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つれづれなるままに−日暮日記

2016-05-26 胃がんの手術から丸1年が経った

 胃がんのため、胃の全摘出手術をしたのが昨年5月27日。前日の26日、ちょうど1年前の今日、横浜みなとみらい地区にあるけいゆう病院に入院しました。その夜、内人が帰ったあと、なんとわびしさが募り、大きな不安がよぎったことか、今でも忘れられません。何しろ、病院に入院する、つまり病院に泊まるのは初めてでしたので。

 1年経って振り返ると、案外早かったなという感じもします。今では、徐々に健康体を取り戻しつつあるように思います。でも、手術の2、3カ月後、食道と小腸の縫合部が狭くなり、液体以外通らない状態が続いたときは大変でした。固形物の何を食べても、すべて吐いてしまう。トイレでずっとかがみこんで、吐き続けたこともありました。体重も75キロぐらいから61、2キロと激ヤセです。

 その狭窄部分を広げるため、バルーンを使って拡張するミニ手術をしたのですが、これが辛かった。都合9回くらいやりました。普通麻酔をかけてやるのですが、一時、ノー麻酔でやったことがあり、このときは死ぬほど苦しみました。今月初めに久しぶりに内視鏡(胃がないので胃カメラとは言わない)を呑み込み、担当医師に診てもらいましたが、狭窄状態はなくなり、結構広がっているとのことで、安心しました。もう二度とバルーンの拡張”工事”はご免です。

 小生のがんは、定期健診で見つかったもので、しかも早期発見。まだ、リンパ腺まで浸食されていなかったので、転移はないとの見立てでした。したがって、胃を全摘したあとは、バルーン拡張以外、抗がん剤を呑むなどの事後の治療はなし。ただし、定期健診は必要で、1カ月に一回は病院に行き、担当医師に診てもらっていました。

 5月で1年経ったので、あとは3カ月に一回くらいの診察でいいと医師は言うのですが、内人は1カ月半に一回にしろとうるさい。何事にも逆らえない小生ですので、それに同意し、今後は1カ月半に一回のペースで病院通いをしていきます。

 けいゆう病院ではそのほか泌尿器関係でもご厄介になっています。胃がん検診、MRICTなどの検査などを含めると、これまで平均すれば、1カ月に2回弱のペースで行っていました。なんだか、通勤するような感じで病院通いするのは悲しいことです。

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 上の写真は、京都太秦東映撮影所のアトラクションスぺース映画村の風景。チャンバラのパフォーマンスを見せてくれたり、顔だけ出して「子連れ狼」になれるところもあったりで、結構楽しいです。

山ちゃん山ちゃん 2016/05/27 09:15 順調な回復なによりです。健康であることの幸せ、普段通りの幸せが伝わります。また一緒に歩きましょう。

2016-05-23 寺田屋、大河内邸を見た京都旅行

 20日から昨日22日まで京都を旅行してきました。のぞみ号で行くと、新横浜駅から京都駅までわずか2時間ほど。ですから、人づてに聞いた話では、すでに京都は日帰りで楽しむことも可能であり、旅行などという大それたものでなく、東京横浜からでも”散策”の範囲内ということらしいです。確かに、京都で泊まるコストを考えたら、日帰りの方がいいのかも知れませんね。

 それにしても、新幹線のぞみ号の座席指定往復料金は2万7000円ほどと結構高いです。それに、ホテルも取りにくいし、高い。以前宿も決めずに京都を訪れた時、友人の紹介で四条大宮東横インに急きょ泊まったのですが、一泊8000円ほど取られた上、部屋は狭く、朝食はわびしい。その上、中国人ツアーとバッテイングし、うるさいことこの上もない感じでした。交通費、ホテル代がもっと安くなれば、われわれ年金生活者も京都をもっと楽しめるのではないかと思うのです。

 今回は、東京の友人が北野天満宮付近に持つマンションの別宅を拠点にさせてもらいました。というわけでホテルの心配、費用が要らなかったので助かりました。20日は、かねてから行きたかった伏見寺田屋を訪れました。宇治にすむ友人が京都駅まで出迎えて、現地を案内してくれました。

 寺田屋宇治川から引き込まれた水路脇にある船宿で、歴史上2つの事件で有名です。その 一つは1862年に過激討幕論者、有馬新七らの薩摩藩士が上意によって殺害された場所(いわゆる寺田屋事件)として、2つ目は1966年坂本龍馬伏見奉行所の襲撃を受け、捕縛を逃れたところとして。龍馬の方は、のちに妻になるお竜さんが風呂に入っていて捕縛者が来るのを察知、裸のまま2階の龍馬に危険を知らせたことで特に有名です。

 でも、歴史の教科書に載っているのは薩摩藩内紛の寺田屋事件の方です。それだけ歴史的意味があるということなんでしょうが、現地の展示物を見ると、圧倒的に龍馬関連です。世の中いかに龍馬ファンが多いかということの証左でしょう。小生は、薩摩藩寺田屋事件関連の展示物がもっとあってもいいのかなと思いました。

