Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

今年の大学サイトランキング

high190です。
昨日は、以前本学にお勤めだった先生お二人と同僚の四名で食事会に行ってきました。
両先生とも私が学生時代にお世話になった方で、色々なお話を聞くことができました。

さて、ゴメス・コンサルティング株式会社が毎年発表している「大学サイトランキング」の今年度版が公開されました。

(上記より一部抜粋)
ブロードバンドが普及し、より多くのユーザーが快適なインターネット環境を享受できるようになる中、ゴメスが独自に実施した、大学のウェブサイト(以下、大学サイト)の利用状況に関するアンケート(※)によれば、受験生の86%が大学サイトを大学に関する情報の主な入手源としており、大学サイトは多くの受験生にとって重要な情報源となっています。
一方、大学側においては、大学全入時代の到来が迫る中、大学の価値・魅力を伝える上で、受験生にとって重要な情報源となっている大学サイトの更なる充実が求められています。
こうした状況において、積極的な情報提供を行い、動画やブログの活用など情報提供方法にも工夫を凝らした大学サイトが増加しています。また、誰もが大学サイトの情報を快適に利用できるよう、使いやすさ(ウェブ・ユーザビリティ)に配慮する大学も多数見られるようになりました。
ゴメスでは、このような大学サイトの状況を踏まえ、大学の魅力を伝えるために優れたウェブサイトを展開している大学について、ランキングを通じて紹介すべく、このたびの大学サイトランキングを発表することといたしました。また、今回のランキング情報により、これから積極的にウェブサイトを活用し、大学の魅力を伝えようとする大学関係者の方々に対して、現在の位置付けを確認するためのベンチマークを提供できるものとゴメスは考えております。

上記にあるように、大学にとってWebサイトは学生募集の戦略上、極めて重要なポジションにあります。単に募集内容を掲載するだけではなく、大学のイメージを掴みやすく訴求度の高いものが求められています。他大学のサイトを参考にするというのも、ひとつのやり方だと思いますね。

ランキングに入っている50大学のサイトをざっと眺めましたが、やはりしっかりとしたコンテンツ・ラインになっているなと感じました。まあ、私には各大学のコンセプトが「色」に反映されているように感じました。(やはりイメージしやすい大学はすぐに何色か頭に浮かんできます)色はUIにも絡んでくるところですから、各大学が非常に重視しているんですね。

また、ランキングを見ていてあれ?と思ったことがひとつあります。ランキング全体で国公立大学が少ないんです。数えてみたところ、50位中5つの大学がノミネートされていますが、ちょっと意外な感じがします。Webサイトについては、私立大学の方が創意工夫をしているということでしょうか。