インド旅行4(5月15日)

0530(Morning CALL)
0630(Breakfast)
朝が早いのはうちの団体のデフォルト(省略時解釈)。
0730(START)->1000(AJANTA)
ホテルを早朝に出てアジャンタに向かう。途中は雨期前の乾燥したデカン高原。本当にあの有名なデカン高原なのか、同行のインドの方に確認したところお墨付きを頂いた。
アランガバードからアジャンタまでの距離はエローラまでの距離の約3倍程度で時間も同じ割合だけ余計にかかる。
アジャンタに到着すると今度はアジャンタの石窟の登り口までを結ぶシャトルバスに乗り換える。それまでの間が大変で、エローラにもいたんだけど物売りのお兄さんやらおじさんやらが寄ってくる寄ってくる。ノーと言っても「アトデ?」とか言いながら近づいてくる。名乗る名前も「サクラ」とか。こちらが日本人だと見ると日本風の名前を名乗って。まー、マーケティングが良くできている。「サクラ」氏につきまとわれたおじさんは石窟をまわっている間中「戻ったらサクラ氏がおるのー」と憂鬱げであった。
シャトルバスの終着地点から石窟があるところまでは概ね500m程であろうか。コンクリートの階段と斜面が続く。
お年寄りには辛いところであるので、運んで貰うことも出来る。肘掛け椅子に長い丸太を2本付けて4人がかりで担ぐのりもので、まあ江戸時代の駕籠みたいなものであろうか。担ぐのは屈強なお兄さんでまあ雲助みたいなものであろう。実際、石窟も見終わって戻った時にトラブルが待ちかまえていたのであるが、それは後ほど。
第1窟から26窟まで川沿いの断崖に沿って彫られた石窟をまわって行く。全部見たら大変なので見る価値があるところをガイドさんにチョイスして貰って回っていった。クソが付くほど暑いのでそうしないとこちらも持たない。

エローラと違うのはアジャンタの方は彫っているだけではなく壁面に仏教画が描かれている点である。何千年も経てきただけにこれ以上痛まないようにアジャンタの石窟の内部ではフラッシュは禁止である。その代わり、白色発光ダイオードみたいな明かりが随所にあり壁画や仏像を照らしている。
どこも往時は僧侶が中で暮らし、修行をしていた模様。壁面にいくつもの居室が彫られていて、その居室は中にすんでいた人の性格が出ているのか、きれいに床まで平らに彫られていて壁には仏像か何かが安置出来るようなくぼみをきれいに真四角に彫り込んでいるところもあれば、まぁ寝られればいいや程度に床が斜めになっているところまであった。
アジャンタは26窟にある釈迦涅槃像のある部屋が一番すばらしかった。
暑い中を26窟まで回った後でバスの近くまで戻ってみると何か揉めている。例の雲助達が騒いでいた。当然、言葉はわからないが後で聞いてみたらちゃんと駄賃を貰っていないと言っていたらしい。上まで上がって幾らと言って話していたところ後になって一人1回幾らだと言い出したらしい。騒ぎに乗じて「俺は貰っていない」と言って乗っけてもいないのに言ってくる奴らもいて大騒ぎになったらしい。
同行のインドの方に後は任せて急いでシャトルバスに乗った。同行のインドの方は雲助達と交渉して話をまとめたらしい。
連中も生活がかかっているので必死である。
物売りがシャトルバスの中まで乗ってきて必死になって売りつけようとするが適当にあしらっているうちにシャトルバスが出て麓に戻った。バスに戻るまでの間、件のおじさんは「サクラ」氏に捕まったらしい。結局何も買わなかったようである。
1200(AJANTA)->1430(HOTEL)
バスに乗って一旦アランガバードのホテルに戻り遅い昼食を頂いた。
1600(HOTEL)->
その後バスに乗りアランガバードの空港に行った。
1820(AURANGABAD)->1900(MUMBAI) IC888 A319
アランガバードから飛行機で一旦ムンバイに戻る。行きのATRでは無くて帰りはA319。ジェットであるので若干早い。

ムンバイのホテルは前々日に泊まったホテルと同じホテルである。夕食を頂き寝る。明日よりボランティア本番。