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つれづれなるままに−日暮日記

2018-07-18 蝉の声もない盛夏、暑さはいつまで

 今年の夏は確かに暑いですが、テレビのニュース番組を見ても、ワイドショーを見てもどこもワンパターン。語り手がデジタル表示の温度計を手に持ち、「こちらはすでにこの温度です」などと40数度の数字を見せ、そのあと街中の人にインタビューし、「今年は特に暑い」などと言わせる手法です。日本中、ごく一部のところを除いてどこも暑いのですから、今さら暑い暑いなんて大げさに騒ぐ必要もないし、ニュースにもならないと思うのですが、一向にこのパターンは止みそうにないです。

 今年は7月初めにいわゆる「梅雨空け」があったそうで、7月中旬にしてもはや相当長い間、夏をやっている気分。でも、よくよく周りを眺めると、まだ激しい蝉の合唱も聞こえてこないんですね。ふつう、盛夏というのは8月で、蝉の声、ひまわりの花、稲穂のトンボというのがセットのような気がするけど、7月だとまだそれがない。

 で、7月に猛暑が続いて、さらに8月もこの暑さは続くのでしょうか。そして9月の中旬まで。暑さが嫌いでない小生はむしろ好ましい状況と思うのですが、内人はへばっています。そこで、いつものように家では、エアコン嫌いな小生とエアコンかけ放題の内人との争いが起こります。エアコンと言えば、どこもかしこも昨今は温度下げ過ぎです。特に電車の中は、人がまったく動いていない状態なのですから、せいぜい28,9度でいいと思いますが、やたら”涼しさ”の過剰サービスです。

 ところで、大学の授業も来週で終わり、試験の採点と評価付けを終えれば、小生も夏休みに入ります。毎年8月、いつもご一緒するかつての大学同窓記者仲間との旅行はなくなったので、8月の旅行計画はありません。ですが、9月中旬に一人でツアーに参加し、トルコ旅行をしようと思っています。シュリーマントロイ遺跡発掘の話を昔、英文で読んで以来、いつか行ってみたいと思っていたところです。

 この旅行は8日間。ここ10年以上、年齢のことを考えたり、病気をしたこともあったりして、長期間の日程、フライト、時差のあるところへの旅行をなるべく避けていました。でも、自粛すればますます活動範囲は狭まってしまいます。倒れた時はそれでもいい、異国で客死するのも一興などと居直る心境になりました。まあ、たかが8日間でオーバーですが、、。

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 上の写真は、浅草から見た吾妻橋スカイツリー方面。

2018-07-14 新星、御嶽海に期待するしかない

 まったくひどい話です。大相撲名古屋場所は、初日からの稀勢の里に続いて、白鵬鶴竜が途中休場し、横綱不在になったばかりか、きょう新大関栃ノ心も休場することが発表されました。それなのに、看板となるべき古手の2大関はすでに2敗と精彩なし。小生のようなテレビ観戦者はともかく、事前に早々とチケットを買って、後半の取り組みを楽しみにしていた名古屋周辺のファンは大ショックでしょう。

 そもそも稀勢の里なる”半端”すぎる関取が、今の大相撲全体の士気を低下させています。もともと小生は顔に覇気を見せず、みんなが勝ってほしいと願う肝心な時に負けてしまうこの人に大した期待はしていませんでした。横綱になることもなく、ずっと期待外れのまま引退すると見ていましたが、どうとち狂ったのか昨年初場所白鵬などの休場を突いて優勝して横綱を手にし、しかも新横綱春場所でも負傷しながら2度目の優勝を果たしました。

 この時、優勝を争った大関照ノ富士もどこかにけがをしていて、けが人同士の争いだったというのも幸いしました。ですが、これもやはり一過性の僥倖に過ぎなかったのです。小生が予想した通り、その後の稀勢の里の体たらくは言うまでもない。左肩に古傷を抱えていると言いながらも、場所序盤に負け込んで毎度の途中休場はひどすぎます。この次の秋場所に出てきても連敗して引退するのではないでしょうか。

