない。あふりらんぽ然り、ソウル・フラワー・ユニオン然り、土着の音楽をロックのフォーマットにのせることが、大和人(とあえて呼ばせてもらう)の音楽シーンを切り開く。日本のロックは今、すげーおもしろいですよ。


第1位 (41回)

言葉にならない、笑顔をみせてくれよ(初回限定盤)(DVD付)

言葉にならない、笑顔をみせてくれよ(初回限定盤)(DVD付)

結局二年連続でナンバーワンはくるりレビューリンク先からどうぞ。

くるり "言葉にならない、笑顔を見せてくれよ" - 新・灰日記


すげーおもしろい日本のロックのど真ん中が、このアルバムにはあると思う。この辺を取り込むバランス感覚はさすがくるりといったところ。そのはじめの曲が、「さよならアメリカ」というのが非常に興味深い。日本人は、半世紀を過ぎてようやく「ロック」を手に入れたのか。今年もまだまだ目が離せない。

アメリカのインディー界が白熱した2010年でした。 おい、UKはどうした?

2010-12-31

新・灰日記 ALBUMS OF THE YEAR 2009

世界一遅い! 2009年のアルバム・オブ・ザ・イヤー!

2009年にiTunesに取り込んだアルバムの合計再生回数を曲数で割る(アルバム1曲当たりの平均再生回数)でランキングをつけてみたよ。


第19位 (11.5回)

Veckatimest (WARPCD182)

Veckatimest (WARPCD182)

グリズリー・ベア。サマソニで見た。美しい。


Eternal

Eternal

こちらもサマソニにて。今年のサマソニはおもしろかったな。


第18位 (11.54回)

Brief History of Love

Brief History of Love

The Big Pink "A Brief History of Love" - 新・灰日記

2009年のインディーは、こういうので盛り上がってたね。


第17位 (11.57回)

Crack the Skye

Crack the Skye

サマソニでも見ました。熱い。


第16位 (11.6回)

Fantasy Black Channel

Fantasy Black Channel


第15位 (11.7回)

The Resistance

The Resistance

Muse "The Resistance" - 新・灰日記

ミューズ大好き。今もっとも次のアルバムが楽しみなUKバンドかもしれない。


第13位 (11.75回)

I Think We're Gonna Need A Bigger Boat

I Think We're Gonna Need A Bigger Boat

Fatboy Slimもサマソニで見た。最高。


Ocean & The Sun

Ocean & The Sun


第12位 (12.16回)

Flowers (Dig)

Flowers (Dig)


第11位 (12.18回)

Cage the Elephant

Cage the Elephant


第10位 (12.55回)

Albatross Family Album

Albatross Family Album

マスロックぽい。年明けぐらいによく聞いてたなあ。


第9位 (13回)

プロレタリアン・ラリアット(初回限定盤)(DVD付)

プロレタリアン・ラリアット(初回限定盤)(DVD付)

30も近くなると、怒髪天のよさが分かってくる。きみたちも大人になれば分かる。

 

第8位 (13.5回)

Spiderland

Spiderland

静謐でありながら強力。今更ながら、名盤の魅力にとりつかれる。


第7位 (13.7回)

歩幅と太陽

歩幅と太陽

eastern youth日本一のバンドだと思う。


第6位 (13.76回)

Century of Self (Dig)

Century of Self (Dig)

eastern youthと同じく、10年前からずっと追い続けている。


第5位 (13.8回)

Humbug

Humbug

すごい進化。軽く越えていく感じ。


第4位 (13.9回)

Popular Songs

Popular Songs

今年すっかりはまった。ライブもいい。ジャケットもいい。


第3位 (15.3回)

Nouns (W/Book) (Dig)

Nouns (W/Book) (Dig)

新世紀のノイズ激情と。


第2位 (15.6回)

Merriweather Post Pavilion

Merriweather Post Pavilion

みんな大好きアニマル・コレクティブ。ぼくもいっぱい聞きました。すごい祝祭感。


第1位 (23.8回)

魂のゆくえ

魂のゆくえ

やっぱりくるり。すごいぞくるり。迷いながらも突き抜けようとする1枚。表題作は名曲。

2010-12-30

Girls "Broken Dreams Club"

Broken Dreams Club

Broken Dreams Club

謎が多かった前作よりも霧が晴れた印象。ぐっと声がリスナーに近くなり、親近感が増した。

Soul Flower Union "キャンプ・パンゲア"

キャンプ・パンゲア

キャンプ・パンゲア

日本屈指のロックバンドの新作は実にすばらしい。ライブで聞きたい、ホップステップ肉離れ。ダンスは機会均等。しかし、踊らせるだけではなく、中川敬の声は歌をしっかりと聴かせてくれる。丸みを帯びつつあるが、まだまだエッジの効いたロックを聴かせてくれます。

神聖かまってちゃん "つまんね" "みんな死ね"

つまんね

つまんね

みんな死ね

みんな死ね

いずれきちんと書かねばなるまい。2010年はかまってちゃんの年だった。すばらしい出会いをありがとう。

2010-12-18

Sufjan Stevens "The Age of Adz"

Age Of Adz

Age Of Adz

2010-12-14

Weezer "Death To False Metal"

Death to False Metal

Death to False Metal


レアトラック集。なんでもゲフィン時代の楽曲を集めたものだそうだ。エピタフに移籍したから、ゲフィンとの契約が残ってたのかなあと邪推してみる。アルバムとしては、未発表曲を集めたにしてはまずまずの仕上がり。#1 Tuning Up The Radio などは、本領発揮といったところ。ファンなら買い。完全な新作だと思って買うと泣きをみるかもしれませぬ。

2010-12-10

"Black Hole: Californian Punk 1977-80"

カリフォルニアは年中天気がよく、空が曇ることなどほとんどない。気候はおだやかで、人々も気候によって鬱屈することがない。だから、この地に住む人々は、源氏物語のような日本の古典における、もののあわれや、「をかし」さを理解するのが非常に難しい。


というような評論を、昔、現代文の模試か何かで読んだことがあった。なんだ、うそじゃねえかばかやろう。鬱屈と無縁らしいカリフォルニア人たちは、反吐と血を吐きながらハードコアしている。カリフォルニアだって、太陽のあたらないところがあるじゃないか

2010-12-07

Women "Public Strain"

Public Strain

Public Strain


「ウィメン」と読む。カナダ出身の彼らは、ジャケット通りの真っ白いノイズをまきながら闊歩していく。ポスト・パンク界隈の求道者の趣。

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