ABBEY ROADの1969年UKプレス盤がカナダから届いた。55年間どこの国を巡って、どんな人が聞いてきたのか。日本に在ったこともあったかもしれない。ブチブチ鳴ってるけどそれも愛おしい。今まで聞いたABBEY ROADで1番の満足感。Beatles の演奏に合わせてsomethingのベースを弾いたらめちゃ気持ちよかった。

コーネリアスの30th記念ライブのチケットが取れた。7/7東京ガーデンシアター。ss席おまけ付き、なんたら手数料込み2人で30,000円。若者にはきついよな。今なら払えるけど、さすがに。良い席だと嬉しい。

 

ご飯がなかったので、夜は広東で食事。小椀に注がれた中華スープがいつも美味い。一言多いマスターの話しはだいたい忘れてしまうのだが、今日はなんか印象に残った。10年以上前に客から酢豚の肉が硬いと文句を言われ、それ以来、豚肉を包丁で刻んで丸めてから揚げるようにしてると。言われて見ると、ガシガシ噛む感じでなく、解ける噛み応えでアンがよくしみている。その文句を言った客は2度と来なかったそうだが、仕込みはずっと続けていると。窮屈でよそよそしい世の中ではそんな偶然も起こらないのではと思った。偶然。偶然が好き。

Mさんとベースの練習初回。リズムがわからないフレーズと運指が詰まるフレーズを重点的に解説。初めは人差し指だけの一本指奏法になるのか。自分はギターを弾いてからベースに入ったので、弦の硬さ太さはあまり気にならなかったけど、初めて触るのがベースだと指の負担が大きそう。そいうことはあまり考えたこと無かった。ピック弾きの手付きが、なんともぎこちないのだけど、上手いアドバイスは思いつかなかった。初めはこんなものか。カナブーンは175bpmあるのでフレーズが簡単でも弾きこなすには結構時間が必要かも。煮詰まり防止の課題曲、ばらの花は指弾きでフレーズも難しくないのでちょうど良かった。母も好きな曲らしい。練習用に手がきのヘンテコな譜面を渡した「3弦6F✖️16」みたいな。やっぱコードとか譜面は共通言語としてめちゃくちゃ重要。特にコードは早めに覚えてもらった方が良さそう。それにしても真剣な目付きでもくもくと練習するので、1-2年したら抜かれそう。スポンジとはこのことか。

チートやハックで他人を出し抜ぬかないと損、みたいな世の中になってしまった、ネットで見た記事にそんなことが書いてあって、あーほんとに嫌になる、なんて思いながら車を運転していた。その時、たまたま志の輔の落語を聞いていた、ネタは「つぼ算」。これは!チートではないか。落語で聞くと笑えるのは、人間の性根てそんもんてことやけど、かといって開き直ってしまうとおしまいただの悪てことか。

2/12  寝坊。something のベースが7割くらい弾けるようになった。やっぱり手が覚えてオートでフレット移動する感じまでいくと気持ちがいい。寝ることで記憶が定着するのもあるある。ymoの東風に手を出して見たが、リズムが難しくて脳がついてこなくて3秒くらいしか弾いてられない。今年の目標にした。

王将で遅い昼ごはんを食べる。バス停のある駅ビルは廃墟に足半分突っ込んでいた。しまむらしまむらハードオフサイゼリヤ、マツキヨ。王将のチャーハンはラーメンの味がしたので半ラーメンを頼まなくて良かった。

丸善芸術新潮2月号と言語の本質(新書)を購入。カフェドクリエでコーヒー飲みながらちょっと読んだ。

 

課題曲に相応しいのなんかないかと考えてが、ばらの花にした。コード感とかルート音の勉強になりそうやし、なにせ覚えやすい。指弾きの強弱、リズムの突っ込みトレーニングにもなりそう。なんなら歌ってもいいし。京都やし。せいごにベースを教えてもらいたい。

 

yo la tengo の And then nothing turned itself inside-out がすごくいい夜。

2/11  友人(母)の娘さんが大学に進学するとのことでミノリでお祝い。特製デザートも喜んでもらえてよかった。それと大学入ったらベースを弾きたいとのことで平田のハードオフまでベースを見に行った。その娘さん、Mは、本当に理由は不明だが僕のファンであるため、僕にベースを教わりたいという。僕のベースは大したことはないし、大学入ったたらいくらでも上手い人がいて教えてくれる人はいると言ったが、成り行きで来週から練習に付き合うことになった。昔、バンドを始めた時の事を思い出すと、まぁみんな成り行きだったのだ。何かを持っている人同士にだけ起こる成り行きだった。今でも理由はわからない。

ハードオフはキャプテンが勤めているから紛い物は置いていないので安心できる。棚にベースがかかってない場所結構あったので、おやっと思ったが最近楽器の売れ行きがよいらしい。ヤマハスクワイヤーとクールジーを弾きくらべさせてもらった。クールジー(coolz)は島村楽器のオリジナルで、しかもヘッドにmakes you  creativeと書いてあって、死ぬほどダサいく絶対買いたくない類のものだったが、色が良く、弾いてみると値段の割に悪いものじゃなさそう。Mがミャンミャン試し弾きするのを友人がバシャバシャ写真を撮っていた。黒髪、長身、ベース、まさにステレオタイプな女性ベーシスト。家に帰ったあと思い出したが、キャンディアップルレッドは、昔僕が使っていたストラトキャスターと同じ色だった。

スクワイヤーは値段の割に粗悪な作りで、ヤマハのベースはネックが素晴らしい作りで弾きやすいものだったが本体が重すぎた。一本目の楽器を生涯使うことは稀で、最初は中古で2-3万くらい見た目でビビッときたのを選べばいいよとアドバイスはしていた。どうやらcoolzが欲しくなっているみたいだったが、悩んでいて、友人とごにゃごにゃ話している。その間、僕はオーディオコーナーでカートリッジなどを物色していた。戻ってみると、まだ色々問答をしていて、友人が4月で辞めてもいいから買ったらいいじゃないと背中を押し、それで9割くらいは買う気になっていた。付属品のギグバックも見せてもらおうとキャプテンを呼んだ。たぶんcoolzってでかくて書いてあるだろうと思ったいたが、やはりそうだった。なぜか作りは悪くない。島村楽器マーケティングがダメなだけのようだ。ガムテープを貼るとMは言っている。キャプテンのベースに関する意見を聞いてみると、coolzはフジゲン製で作りはフェンジャパとそう変わらない、なるほど僕も納得した、Mは指さして「これを買います」と言いみんな笑った。