Hatena::ブログ(Diary)

つれづれなるままに−日暮日記

2016-11-30 自民党が連合と会合とは意味深だ

 自民党茂木敏充政調会長がきょう平河町の本部で、労働組合ナショナルセンター連合の逢見直人事務局長と会談し、来年度の予算編成に向けた要望書を受け取ったとのニュースが流れていました。連合は3年くらい前に自民党と定期会合を開くことで合意していましたが、支持政党といわれる民進党への遠慮もあってか、公には会合を開いていませんでした。

 ですから、政調会長が連合幹部と意見交換するのは5年ぶりとのこと。茂木氏は会談で、「現段階では連合の政策に最も近いのは我が自民党」とすり寄り、逢見事務局長も会談に満足した様子を見せていました。確かに、自民党は最近、経済界労働者の賃上げを要請したり、最低賃金の引き上げに前向きだったりと野党顔負けの姿勢で連合取り込みを図っています。両者が良い関係になるのも分かる気がします。

 よくよく考えれば、両者にはそれぞれ秘めたる狙いがあるように思います。連合にすれば、民進党共産党にすり寄っていることが気に入らない。共産党には傘下に全労連という労組の中央組織があり、連合とは労働現場で敵対関係にあります。ですから、今後民進党共産党選挙共闘するなら、連合も全労連と手を組まざるを得なくなりますが、それはまったく望まない”風景”でしょう。

 先の新潟知事選衆院補欠選挙でも連合は自主投票を選択しましたが、これは「これ以上、共産党と手を組むならわれわれは自民党にすり寄るよ」という民進党への連合側のシグナルであり、警告でもあります。自民党はそういう連合の姿勢を読んで秋波を送っているのだと思います。

 来年にも解散総選挙が行われる見込みですが、衆院の各小選挙区で単純計算すると、民進党共産党候補者の獲得票の合計は自民候補を上回るところが多いのです。ですから、自民としても危機感を持っており、何らかの手を打たなければならない。それは民進党支持母体である連合票の取り込みです。連合の中でも、もともと旧同盟系の労組自民支持者が多いのですが、それをさらに連合全体まで広げてしまおうという魂胆のようです。

 連合の前トップ古賀伸明氏は電機連合、現トップ神津里季生氏は鉄鋼労連とどちらも右系労組の出身。逢見直人現事務局長も旧同盟系の最右派ゼンセン同盟の出身。共産党より自民党シンパシーを感じる幹部ばかりです。であれば、自ずから連合の向かう方向が分かってきます。

 民進党は目先の共産党票欲しさに連合という大きな支持母体を失うことにもなりかねません。残念ながら、民進党にはそういう損得勘定ができない、勢力絵図が読めない、戦略思考ができない愚かな幹部が多いようです。

f:id:higurashi-takanori:20161130233028j:image

 上の写真は、日本海沿いを走る国道345号の山形・鼠ヶ関付近で見かけたお地蔵さま。

2016-11-27 相撲取りの体重、増えればいいわけでない

 大相撲九州場所は、豪栄道の2連覇、綱取りがかかっていたので、始まる前はそれなりに楽しみでした。ですが、終わってみると、注目された豪栄道にしろ稀勢の里にしろまったくの期待外れで、結局、モンゴル力士の”互助会”にしてやられただけ。優勝争いも14日で決着がついてしまって、解説者の北の富士さんじゃないけどまったく面白くない千秋楽になってしまいました。

 ”互助会”と言ったのは、終盤で白鵬がカド番にある照の富士に負けたこと。これで彼は勝ち越しとなり、大関陥落が防げました。14日目の鶴竜豪栄道戦を前に白鵬鶴竜に負けたことも不審。鶴竜がもし白鵬に負け、14日に豪栄道に負けたら(これは勝ちましたが)、優勝争いは混沌としてしまうので、今場所は鶴竜に花をもたせようと白鵬が”配慮”した雰囲気があります。同じ国の出身者であれば、配慮があってもおかしくないのですが、、。

 遠藤はせっかく1横綱3大関を倒したのに、最後は負け越しとは実に情けない。後半戦はなぜか覇気が見られず、得意の左四つの形に持ち込めませんでした。後半疲れたせいか、それとも前半戦はしょぜんフロック勝ちしていただけなのか。体を見ても、石浦のような引き締まった体形をしておらず、ダラーとした感じがします。もっと鍛えてほしいですね。

 贔屓の小兵力士で言えば、石浦が頑張ったのはうれしいけど後半戦は失速、十両里山が幕下陥落を逃れたのはいいけど、北播磨は大負け。宇良は8勝7敗と勝ち越しがやっとで、これでは来場所の新入幕は無理。小生にとっても、ちょっと不満足な結果になってしまいました。もっともっと小兵力士が活躍してほしいです。