 翌日は、太秦東映京都撮影所を訪れ、時代劇の雰囲気に浸りました。時代小説ファンですから、ここは前から一度は訪れたいと思っていた場所。長年の念願がかないました。このあと嵐山電車に乗り、嵐山に出て竹林を散策。いやー、ここは外国人観光客が多いことにびっくり。なぜに嵐山竹林が外国人をそれほど引き付けるのか。

 われわれは、竹林を通って戦前の大スター大河内伝次郎の邸宅、庭園を鑑賞してきました。嵐山を借景に、古風な念仏堂があったり、京都市内一望の東屋があったり、縦横に往来できる石段があったり。園内の樹木はほとんど楓で、秋にはすばらしい紅葉が見られそう。大河内伝次郎とは名前しか知らない人物ですが、この築園を見る限り、彼の教養度、精神生活の豊かさが感じられました。

 3日目は、これも前から行きたかった京都島原」の遊郭跡地、さらに五重塔で有名な東寺を見てきました。今回の心残りは、新選組伊東甲子太郎一派と決闘した油小路のサイト、反平家の謀議をした鹿ケ谷、徒然草に出てくる仁和寺が見られなかったことですが、これらは後日の楽しみに残しておきます。

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 上の写真は、京都伏見の船宿「寺田屋」とその邸内にある展示物。圧倒的に坂本竜馬関連が多い。

 

2016-05-19 舛添問題が出てきた背景は何か

 舛添要一東京都知事の公金横領、公私混同のケースが今、週刊誌やワイドショーで盛んに取り上げられています。その内容を見る限り、元東大教授であり、国会議員として大臣まで務められた方にしては、ちょっとせこいなという感じがしてなりません。舛添氏の元妻で国会議員片山さつき女史がテレビのインタビューで、「やっぱり人間って変わらないのね」と感慨深そうなコメントをしていましたが、舛添氏というのはもともとそういう性向の人なのかも知れません。

 それにしても、猪瀬直樹氏に続いて2代にわたっての都知事の不祥事出現で、都民もいらだちを感じていることでしょう。イギリスの文明史家、ジョン・アクトン卿は「権力は腐敗する」「絶対的な権力は絶対的に腐敗する」という名言を吐いていますが、舛添氏のケースを見ると、本当だなーってしみじみ思います。それにしてもやったことがみみっちい、せこすぎるという感じはしますが、、。

 首長は一国一城の主、その地域のトップで絶対権力者。一般有権者の直接投票によって決まるので、ある意味、国会議員の推挙で選ばれる首相より一層強くその負託性を感じることになります。ただ、その分、権力掌握の承認を得たと強く認識し、若干謙虚さを欠いて横暴なところが出てくる嫌いがありましょう。

 まして東京都は 年間予算規模で言えば、発展途上国以上の大きさがあるので、勢い都知事は膨大な権力を手にします。その地位に酔いしれてしまい、あたかも自分がフリーハンドを持った国主になったような錯覚に陥るのかも。石原慎太郎氏にもそういう傾向が見られました。石原氏は作家、猪瀬氏はノンフィクション作家、舛添氏は元アカデミズムの徒であり、彼らは純粋の政党人、官僚出身者でないので、正直権力機構の怖さを十分認識していないように見受けられます。

 元マスメディア人の目から見ると、もう一つ舛添問題で気になることがあります。それは、この問題の裏側に潜む本質は何かという点。もし何者かが「舛添下ろし」を仕掛けたとしたら、舛添氏を倒して何を狙っているのか。そもそも2期目にも入らない舛添氏を倒すのなら、なぜ2014年に彼を知事候補者に祭り上げたのか。

 小生には今のところ、その裏側が読めません。あるいは、自民党としっくりいっていなかったのか、舛添氏が従来の利権構造を無視し、それが一定勢力の逆鱗に触れたのか−その構図が見えてきません。

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 上の写真は、先週末、奨学金支給財団の小旅行で南房総に行ったときのもの。最初に訪れたのが東京湾横断道の木更津側「海ほたる」。

2016-05-16 白鵬の立ち合いは汚な過ぎ

 小生は大相撲の中継をよく見ます。中継が見られないときは、テレビのスポーツニュース番組やネットで「本日の取り組み結果」をチェックするようにしています。でも、どのスポーツニュース番組もプロ野球サッカーの結果は必ず報じますが、大相撲ってなかなか扱いませんね。中継をしているNHKはともかく、民放には特にそういう傾向が見られます。これってどういうこと。若者には関心がないスポーツだからということでしょうか。