 小生は、フビライ汗時代の元寇を彷彿させるモンゴル支配の大相撲は好きになれないので、モンゴル出身の関取には関心がありません。となると、豪栄道高安の両大関に期待なのですが、いかんせんこの2人も大方の期待を裏切るどうしょうもない相撲ばかり。豪栄道は強いときは素晴らしい相撲を取るのに、後手に回るとからっきし駄目。一番期待度が高い高安も、腰高の取り口で安定感がない。栃ノ心の休場で今場所はもう大関以上の取り組みが事実上楽しめなくなると思うと、非常に残念です。

 ところが、関脇の御嶽海という新星が現れました。昨日まで6連勝。苦手としている正代を破ったところなど見ると、今場所の好調さを感じさせます。この人、大学(東洋大法科とか)卒で入門した力士、つまり、プロの稽古をあまり受けていないのですが、その割には実に相撲のうまい人だと思っていました。なるほど学生時代には学生横綱、アマチュア横綱になっています。ただ、昨年辺りから三役に定着しているものの、それほどの成績が上げられない。勝ち越すのがやっとの状態で、「やはり駄目か」という印象を強めていました。ところが、今場所は一皮むけた感じです。

 顔は東南アジア系の浅黒さでいかつい(母親がフィリピン人とか)、遠藤のような日本人的な端正さはないのですが、その分、相手には組みしやすしとは思わせない強面のイメージを与えます。このまま勝ち進んでいって優勝すれば、一気に日本人関取の注目トップに躍り出ることでしょう。横綱陣は少なくとも年齢的にもう長く持たない年頃。となると次世代のスターがどうしても必要です。できれば、学生時代に一緒にやった遠藤や正代も含めて大関横綱に昇ってモンゴル陣を一蹴してほしいと思うのですが、、。

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 上の写真は、5月に行われた野毛大道芸フェスティバルの一風景。






 

2018-07-10 大口病院事件、証拠固めは大丈夫か

 横浜市神奈川区にあった大口病院。現在は名称を「横浜はじめ病院」と変えていますが、これは、2016年9月に入院患者の相次ぐ中毒死事件が発覚したことで、イメージが悪くなったったことが理由と見られます。つまり、名称を変えなければならないほど病院にとっては存廃にかかわる衝撃的な出来事と認識したのでしょう。点滴液に何度も洗剤の界面活性剤が入れられ、数十人が死亡しているというのはまさに異常事態。この事件でこのほど女性看護師が逮捕され、一件落着の方向に向かっていますが、さてどうか。

 この事件が鮮烈な印象として残ったのは、小生自身が事件発覚の1年ほど前に胃の病気で入院し、点滴を受けていたことがあったからです。もちろん当時、医師看護師はすべて善意の人ばかりで、そんな不埒なことを考えるなどありえないと思っていました。ですが、よくよく考えれば、患者は病床にいる限り、俎板のコイ。悪意の人がいれば、そういう状況もあり得るのだということを改めて感じたのです。さらに大口なる場所は自宅のある桜木町からそれほど遠くないし、新幹線に乗る際に利用する横浜線では必ず通る駅。それだけに露見した時は身近な事件と感じ、ショックでした。

 患者の点滴液に界面活性剤が混入されたというのですから、間違いなく医療方面に詳しく、状況から内部の人の犯行と見るのが自然です。しかも、混入によって死亡した人は4階に限られていたと言いますから、警察は早い段階から看護師の久保木愛弓容疑者(31)を重要容疑者として絞り込んでいたに違いありません。マスメディアも警察情報や独自取材で、早々に彼女を割り出していたでしょうから、退勤後の彼女を付け回し、路上でインタビュー映像を撮ったのは、逮捕後に流すネタ集めだったと見られます。