 きょうNHKの放送を見ていると、正解説者は北の富士、向こう正面は舞の海、そしてアナウンサーは藤井康生と小生も好きなゴールデントリオでしたが、それはともかく、3人で力士の体重のことを話題にしていました。北の富士氏は、自分が経営していた九重部屋横綱になった千代の富士北勝海を含め、歴代横綱になった力士のほとんどが重量級でなかったことを強調、力士の体重増に反対していました。

 それに乗じるように、自身小兵であった舞の海氏も「力士の体重が増えても(パワーをつけても)失うものの方が多い」と力説していました。北の富士舞の海両氏の話はまさに我が意を得たりの感がありました。相撲はパワーではなく、技で競うべきです。ガガ丸とはアオイ山とか見るとうんざりします。体重上限を決めてもいいのではないかとさえ思っています。やはりデブは美しくない。相撲はきれいな男性の裸を見せる商売であることを忘れてほしくないと思うのです。

f:id:higurashi-takanori:20161123150829j:image

 上の写真は浅草寺の風景。先日23日の休日、久しぶりに訪れたところ、境内な相変わらず外国人で賑わっていました。

 

 

 

2016-11-24 交易の自由の素晴らしさが分からないのか

 トランプ次期大統領選挙中から、就任の日にTPPから脱退するとほのめかしていましたが、どうもそれを実行するようです。前回ブログで、トランプも共和党の大勢に従うような普通のアメリカ人になりそうだと書きました。ですが、TPPだけは違って、確固たる信念を持っていたようです。安倍首相も言っていましたが、米国が参加しないのでは成り立ちませんね。残念ですが、TPPは御破算でも仕方ないように思います。

 第二次世界大戦を引き起こした原因の一つに、米大恐慌以降の不況に対処するため、欧米大国植民地を固めて自国の経済圏を構築するという排外的なブロック経済を推し進めたことがありました。自由貿易、通商を無視、自国さえ良ければという方針を貫いたのです。つまり、交易自由を確保しないといかに国同士の対立を激化させ、戦争を招くものであるかは歴史が証明しています。

 国は一国で成り立つものではない、さまざまな通商をすることで富んでいくものです。しかも、自由貿易は文明が進化することに伴うトレンドです。まして国民同士が自由に行き来できるこの時代ですから、この流れは止められません。国内産業に害を与えるからと言って一時的にそれを止めたとしても、永遠に止められるものではありません。

 トランプ氏はそれを知ってか知らないのかは存じませんが、自由貿易には反対のようです。米国内産業が不振になるからという理由ですが、国内の産業構造は絶えず変遷を遂げ、いつまでもとどまるものではありません。また、成長率を上げるためそういうイノベーションが必要なのであって、旧態依然の産業を保護してもしょうもないことです。

 自動車産業を例に取れば、デトロイトでいつまでも同じものを作っていれば、売れなくなるのは当然です。これを乗り越えるには、文明の進歩によって他国製品の質を上回る自動車を作ればいい話です。電気自動車水素自動車を作ったらどうか。短期的にものを見てそれを保護する方策を取ると、長期的な視点や成長へのスプリングボードを見失うことになると思うのです。

 トランプ氏はそこまで考えているのでしょうか。GDP世界第一大国保護貿易主義に走ってどうするのか。再びブロック経済で戦争を招く原因を作ろうというのか。大統領就任で真っ先にすることがTPPからの脱退とは聞いてあきれます。

f:id:higurashi-takanori:20161123140337j:image

 上の写真は、東京都立産業貿易センター台東館で行われたイスラム製品展示会でのファッションショー風景。小生もイスラム食品、いわゆるハラル食品にいささかの興味を持っています。

 

ぴこトランプ太郎ぴこトランプ太郎 2016/11/24 15:36 PTT

ぴこトランプ太郎ぴこトランプ太郎 2016/11/24 15:36 PTT

higurashi-takanorihigurashi-takanori 2016/11/24 23:24 PTTとは、ごめんなさい。酔っ払って書いていたので、いい加減になってしまいました。直しました。(筆者)

2016-11-21 トランプもアンクル・サムになりそうだ

 トランプ氏が最近、前回2012年大統領選挙共和党候補者となり、敗れたミット・ロムニー氏と会談し、次期政権国務長官に起用すべく世界情勢について意見交換したと言います。ロムニー氏は、選挙戦を通じてトランプ氏を厳しく批判してきた人物。その彼がトランプ氏にすり寄るとは「お釈迦さまでも分かるめぃ」といった感じがしました。

 ロムニー氏は敬虔なモルモン教徒ですが、共和党内では比較的主流に位置する考え方をお持ちの方です。ですから、選挙戦で異端な意見を発するトランプ氏に対し半ば憎悪を込めて「ペテン師、詐欺師」とののしり、「大統領の資質はない」とまで批判してきました。一方、トランプ氏も、ロムニー氏が大統領選挙で負けた過去があることから「負け犬」などの言い方をしていました。