 それはともかく、横綱白鵬について一言。昨今の土俵上の横暴ぶりは目に余るものがあり、ちょっと不愉快です。もともと朝青龍などと比べて紳士的な力士だと思っていましたが、最近はなんだか朝青龍に似てきました。その第一の問題は、相手土俵を割った後のダメ押しで、横綱審議会委員マスメディアなどが指摘しています。横綱にしてはちょっと余裕がない感じがして、いただけませんね。なんでそこまでやるのか。

 でも、小生からすると、ダメ押しよりもっと気になることがあります。それは、最近の白鵬の立ち合いです。多くの取り組みで、立ち合い時にまるでプロレスのエルボーアタックのように、右腕を相手の横面を打ち付けにいきます。エルボーは曲げるとかなり固くなり、しかも尖っていますから、相手にとっては棒をつき込まれたような感じになり、相当なダメージとなります。

 実は、大砂嵐もこれを武器にしていましたが、親方のどなたかに注意され、止めたそうです。今では、もろ手突きの立ち合いに変えています。大砂嵐ができなくなったものが、どうして白鵬には許されるのか。しかも白鵬は右腕にサポーターを二重に巻いており、相手に人工的な圧迫を与えています。逆に、自身はサポーターでカバーしている分、肉体にかかる負担は軽減されているでしょう。

 本来力士は、遠藤のように、たとえけがをしていたとしても、肌に何も付けない方が望ましいもの。白鵬のケースを見るまでもなく、サポーターはちょっといかがわしい感じがします。足に付けるのはいいとしても、事実上武器になり得る腕への着用は原則禁止したらいいと思うのです。相撲協会はぜひそういう点を配慮してほしい。

 白鵬の立ち合いの問題点はほかにもあります。昨日の琴勇輝との一戦で、立ち合いにいきなり平手を相手の顔の前に出し、しかも相手の目の中に突き込むように指を折り曲げていたこと。押しが専門の琴勇輝はさすがにこの”顔面熊手”にひるんでしまい、出足をそがれ、難なく白鵬に裁かれてしまいました。これもプロレスで言えば、目突きという反則の”技”だと思います。

 白鵬は36回も優勝している大横綱。それなのに、まだそんな反則まがいのことをしてまで勝ちたいのか。これも、日本の国技の中で外国人力士がしでかす一つの品性欠如として記憶にとどめておかなければならないでしょう。

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 上の写真は、横浜伊勢佐木町モールのドン・キホーテ前にある水槽ウツボ

 

2016-05-12 オバマ広島訪問にはしゃぎ過ぎるな

 オバマ大統領が伊勢志摩サミットに合わせて広島を訪問することが大きなニュースとなっています。日本のメディアは、鬼の首でも取ったような扱いをしていますが、小生などは、正直、そんな大きなニュースなのかという思いがしてなりません。オバマ広島訪問したからと言って、米国核兵器に対する考え方を変えるわけでもなく、核軍縮が始まるわけでもないのですから。

 オバマは2009年、大統領就任した直後、チェコプラハで「核兵器のない世界を目指す」と宣言しました。最大核大国の米大統領の発言だけに世界中が驚き、その結果、同年のノーベル平和賞までさらってしまいました。でも、その後、7年以上、彼はトップの座にいるけど、核政策で何かドラスチックな転換を図ってきたでしょうか。そのような動きがあったなどということは寡聞にして知りません。

 汚い話で恐縮ですが、オバマ発言はしょせん”貧乏農家の野菜畑”、掛け声(掛け肥)ばかりで何にも成らない(水補給、草取り、防虫剤散布も必要なのに)。要は、理想を言うばかりで何ら実現に向けて足を踏み出してないのです。ですから、今月下旬にオバマ広島を訪問しても、それは彼の個人的な希望に基づく行動であって、米国の政策全体に大きな変化をもたらすものではありません。

 たとえオバマが何らかのアクションを起こそうとしても、政権末期のことであり、十分な時間が取れないでしょう。国務省は「大統領広島で何か宣言を出すことはない」と早くも煙幕を張っています。核軍縮どころか、米国民にある「原爆投下肯定論」を覆すようなことにもならないでしょう。その点では、大きな期待を抱くのは虚しいし、日本のマスメディアもはしゃぎ過ぎは良くないと思うのです。

 歴史上、米国大統領は、理想的なことを言って、結局、実行が伴わないことがよくありました。5代目のジェームズ・モンロー大統領は、米欧州相互不介入モンロー主義を主張していながら、米国はその後しばしば欧州事務に介入してきたし、28代目のウッドロー・ウイルソン大統領第一次世界大戦後、国際連盟の創設、諸民族の自決などという14か条の平和原則を打ち出しながら、国としてはとうとう国際連盟に加盟しなかったし、米西戦争で得た植民地フィリピンも手放さなかったのです。

 大統領個人の理想と米国全体の方針、政策は違うのだということを、われわれはしっかりと認識しておく必要があります。という意味で、マスメディアオバマ広島訪問を過大評価したり、ミスリードすることがないよう監視しなくてはなりません。

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 上の写真も、横浜開港記念パレードでの風景。