新・灰日記 ALBUMS OF THE YEAR 2010
さあ、昨日に引き続き、やってまいりましたアルバム・オブ・ザ・イヤー2010!
昨年は新しい出会いがいろいろあった年でした。()内は平均再生回数です。
第20位 (11.31回)
- アーティスト: Arcade Fire
- 出版社/メーカー: Merge Records
- 発売日: 2010/08/03
- メディア: CD
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第19位 (11.36回)
Halcyon Digest [輸入盤CD] (CAD3X38CD)
- アーティスト: Deerhunter,ディアハンター
- 出版社/メーカー: 4AD
- 発売日: 2010/09/18
- メディア: CD
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まずは、今年話題になった2枚から。インディー界は昨年以上に盛り上がっている。これらの動きがシーン全体をどれだけ動かすのだろう。2011年のUSシーンが非常に楽しみである。
第18位 (11.4回)
- アーティスト: Wild Marmalade
- 出版社/メーカー: Independent
- 発売日: 2008/12/30
- メディア: CD
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2010年に見に行ったライブでは、野音でやったシャングリラ5周年記念ライブが一番よかった。中でも、ニュージーランド出身のこの二人は掘り出し物だった。人力トランスと民族楽器。これが世界のスタンダードになることを願う。
第17位 (11.45回)
- アーティスト: DUM DUM GIRLS
- 出版社/メーカー: SUB POP
- 発売日: 2017/12/13
- メディア: CD
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USインディーまたもや強し。今年のトレンドはサーフィンとジャケが素人(?)女性。シューゲイズ気味な少年ナイフみたい。
第16位 (11.46回)
- アーティスト: あふりらんぽ
- 出版社/メーカー: (株)ディスクユニオン
- 発売日: 2010/05/21
- メディア: CD
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惜しまれながらも解散。解散ライブは最高にすばらしかった。トレンドでも、ファッションでもなく音楽を鳴らすことの楽しさを、彼女たちはもっている。
第14位 (11.5回)
- アーティスト: Gogol Bordello
- 出版社/メーカー: Columbia / Dmz
- 発売日: 2010/04/30
- メディア: CD
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一昨年見たサマソニでのライブは圧巻だった。2011年、来日しねえかなあ。ソウル・フラワーと対バンを激しく希望。
第14位 (11.5回)
- アーティスト: Drums
- 出版社/メーカー: Downtown
- 発売日: 2010/09/14
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USインディー一層強し。こちらはサーフィン編。レッツゴーサーフィン。こいつらサーフィンやったことないらしいよ。
第13位 (11.8回)
WELCOME TO FOXSHIRE ~ようこそ不思議なキツネの村へ (UNCL010)
- アーティスト: レーヴェン
- 出版社/メーカー: UNCLEOWEN / Surf Project Inc.
- 発売日: 2009/07/04
- メディア: CD
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「ジプシーパンクはゴーゴルだけでねえ!!!」と、北欧はスウェーデンから名乗りをあげてやって来た。歌なしなところが大変聴きやすい。ちなみに、小学生にも好評。
第12位 (11.9回)
- アーティスト: HiGE
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2010/07/14
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髭ちゃんのアルバムは、しばらくきちんと聴いてこなかった。これは久々のヒット。じっくり聴かせる曲も増えたが、退屈でない。1曲目の「青空」はしばらくヘビーローテーションだった。
第11位 (12回)
- アーティスト: Soft Pack
- 出版社/メーカー: Imports
- 発売日: 2010/02/02
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これまた、USインディー。サンフランシスコ出身。青春と疾走という言葉がよく似合う。
第10位 (12.1回)
- アーティスト: PAUL & WINGS MCCARTNEY
- 出版社/メーカー: CONCO
- 発売日: 2015/02/13
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こんな名盤を今まで聴いてこなかったことが悔やまれる。ビートルズが好きだけれど、やっぱり僕はジョンよりポールの方が好きなのだということが本当によく分かった。今年、「ばーんどーんざらーん」と何度口ずさんだことか。
第9位 (12.18回)
- アーティスト: Lcd Soundsystem
- 出版社/メーカー: Parlophone (Wea)
- 発売日: 2010/05/18
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ジェームス・マーフィー、これで最後のアルバムに。個人的には、ボーナストラックのJoy Divisionのカバー、No Love Lostが最高にかっこよかった。
第8位 (14回)
- アーティスト: Spoon
- 出版社/メーカー: Merge Records
- 発売日: 2010/01/19
- メディア: CD
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第7位 (14.5回)
- アーティスト: Spoon
- 出版社/メーカー: Merge Records
- 発売日: 2007/07/10
- メディア: CD
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今まで横目で通り過ぎてきたSpoon。アルバムでたから聴いてみたら、なんだ、いいじゃない。個人的にはGa Ga Ga Ga Gaの方が好き。
第6位 (15.6回)
- アーティスト: 神聖かまってちゃん
- 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
- 発売日: 2010/03/10
- メディア: CD
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ある意味今年のナンバーワンかも。
第5位 (16.2回)
- アーティスト: MGMT
- 出版社/メーカー: COLUM
- 発売日: 2010/04/09
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音楽誌的には、今年のハズレ的な扱いをされてしまっていますが、個人的にはすごく好きでした。It's Working〜Song For Dan Treacyという流れが個人的にはツボでした。胡散臭いジャケットもいい。アメリカの脳天気で非リアルなアニメのイメージを使って、世の中を表そうとしていると勝手に思っているのだけれど。
第4位 (17.2回)
- アーティスト: ソウル・フラワー・ユニオン
- 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
- 発売日: 2010/12/15
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世界がソウル・フラワー・ユニオンで満たされますように。
第3位 (19.9回)
- アーティスト: neco眠る
- 出版社/メーカー: de-Fragment
- 発売日: 2008/09/09
- メディア: CD
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第2位 (22.2回)
- アーティスト: neco眠る
- 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
- 発売日: 2009/07/08
- メディア: CD
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Wild Marmaladeと同じく、大阪城野音にて発見した特別天然記念物。日本の宝。二度ライブを観たが、すばらしすぎる。幸福感がハンパない。あふりらんぽ然り、ソウル・フラワー・ユニオン然り、土着の音楽をロックのフォーマットにのせることが、大和人(とあえて呼ばせてもらう)の音楽シーンを切り開く。日本のロックは今、すげーおもしろいですよ。
第1位 (41回)
言葉にならない、笑顔をみせてくれよ(初回限定盤)(DVD付)
- アーティスト: くるり
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2010/09/08
- メディア: CD
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結局二年連続でナンバーワンはくるり。レビューはリンク先からどうぞ。
くるり "言葉にならない、笑顔を見せてくれよ" - 新・灰日記
すげーおもしろい日本のロックのど真ん中が、このアルバムにはあると思う。この辺を取り込むバランス感覚はさすがくるりといったところ。そのはじめの曲が、「さよならアメリカ」というのが非常に興味深い。日本人は、半世紀を過ぎてようやく「ロック」を手に入れたのか。今年もまだまだ目が離せない。
アメリカのインディー界が白熱した2010年でした。 おい、UKはどうした?