 それが、どういう風の吹き回しか、トランプ氏は所有するニュージャージーゴルフ場ロムニー氏を招待し、ペンス次期副大統領も加えて約1時間20分にわたり会談したというのです。ロムニー氏は会談後、記者団に「米国の利益に関わる世界のさまざまな問題を幅広く議論した。次期大統領と話す機会に感謝している」と述べたと言います。

 この時期の会談は明らかに、政権移行チームがロムニー氏を次期政権で重用しようという意味を込めているものと推察できます。米メディアの報道によれば、政権内ナンバー3の国務長官に就任させるのではないかという説が有力です。対外折衝に当たる重要ポスト国務長官共和党流派を起用するなら、トランプ氏はかなり党内融和を考えており、次期政権では共和党流派政策を踏襲していくのだろうと推測できます。

 で、「ロムニー国務長官」となれば、トランプ氏に投票した多くの人は「なあんだ、結局、普通の共和党政権になるのか」と思うに相違ありません。メキシコとの壁設置やTPP加盟拒否、さらには日米安保見直しなど”過激な”主張はしたけど、それは所詮選挙向けで、政権に就いてみれば、ごくごく普通の、伝統的なアメリカおじさんになってしまうと感じていることでしょう。

 日本にとってはハッピーな方向です。日米安保の軍事同盟関係を見直されて完全自主防衛を考えなければならなくなったら大変。周辺国の核、ミサイル脅威に対処するために恐らく日本の防衛費は今の5倍以上かかってしまうでしょう。トランプ氏が普通の「アンクル・サム(典型的アメリカ人)」になるとしたら大歓迎。どうか”普通の共和党政権”になってほしいと念じています。

f:id:higurashi-takanori:20161121104655j:image

 上の写真は、山形県鶴岡市城址公園にあるお濠付近の紅葉風景。

2016-11-18 大統領の占い師なら超世俗的であれ

 なんだか韓国という国はいつも騒がしいし、何をやっているのか分からない国です。現在大問題になっているのは、朴槿恵(パククネ)大統領が親友と言われる、恐山イタコみたいな民間人崔順実(チェスンシル)女史に国家の重要機密を漏らし、国政の判断を仰いでいたということ。でも、よくよく考えると、国家の指導者が判断に迷い、神霊的な人を求め、方向性を決めるヒントをもらうことはかつてもよくあったように思います。

 米国レーガン大統領もナンシー夫人の誘いで、ジョーン・キグリーとかいう女占星術師に頼っていました。就任後すぐに発生した大統領暗殺未遂事件がきっかけになったと聞いています。レーガン氏はこの事件で世俗社会では予測し得ないことがあると知り、”神”の啓示を受けるようになったのでしょう。大統領機の離発着記者会見ブリーフィングの時間、自身のがん手術の日程まで決めてもらっていたそうです。

 レーガン氏はまた、「赤の帝国」ソ連嫌いで有名でしたが、キグリーから「ゴルバチョフとは相性がいいので会うように」と勧められて会う気になり、ソ連大統領との会談にこぎ着けました。これがソ連崩壊のきっかけになり、東西冷戦が終わったのです。となれば、女占い師が歴史的な戦後国際政治の枠組みを変えたとも言えるのでしょう。

 小生が5年近く住んでいた香港では風水学が盛んでした。ですから、金持ちの経済人は家の前は海や川の水辺、後ろは山のような風水的に良い地形のところに住みたがりました。著名な経済人の李嘉誠氏は確か香港島南の深水湾でそんな地形の豪邸に住んでいました。風水は商売判断の上でも多く使われているようです。一説には、中国の指導者も風水に頼っているとも。

 朴槿恵女史は早くに暗殺で両親を亡くし、兄弟姉妹との関係も悪く、孤独な人と言われています。ですから、神霊的なものに頼るというのはある意味自然なことでしょう。崔順実女史と親しい関係であれば、相談の中で、国家機密を漏らすことも多分にあったかも知れません。程度問題ですが、これも致し方ないことでしょう。

 崔順実女史は単に友人指導者に”神”のお告げをするだけなら問題なかったと思います。でも彼女はそれにとどまらず、政府の金などを関係財団に流し私腹を肥やしたり、身内の不正入学に関与したりしていました。この辺は、自身の霊媒師的な立場を忘れ、実に人間的な、泥臭い、いやらしい性格を見せてしまったのです。

 世上、金の嫌いな人はいませんが、霊媒師であるならあくまで超世俗的な存在であってほしかった。朴槿恵が頼る占い師と分かれば、後から、占い業だけでも十分金儲けはできたはずです。朴女史がまさに権力を握っている時に、その友人の権力を利用して、金集めに走るというのは実に通俗的で、情けない限りです。

f:id:higurashi-takanori:20161017134604j:image

 上の写真は、友人のお孫さん。春に小生が抱えた時には首も座らなかったのに、秋にはすでにハイハイし、つかまり立ちもするようになっていました。