Entries from 2012-07-01 to 1 month

上田学園ゴシックロリータ研究部†浪漫少女部グループ展

UEDA Society for Gothic Lolita Studies 上田学園ゴシックロリータ研究部†浪漫少女部研究発表グループ展 The Secret Miniature Garden “ないしょの箱庭”会期★2012年8月21日(火)〜25日(土) 時間★11時〜18時(最終日17時まで) 会場★乙画廊 大阪市北区西天満2…

ゴシックとコンテンポラリー

ふだんあんまりジャンルの差を意識せず、面白いと思えば何でも書くという姿勢でいる。なので手当り次第にあれやらこれやら書いてきたのだけれど、ふと思い立って自分の仕事を一度整理してみることにした。もともと自分はゴシックな分野の作家に関心を持って…

魚の骨で作るアート、田辺由美子さん

昨日ご紹介したアートコートギャラリーのグループ展「Art Court Frontier 2012」からもう一人、田辺由美子さんをご紹介します。見たまんまですが、魚の骨で作品を作る方です。 《afterlife on a table》。サイズ可変のインスタレーション作品になっていて、…

高田智美《たくさんの手紙たち—マグダラからマグダラへ》

桜宮のアートコートギャラリーで年1回開催されている若手のグループ展「Art Court Frontier 2012」に、高田智美さんが出品しています。高田さんは私が昨年キュレーションしたグループ展「閨秀2.0」に出品してくれた方です。 タイトルは《たくさんの手紙たち…

現代美術二等兵 活動二十周年記念「駄美術大博覧会」

わたしの大好きなアートユニット「現代美術二等兵」の展覧会「駄美術大博覧会」が、HEP HALLにて開催中です。 《メインキャラ》。要するにこういう冗談めいた作品ばかり作っている二人組なのですが、二人ともれっきとした京都芸大の卒業生です。作品の多くは…

「<私>の解体へ:柏原えつとむの場合」「リアル・ジャパネスク」

国立国際、二つの企画展のうち一つは「<私>の解体へ:柏原えつとむの場合」というもの。いろんな問題が錯綜する展覧会だけれど、エンジニアや知財関係の方にも見て欲しい展示。というのも展示作の一つは、手作業によるモーフィングのシステムであり、その…

ART OSAKA2012

面白かった展示のメモ1)武田雄介、MORI YU GALLERY 立体や平面、映像など数十点。だが最初グループショーなのかと思ったほど、全部雰囲気がほぼ一点ずつ違う。異様に多彩な手法を同時進行で手掛けていく作家としては、ドイツのゲルハルト・リヒターがいる…

椎木かなえさん

ART OSAKA2012、乙画廊、椎木かなえさん。今年はこの展示が抜群にいいと思った。本人のキャラクターもあるのだけれど、これだ! って感じ。ダイアン・アーバスややなぎみわに通じる密室性、秘儀性みたいなものを感じる展示でした。展示用の什器を自腹で発注…

清水真理さんの天草四郎

球体関節人形作家、清水真理さんの天草四郎人形。ART OSAKAにて。清水さんは天草出身、郷里への思いには複雑なものがあると聞いている。たぶん一言では言えないくらい、いろんな思いの詰まった作品なのだろうと思う。いろんなことを考えさせられる。

再稼働の日にギャラリー巡り

なんというか、再稼働で日本中が揺れる大変なときに、のんきにアート関係の話題をツイートするって気が引けるのだけれども……。ここで自粛しちゃうと去年の「不謹慎!」という威圧的な叫びと同型の理屈で行動することになるので、あえてやっぱりアートの話を…