 では、なぜ警察は久保木逮捕に2年近くもかかってしまったかですが、それは証拠固めが難しかったからだと思います。点滴液の袋は内部の人ならだれでも触れるものであり、指紋の特定は難しい。テレビ報道によれば、久保木のナース服から界面活性剤の液が検出されたとか、勤務時間でもないときに死亡した患者の部屋に出入りしていたところを同僚に見られたということも証拠になったようですが、これとても犯人に至る決定的なものではない。

 確かに、久保木が任意聴取の段階ですでに犯行をほのめかす発言をしていることは重要な手がかりです。ですが、万万が一、久保木が起訴後に法廷で犯行を否認したら、状況的な証拠だけで裁判官は有罪にできるのか。ナース服から界面活性剤が検出されたとしても、それはいくらでも言い分けができるでしょう。という点を考えると、この事件はかなり自白頼りなのでしょう。自白によって新たな決定的な証拠を得るしかありません。

 警察は恐らく、久保木はそれほどしたたかな女でなく、今後も自供内容を覆さないという確信を持ったから逮捕に踏み切ったのでしょう。でも、選任弁護士の入れ知恵によっていかようにも変わる余地はあります。その意味では、逮捕は薄氷を踏む判断だったのではないかと愚推します。

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 上の写真は、箱根で見た変種の白い紫陽花

2018-07-07 上川法相の決断、察するに余りある

 オウム真理教地下鉄サリン事件があったのは1995年ですが、小生は当時、香港で仕事をしていました。それで、あまり実感がなかったのですが、もし東京で勤務していたら、小生の会社は日比谷公園内にあり、仕事上で地下鉄日比谷線丸の内線霞ヶ関駅を使うことがありましたから、直接被害者になっていた可能性もありました。実感があったかどうかどころの話ではありません。

 オウム真理教サリン政府の中枢である霞ヶ関周辺の地下鉄駅構内で撒きました。明らかに政府を敵視し、これを破壊させようと狙った動きと見られます。組織内に「…省」などとあたかも政府組織を真似するようなセクションを設け、その中で、化学兵器を作り、殺傷力の高い武器を調達していたわけです。考えようによっては、政府転覆、国家乗っ取りの陰謀とも考えられ、これだけでもオウムがとてつもない反社会的な組織、宗教を名乗ったテロリスト集団であることが分かります。

 その首領である麻原彰晃ら7人に死刑囚が昨日、処刑されました。まあ、アムネスティインターナショナルなどの人権団体死刑制度は近代国家にそぐわないので止めろなどと言っていますが、テレビのインタビューなどを見る限り、死刑は当然で、反対の声は聞こえず、むしろ遅すぎたとの感想が圧倒的でした。小生も当然のことだと思っています。むしろ30人も人殺しをしていた集団の首謀者がのうのうと今まで生き続けていることに、小生に限らず憤りを感じていた人は少なくないでしょう。

 ところで、小生はこの事件で疑問を感じていたのは、麻原はなぜ逮捕、収監後に自己弁明せず、狂人の振る舞いをして逃げたのか。集団で事件を起こすのなら、それなりの”論理”があって然るべきで、堂々と語ればいいのですが、麻原は何もしていません。革命を起こして国家権力を握りたかったからとか、総選挙に負けて悔しかったから世間に一泡浴びせたかったとか、単に目立ちたかったからとか、いろいろ理由があると思いますが、、。自己主張しないのが謎です。

 また、小生的に麻原に聞きたかったささやかな疑問としては、なぜ松本智津夫という立派な戸籍名を持っていながら麻原彰晃などという名を語ったのかという点。オウムチベット仏教模倣した宗教であるなら、もっとカタカナだけの名、カタカナと漢字が混じった名前でも良かったのではと思うのですが、そうしなかった。まあ、確かに「ショーコーショーコー、ショコショコショーコー、アサハラショーコー」というあの歌のメロディーからすると、「チズオチズオ、チズオー、マツモトチズオ」では語感が悪いのですが、、。ちなみに、松本は小生の母親の旧姓であり、親しみがあるのです。

