かに座(再処理)


 星の再処理系はあまり受けは良くないんだ。けど、まぁ自分の道楽だから突き詰めるのに何の遠慮もあるものかと。

 で、フラットフレームを工夫した。
 これまでフラットフレームの光源は液晶ディスプレイ→EL板と光源は変えたけどひとつ変えてなかったのがレンズの前にトレーシングペーパを置いて光源の光を散乱させていたんだけどどうにも過補正の傾向があり思い切ってトレーシングペーパを外してみた。
 試しに一枚だけ撮ってみたフラットフレームをPSに取り込んでレベル補正で思い切り切り詰めてみたら横方向の濃淡がある。最初はEL版自体が濃淡を持っているのかと思ったが何枚か撮ってみたら濃淡の場所が移動する。これは電源の変動か何かで濃淡が出ているのではと考えた。まぁその原因は突き詰めていないけどある程度の枚数撮って平均化しようということで32枚撮って平均化した。
 そうやって拵えたフラットフレームの元をRGB毎に最適なものを選びベイヤマージして作ったフラットフレームを使ってフラット補正した。

 この程度の濃淡の補正はまぁPSでできないことはないけど、PSを使った補正は追いきれないことも多いのでフラット補正で綺麗に成るんだったらそれに越したことはない。

 あと、スカイライトも光源として試してみたんだけど、使っているレンズが広角の所為か画角のお日様寄りのほうが明るくなる。のと、ISO100でも1/4000でも明るすぎて使えなかった。薄明時に試してみるか。もう少し暗いフラットな光源が無いかな。それとも白い紙に光を当てて反射光源を使ってみるか。