 驚くことにオウム関係ではまだ死刑囚が6人残っているのですね。上川陽子法相は、「平成で起こった事件は平成のうちに決着をつけたい」と語っているので、6人の死刑も恐らく来年5月の新天皇即位までに執行されのるでしょう。ですから、マスメディアの今後の関心はそれがいつになるのかという点です。さらに、これまで3人くらい同時の処刑はありましたが、7人同時というのはなかったように思います。女性法相としては大胆で勇気ある決断だったと思います。その心労を察するに余りあります。

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 上の写真は、箱根大涌谷の展望台付近の風景。ウイークデー月曜日だったので、中国人を中心に外国人観光客の姿が目立ちました。

2018-07-02 10年一日のごとき気象宣言、意味あるのか

 週末日曜日に箱根に行き、温泉で一泊してきました。泊まったところは東京都のある区の公営施設で、登山鉄道彫刻の森駅辺り。かなり山の上の方であったので、気温的にはまだ涼しかったのですが、翌日午後、下界に下りてきて改めてその暑さにびっくりしました。小生は暑さは嫌いでなく、むしろ大歓迎の方なのですが、それにしても、この時期からこの暑さが9月まで続くと思うといささかげんなりします。

 ところで、気象庁関東甲信地方での梅雨明け宣言したのが6月29日。「6月での梅雨明け1951年統計開始以降初めて」と説明していました。これまで一番早かったのは2001年の7月1日で、それを2日も上回わっており、平年に比べると22日も早いとのこと。確かに小生の記憶でもこんな早いカンカン照りの到来はなかったように思います。今年の梅雨入り6月6日で、梅雨の期間はわずか20日強の長さですから、これで夏場の水は大丈夫なのかと思わず心配してしまいます。

 それはともかく、梅雨入り梅雨明け宣言でいつも感じることですが、気象庁がわざわざ「…地方はきょう梅雨入り」とか「きょう梅雨明けとか」などとにぎにぎしく言う必要があるのかという点。小生に言わせれば、たまたま6月初めに雨が降ったので「入り」とし、7月末の雨のあとの晴天となったので「明け」としただけではないのか。かつては「入り」のあとに「梅雨の中休み」などと言って長い晴れが続くこともありました。ですから、桜の開花宣言にも言えることですが、「今日(きょう)」という日をとりわけ強調する必要があるのかと疑問に思います。

 気象協会にお勤めになっていた友人によれば、これは世人に季節感を提供するための生活上の”味付け”だとのことですから、本来目くじらを立てる必要もないのでしょう。でも、テレビ局などが鬼の首でも取ったように「気象庁がきょう…を発表」などと大々的に放送すれば、なんだか強制的にそんな気にさせられますし、特に「梅雨入り」などと宣言されれば、いささか気が滅入りますから、ちょっと不快です。

 桜の開花宣言では、気象庁職員靖国神社標本木しか見ておらず、それも何輪開花などと目視で確認し出しているとのことで、誠に根拠が心許ない。所詮局部的、一面的な見方でしかないのではないかと強く感じます。この程度の根拠気象庁官庁の独断で季節を区切ったり、作り出したりしているのは何か僭越のようで、感心しません。

 今、地球温暖化が進み、地球いや日本の気象状況が40、50年前と変わってきているのはだれにも分かること。日本はもはや亜熱帯に属しているようなので、春と秋の期間が短く、激しい集中豪雨があるし、40度近い日射もあります。ですから、6月初めに雨になったら梅雨入り宣言などという十年一日のごとき紋切り型の宣言は止めにしてもらいたいと思うのです。少なくとも「今日…」などと時間を区切るような言い方は止めにし、なんとなく「これから雨の続く日が多くなりそうです」程度にとどめたらどうでしょうか。

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 上の写真は、箱根大涌谷の展望台から垣間見えた富士山